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Alice who wishes confinement
私の居場所はどこにあるの――女児誘拐の不穏なニュースを観ながら倒錯した欲望に駆られた女子高生が体験する、エロティックでキケンで悩み多き冒険。理想と現実の狭間で揺れ動く乙女心とアブノーマルな性の交点に生まれる現代のロリータ・ファンタジー。オナニーマエストロ遠藤遊佐の作家デビュー作品!!「おじさま、どうして最近会いに来てくれなかったの? 私、寂しかったです」
髪の長いセーラー服姿の美少女に恨みがましく言われ、タナベは少し焦った。窓のない殺風景な部屋。簡素なパイプベッドと、部屋の隅にはアヒルの形をした“おまる”が置かれている。一瞬自分がいつも寝起きしている寝室かと思ったが、どこか違うようだ。ふとベッドの上に目をやるとおしぼりが3本並べてある。
そうか、そういえばここは行きつけのイメクラだったっけ。よく見るとセーラー服はドンキホーテで3980円で売っているようなペラペラの安物である。
「ごめんよ、最近ちょっと忙しくてね。家には僕の帰りを待ってる女の子もいるし」
「ひどい! おじさまの好きな制服来て待ってたのに……。あの、私……我慢できなくて毎晩オナニーしてたんですよ」
ペラペラセーラー服の美少女は、恥ずかしそうにうつむいて言った。
こんな可愛い顔してたって所詮商売女だ、どうせ営業用トークだろ。そう思いながらも、自分の娘といってもいい年頃の少女に真顔でそんなことを言われたら、悪い気はしない。
「ふん、適当な嘘言うなよ」
口元がニヤつくのをこらえてクールに言い捨てる。
「嘘じゃありません!」
「じゃあ、ここでオナニーしてみてくれよ」
「……」
少女の子犬のような目は涙で潤んでいる。羞恥心からなのか、それともマゾ心を刺激されているのだろうか。
「できないの? ふぅん、じゃあ帰ろうかなあ。ご主人様の言うことを素直にきけない奴隷なんかに使う時間はない。僕は忙しいんだ」
「嫌、帰らないで! ごめんなさい……オナニーします。ううん、お願いですから私のいやらしいところ見てください……」
タナベのYシャツの裾をギュッと掴んで引き止めると、イメクラ少女は丸っこい手をセーラー服の中に突っ込みオッパイをサワサワと触り始める。
「それじゃあ見えない。どんなふうにいやらしく乳首を弄りまわしているのかわからなくちゃ意味がないだろ。セーラー服を思いっきりまくりあげて、スケベな指遣いをしっかり見せてくれよ」
「……はい、ご主人様。言うとおりにします。だから帰らないで……」
長い睫毛を震わせながらセーラー服をまくりあげると、ハリのある白い巨乳が顔を出した。Dカップ、いやEはありそうだ。少女は頬を赤らめてビンビンに勃起したピンクの乳首をつまみあげる。
くふッ……あふぅんッ……。息が荒くなるにつれてキュッと閉じていた両足から力が抜け、だらしなく開いていく。
「おい、オマンコがお留守だぞ。お前みたいなスケベ女がオナニーするときにオマンコズボズボこねくりまわさないわけないだろう。いつもやってるのと同じようにするんだ。誤魔化したってわかるんだぞ!」
「ご、ごめんなさい……アソコ……いえ、オ、オマンコ触るところも見てください」
白い木綿のパンティの股間はじっとりと濡れ、既に5センチほどのシミを作っている。ほんの数十秒乳首を刺激しただけなのに、驚くべき感じやすさだ。いや、驚くのはそれだけじゃない。パンティを脱ぎ、タナベに向かっておずおずと股間を開くと、ふっくらとしたその部分は幼女のようなパイパンだった。思わず吸い付きたくなるような美しさだ。
「おじさまが剃ったんですよ。他のお客さんと浮気しないようにって……」
潤んだ目で言われ、ああそうだったと思い出す。
「ふふ、物欲しそうにパックリ開いてるじゃないか。いやらしい。毛がないとでっかいクリトリスも丸見えだぞ。毎晩どうやって慰めてたんだ? さあ、おじさまの目を見ながらマンズリしなさい」
ああん、そんなこと言わないでください……。少女は縋るような目をタナベに向け、これでもかとばかりに足を大きく開いて尖ったクリトリスをこすりあげる。はあぁん、おじさま、好きぃ……おまんこ、気持ちいいれすぅ……。
ピンク色のアソコから、グチュグチュという音と共に透明な液体が流れ出す。ああっ、おじさまごめんなさい、いやらしい子でごめんなさい……。
ダメだ、もう我慢できない。
タナベはたまらず少女にのしかかり、勃起したモノを熟れた桃のようなアソコに一直線に押し込んだ。
「ああ、おじさま……痛い……初めてなんです、優しくして」
何言ってんだ、イメクラ嬢が処女なわけないだろ。心の中で冷静にツッコミを入れながらも、腰の動きは止まらない。セックスなんて何カ月ぶりだろう。セーラー服少女の温かく濡れた肉襞はねっとりと優しくイチモツを包み込んでくれる。ああ、もうイキそうだ……。
ハッとして目を見開くと、そこは自宅の2階にある六畳間の寝室だった。
――ああ、夢か。
なんとまあ、リアルな夢を見たものだ。タナベは仰向けで姿勢良く寝っ転がったまま、小さくため息をついた。隣にいるまゆりは彼が起きたことに気付かず、スースーと可愛い寝息を立てて眠っている。
美少女の寝顔を見て、タナベはようやく夢に出てきたあの風俗嬢はまゆりだったのだとわかった。白く小さな顔、ふっくらとしたアヒル口、長い睫毛……ああ、なんて可愛いんだろう。いつまで眺めていても見飽きない。起こさないようにそろそろと鼻を近づけ、長い髪の匂いを嗅ぐ。
ほんの30センチほどしか離れていないところにあるオッパイは、幼い顔に似合わぬなかなかのボリュームでネグリジェの胸元を盛り上げている。夢の中で見たのと同じようにプリプリしているのだろうか。固くしこった乳首はどんな色なんだろう。
――うっ……痛っ。
思わず手を伸ばそうと体を傾けた途端、股間に痛みが走った。動くのもままならないほどにギンギンに勃起していたらしい。
――あの程度の夢でこんなに固くなってしまうなんて……毎日こんな塩梅じゃ今に夢精してしまうかもしれない。
自分の43歳という年齢を思ってタナベは少し情けなくなった。
女の夢を見て夢精するなんて、まるで童貞高校生じゃないか。そんな思いを知ってか知らずか、股間の野獣は一向に萎える様子もなく元気いっぱいだ。
ちくしょう、人の気も知らないで……。自分の体の一部なのに、疎ましくて泣きたくなる。
まゆりが予想した通り、最後の拘束だった足枷もあれからすぐに外された。
交換条件は“同じ布団で一緒に寝ること”。それまでは監禁当初の状態のまま、まゆりは監禁部屋で、タナベは書斎で別々に眠っていたのだ。
美少女との団欒のひとときは楽しかったが、やはり夜の一人寝は悶々としてしてしまう。当たり前だ。同じ屋根の下に長年夢見ていた若く清らかな肉体があるというのに、どうすることもできないなんて耐えられるわけがない。彼は一抹の不安を感じながらもまゆりの「足枷をはずしてくれませんか」という申し出を受け入れた。
ベッドは安物のシングルでとても2人では寝られないので、セミダブルの布団を買ってきて床に敷き、念のために少女の左手と自分の右手を手錠で繋いで眠ることにした。
まだ体に触れる勇気はなかったが、美少女の生温かい体温や肌の匂いがすぐそこにあるというのは格別の気分だった。この寝心地にはどんな豪華ホテルのベッドもかなわない、とタナベは思った。まるで新婚夫婦みたいじゃないか?
しかし、彼はすぐに新しい問題にぶつかった。
同じ布団で眠れるようになったのはいいが、そのせいでかえって欲求不満が増してきてしまったのだ。そりゃそうだろう、目の前に食べてはいけない美味しい御馳走をぶら下げられているようなものなのだから。毎晩のように淫夢を見て、そのたびに夢だと思い知らされるのは拷問だった。
いつかは理想の少女の若い体を楽しみたい。固く閉じた蕾に女の悦びを教えて、自分だけの淫らな奴隷に変えたい。でも、一線を超えることで、この前のようにアリスが感情をなくし口を聞いてくれなくなってしまったら……。そう思うと、なかなか踏み切ることができない。
監禁当初は最悪な印象だったが、金と時間と忍耐をかけて少しずつ信頼を勝ちとってきた。どうせなら無理矢理ではなく、満足できる形で自然に結ばれるのが理想だ。
しかし、タイムリミットが刻一刻と迫ってきていることも事実である。どうしたって4月にはこの家を引き払い、大阪に行かなくてはならないのだ。
理性と欲望、理想と現実に板挟みにされ、監禁魔の心は引き裂かれんばかりになっていた。
しかし、とりあえず今はこのいきり立った野獣をなんとかなだめなくてはどうにもならない。
タナベはまゆりを起こさないように注意深くティッシュの箱を引き寄せると、ぎこちなく肉棒をしごき始めた。右手は手錠がかけられていて利き手じゃない左手しか使えないので、なかなかうまくいかない。
それでも美少女の甘い体臭を味わいながらさっきの淫夢を反芻していたら、5分ほどで達してしまった。何とも言えない虚しさが体中を包む。
――はぁ、俺は何をやってるんだ……。
とにかくこのままではマズい。じゃあどうする? 思い切ってアリスに「お願いだからヤラせてくれ」と頼んでみるか? いや、でもそんなことを言ったらまた貝のように口をつぐんでしまうかも……。
考えれば考えるほど、袋小路に迷い込んでしまう。
明日のこの時間には2人の立場が逆転していることを、この時のタナベは知る由もなかった。
(続く)
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