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腸洗滌の大国はどこかといったら、それは何といってもアメリカです。今回は、私が過去に知ったケッツ先進国の凄まじさをお教えしましょう。ケッツ方面において我々はいまだ後進国ですから、追いつけ、追い越せの精神こそが重要なのです。前講まで腸洗滌の技法の色々を説明してきましたが、今私が思っているのは、進んでいる国に何時追い付けるのか、ということです。
進んでいる国、それはアメリカ合衆国のことです。
今から30年くらい昔のことです。当時私は公務員で、出張して上京したある時のこと、ビジネスホテルのロビーに積み上げられている沢山の雑誌や週刊誌、漫画誌の中から、ホモ関係の雑誌を見付け、それを読み進むうちに衝撃的な記事にでくわしたのです。
それは、「進んでいる国の凄い奴」という題名で、その雑誌(多分「薔薇族」かその類似誌)の編集記者が、実際に渡米して、アメリカのホモ族の現況を身をもって探訪した報告書で、その内容は実に生々しく迫力があり、啓発される点が多くありました。
肛門学徒の諸君にはこれは非常にためになると思いますので、以下その内容を紹介します。
レポートは記者がアメリカでも指折りの某ホモ・ホテルに入るところから始まります。
受付で手続きを済ませて奥へ入ると、そこはロッカー室で、指示に従って脱衣し、外から持って来たすべての物をロッカーに入れ、一糸まとわぬ全裸で次の部屋に進むと、そこには広々とした洗滌室があったのです。
総タイル張りのその部屋には、床一面に便器が幾つも並んでおり、壁面にはシャワーが幾つもあり、そこで身体を完全に洗滌せよというのです。
記者が近付くと、その便器は普通の洋式便器のようでありながら、唯一つ特異な点を備えているのです。それは、その上に座った人の丁度ケッツの穴に向かって、斜め下後方からゆるいカーブを持った細く長いチンボのようなゴムホースが伸びており、説明によると、排便の後、このホースを自分で自分のケッツの穴へ突っ込んで、ペダルを踏んで温水を腸内に注入し、何回も注入と排出を繰り返して完全に大腸内が空になって、汚物や異臭がなくなるまで、時間をかけてセルフサービスで洗滌せよというのです。
そうやって腸洗滌を済ませてから、次は身体の外側をシャワーでよく洗って、身体の内も外も、つまりハラワタの中も外側も完全に洗い清めてから奥へ進めといっているのです。
記者が指示に従って洗滌を済ませて先へ進むと、長い廊下が続いており、その両側には沢山の個室があり、各部屋は誰もが自由に出入りしたり中を覗いたり出来るように開放されており、部屋の中ではそれぞれ意気投合した恋人(?)同士が二人で、あるいは多数で熱愛中らしく、その気迫が廊下まで伝わって来ており、胸をわくわくさせてさらに先へ進むと、一番奥は円型をした大広間になっていたのです。
ピンク色の光の射す、天井の高い大広間の、入り口に置かれたテーブルの上の籠の中には、布テープで作ったバラの花のペンダントが山盛りになっていて、よく見ると、そのバラの花には、赤いのと白いのとがあり、籠の脇のカードには、「ケッツの穴を犯されたい者は赤いバラを採って首に提げよ、ケツツを貫きたい者は白い方を採って首に掛けよ」と書いてあり、広場では音楽に合わせて、白いバラの男と赤いバラの男が抱き合ってダンスをしています。
バラは相手が能動か受動かを識別するためのサインの役目をし、これを目安にして相手を求め、抱き合って踊りながら相手を吟味し、両者の息が合えば手を取り合ってベッドへ消え、又、相手が気に入らなければ他の相手を求めて踊り続ける、それがここのやり方らしいのです。そのため、広間の周囲にはピンクのカーテンを垂らしたベッドがぐるりと一周並んでおり、次々とそのカーテンの中ヘカップルが消えて行き、生々しい呻き声が洩れています。
(続く)
12.02.29更新 |
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