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赤い首輪 
第1章 教え子・まる【7】

著者=
小林電人


全ての国民は2年間、国に全てを捧げて奉仕する義務がある――。日本によく似た、しかし異なる某国で「奉仕者」の立場に転落した少女が辿る、絶対服従の日々。飼育・調教が法律によって認められた世界で繰り広げられる、 異色エロティックロマン!
 
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第1章 教え子・まる【7】


まるの肛門舐めは10分以上も続いた。小林が「よし」というまで、まるは舐め続けるのだ。何十分でも、何時間でも。

時には皺を舌先でなぞるように、時には窄まりの内側へドリルのようにねじませたり、あるいは尻肉全体や袋の裏側まで舐めあげたり。そして同時に指先でペニスを刺激し続けている。小林が教え込んだテクニックを、まるは見事に自分のものとして身に付けていた。さらに、どうすれば小林が喜ぶのかも、常に自分で考えて新しい愛撫のバリエーションを増やしていく。

まるは理想的なセックス奴隷として成長していた。とても一年前には、異性に肌を見せたこともなかった少女だとは信じられないほどだ。相変わらず、あどけない童顔ではあったが、体つきは微妙に女らしい曲線が増している。乳房も以前に比べると、ずいぶん膨らんできたようだ。

外見以上に成長していたのは、その肉体の敏感さだ。小林の指が少しでもどこかの肌に触れるだけで、まるの肉体は悦びに痺れてしまう。それが乳首や、クリトリス、性器や菊花であったりすれば、まるの全身に電撃のような快感が走り抜ける。

実は小林が密かに食事に混ぜて与えていた薬の作用によって、必要以上に感度が高まっているのだが、それを知らないまるは自分が奴隷としての悦びに目覚めているのだと思い込んでいる。自分は、こんなに感じてしまういやらしい女なのだ。奴隷として小林に仕えるのが当然だ……。まるは、いつの間にかにそう考えるようになっていた。

直接的に刺激を受けた時だけではない。こうやって、小林に奉仕しているだけでも、まるの肉体は極度の興奮を感じ、ぐっしょりと濡れてしまうのだ。

今も、乳首とクリトリスが痛いほどに勃起し、絆創膏でふさがれた肉裂の中は愛液がとめどなく溢れている。体の奥が燃えるように熱い。小林の肛門を舐めながらも、息が荒くなり、目がとろんとしてくる。

それに気づいた小林がストップをかけたのだ。いつまでも舐められていたいとも思ったが、興奮に濡れそぼったまるの肉体をチェックしたいという欲望も抑えきれない。

「ようし、気持ちよかったぞ、まる。舐めるのはもういい」

小林がそう言うと、まるは名残惜しそうに顔を上げる。もっと舐めていたいといった表情だ。口元は自分の唾液で妖しく濡れている。

「はい。舐めさせていただき、ありがとうございました」

「ふふふ、尻の穴を舐めているだけで、ずいぶん興奮しているみたいだな、まる」
「恥ずかしいです……。ああ、だって、ご主人様が気持ちよさそうにしていると、まるも気持ちよくなってしまうんです」
「そうか、そうか。よし、ベッドに行こう。まるがどんなに濡らしているのか、調べてやろう」
「はい……。恥ずかしいですけど……」

二人はベッドの上に移る。小林がごろんと仰向けに寝転ぶと、その頭の上を膝立ちになったまるが跨ぐ。

「失礼します……」

小林の目の前で、大きく広げられたまるの股間。その肉裂には一枚の絆創膏が張られている。小さく、可憐なまるの性器は絆創膏一枚ですっぽりと隠れてしまうのだ。絆創膏は濡れて色が変わっている。端のほうなどは、もう剥がれそうだ。

「よろしくお願いします、ご主人様」

まるはそう言うと、両手でグイっと尻肉を左右に押し開いた。菊の花のような窄まりが恥ずかしそうに剥き出しになる。この1年間、さんざん蹂躙されたとは思えないほど、初々しく愛らしい佇まいだ。

しかし、小林はそこではなく、秘裂を隠している絆創膏へと指を伸ばす。端をつまんで剥がそうとするが、愛液でヌルヌルになっているため、指が滑ってしまう。

「こら、濡らしすぎだぞ、まる。これじゃあ、剥がせないじゃないか」
「ああ、申し訳ありません。まるは、恥ずかしいです」

苦労しながら、小林はまるの絆創膏を剥がそうとする。その度に、敏感な部分を刺激されて、まるは体をビクンビクンと反応させ、そしてさらに濡らしてしまう。

「あっ、あっ、ご主人さまぁ……」
「こら、動くな」
「ごめんなさい、ごめんなさい、でも……」

何度も失敗しながらも、小林はようやく股間の絆創膏を剥がすことができた。現われたのは、ヌラヌラと濡れひかり、やわらかく口を開いてピンク色の内壁までも剥き出しにした、肉の亀裂だった。型崩れもなく、小ぶりの少女の性器なのに、あまりにも艶かしい淫らな気を放っている。

「すごいな、ベトベトだぞ。触られてもいないのにこんなに濡らしているなんて、まるは本当にいやらしい子だな」
「ああ、そんなこと、おっしゃらないで……」

自分で尻肉と淫裂を手で広げながらも、まるは羞恥に身を焦がす。下から見上げている小林の視線が体の奥まで潜り込んでくるのがわかる。

しかし、恥ずかしがっているばかりではいけない。まるは体を前に倒し、天を向いて屹立している小林の肉棒を、そっと口に含んだ。両手は尻肉を開いたままなので、体を支えられずきつい姿勢だが、まるは耐える。

小林は目の前で大きく広げられた少女の肉裂と菊花を楽しみながら、フェラチオされる快感に酔いしれる。正に極楽。数時間前に教育委員会で受けた屈辱的な疲労など、すべて消し飛んでしまう。

この変則的なシックスナインを十分に楽しむと、小林はまるに言った。

「ようし、もう十分みたいだな。入れさせてやろうか」

まるはペニスから口を離して、小林を見る。

「はい。ありがとうございます」

そうして体を起こして、向きを変える。股を大きく開いて、腰を落とす。

「失礼します」

固く勃起した小林のペニスをつかむと、ヌラヌラと濡れた口を開いた自分の肉穴へと、それを導く。

ゆっくりと腰を落とす。ペニスの先端が、とろけそうに熱くなっている粘膜に触れる。

「あっ、ああっ……」

まるは思わず声を上げる。強烈な快感。それは小林も同じことだ。ご主人様としての対面を保とうと我慢しても、つい声が漏れてしまう。

 ずぶずぶとペニスは少女の体の中へと沈んでいく。熟したメロンの果肉のような柔らかく瑞々しい粘膜が小林自身を包み込む。

「ああ……、ご主人様。き、気持ちいいです」

やがて、まるはゆっくりと腰を動かし始める。ジュブ、ジュブ……。淫らで卑猥な湿った音が部屋に充満する。まるの切れ切れの甘い吐息がそこに重なる。

まるは大きく股を広げて、両手を後ろにつき、接合部を小林に見せ付ける姿勢で、激しく腰を振る。中年男のたくましい肉棒が、少女の小さな肉裂に出入りする様が、はっきりと見える。これが小林のお気に入りの体位だった。少女にとっては、あまりにも恥ずかしい姿だが、マゾの快感に目覚めているまるには、その羞恥すらも興奮をさらに高めていく。

その開脚騎乗位だけではなく、入れたまま後ろを向いて尻を見せつける後背騎乗位にもなり、さらには抱きついてディープキスもする。その間も、腰の動きは決して止まらない。

「ああ、ご主人様、気持ちいいです。あうっ、もう、もう、だめです。先にイカせていただいても、よ、よろしいですか?」
「もう我慢できなくなったのか? しょうがないな、いいぞ、いけ」
「はい、ありがとうございます。あ、ああ、あああ、もう、もうダメです……」

まるの腰の動きがさらに激しくなる。それにつれて、あえぎ声も高まっていく。

「ああっ、あっ、ああっ、ご主人様。イッちゃいます、まるはイキますぅ。ああっ!」

まるは大きく体をのけぞらせて、そしてビクンビクンと何度も痙攣した。その瞬間、膣がギュウと強く絞まり、小林は危うく射精するところだった。まだ、お楽しみは残っているので、必死に我慢して堪えたが……。

汗と愛液に濡れた肌をぴったりと小林におしつけて抱きついていたまるは、しばらくの間、絶頂の余韻を楽しんでいたが、やがて我に返ったように体を起こした。

「ああ、失礼しました……。すごく気持ちよかったです、ご主人様。先に、まるだけ気持ちよくなってしまって、申し訳ありません。あ、ああん……」

まだ固いままで体内に埋まったままのペニスを動かされて、まるは再び甘い声を上げる。小林は、その様をニヤニヤしながら満足げに眺める。

「よかったか、まる。それじゃあ、おれは後ろでイカせてもらうかな」

小林の言葉に、まるはうなずく。

「は、はい。少々お待ち下さい」

まるは、ゆっくりと腰を上げて、小林の肉棒を抜く。まだ射精していないペニスは雄雄しく天を向いている。

「ああ、ご主人様の、すごいです……。失礼します」

まるは、自分の愛液で濡れ光る肉棒をくわえ、舌で舐め上げ、口で掃除した。

それから、まるはベッドを降りて、床に四つんばいになった。小林もベッドの縁に腰をかける。

「失礼します。ご主人様のおちんちんを、まるのお尻の穴に入れさせていただきます」

まるはそう言って、尻を高く掲げた。手を後ろに伸ばし、小林のペニスをつかむと、自分の菊花へと押し付ける。そのまま尻を突き出した。

「あっ、ああ……」

小林の先端が、まるの可憐な窄まりを押し広げて、進入していく。

「ああん、大きい……」

体を引き裂かれるような苦痛。それは同時に快感でもあった。膣に挿入されるのとは、また違った肉の悦び。十分に時間をかけて開発されたまるの肛門はアナルファックでも自然な快感を得られるまでになっていた。

 そしてその小さくて狭い肉穴の締め付けは、小林にも強烈な快感をもたらしていた。気を抜いたら、一瞬で射精してしまいそうだ。この快感を少しでも長く味わっていたい小林は、必死に耐える。

「う、うう……」
「ああん、すごい、すごいですぅ、ご主人様」

小林はベッドに腰掛けているだけだ。まるが勝手に尻を前後させてくれる。その屈辱的な行為が小林のサディズム、まるのマゾヒズムを満たし、二人の快感をさらに高めていく。

小林の眼下には、まあるくて可愛らしい少女の尻肉がぷりぷりと動いている。そしてその肉の谷間の中心には、皺が引き伸ばされるほど押し広げられた肉穴と、そこに出入りする己の肉棒が見える。なんとも刺激的で、猥褻きわまりない光景だ。

「あっ、あっ、あっ、ご、ご主人様、まるは、また気持ちよくなってしまいました……」

尻を激しく動かしながら、まるが訴えた。

「なんだ、さっきイッたばかりなのに、またか。まったくいやらしい女だな、まるは」
「あああああ、ごめんなさい、ごめんなさい。でも、もう、ああ……」
しかし、小林も限界だった。少女の狭い肉穴はあまりにも強烈な快感でペニスを締め付けているのだ。
「ようし、しょうがない。じゃあ、おれもイクぞ。お前の腹の中にいっぱい出してやるぞ」
「はい、お願いします。まるのお腹の中に、ご主人様のザーメンを、いっぱい下さいっ。ああっ、あっ!」
「まるっ!」

小林は少女の名を叫び、そして一気に精を解き放った。その勢いを腸内に感じた少女は、同時に絶頂を迎えた。窄まりがギュウっと締め付け、小林のペニスは食いちぎられてしまいそうだった。

まるは、崩れ落ちるように床へ倒れこんだ。ズボっと、肛門からペニスが抜ける。しかし、押し広げられた窄まりは、しばらくの間、閉じるのを忘れたかのように口を開き、充血したピンク色の腸壁と、ドロリとした白濁液を覗かせていた。

「ご、ご主人様……。すごく、気持ちよかったです、あ、ありがとうございまし…た…」

よろよろと立ち上がったまるは、自分の腸内に挿入されていた小林のペニスに舌を這わせて、汚れを清めた。それは、大量の精液を発射したにも関わらず、まだ十分な固さを保っているようだった。

懸命に舌で自分のペニスの後始末をしてくれる少女を見て、小林は抱きしめたくなるほど、いとおしい気持ちになっていた。

あと、一年。あと一年でこの少女と別れることなどできるわけがなかった。

奉仕期間が終わった後、奉仕者と被奉仕者は一切の関係を絶つことになっている。しかし、双方の希望があれば、特例として結婚することも出来るのだ。

奉仕期間の最後の日、小林はそれをまるに告げようと考えていた。それからは、ご主人様と奴隷のまるではなく、小林と山本まりという対等な男女として、つきあっていくのだ。

これほど自分に心酔しているまるのことだ。それを告げた時、どんなに喜ぶことだろう。

そう考えると、小林には一年後のその日が待ち遠しくすら感じられた。

奴隷少女まるが、人間である山本まりに戻れるまで、あと一年。

(続く)


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09.08.24更新 | WEBスナイパー  >  赤い首輪
文=小林電人 |