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皆さんもご存じの通り、糞便嗜好の士は、我らケッツ党内にも少なからず存在します。
しかし、その行為、特に食糞などは素人が手を出せば痛い目に遭うこと間違いなしです。その恐ろしさを思い知るためにも、我が国と糞の話を民族学を交えて紹介します。
『今昔物語』は平安時代に出来た説話集で、我が国の誇るべき古典文学ですが、その中に糞について、とても興味深い話が記されてますので、それをここに紹介します。
京の都の、御所(宮廷)での話です。
宮仕えするある男が、同じく宮仕えする女性に好意を寄せるようになり、恋しくてもうたまらなくなって、自分の胸の思いを託した恋文を相手に送ったのですが、相手の女性は女官として位も高く、才女であり、男は一発で肘鉄を喰らうのですが、断わられればかえって恋しさが増し、もう恋々として気が狂いそうになり、どうしても諦め切れず、悶々の毎日を過ごしました。
そんな男でも時々冷静に戻る時があり、「いかんいかん、いい加減に気持ちを切り換えないと、このままでは俺は腑抜けになってしまう」と反省し、あの女をさっぱりと諦めるためには何としたらいいだろうか、と考え、その結果名案が浮かんだのです。
「そうだ、あの女の糞を見てやろう、いかに美女だ才女だとて、やっぱり臭い糞を垂れるに違いあるまい。その臭く汚い糞を見てやったら、百年の恋もきれいさっぱり消えるだろう」というのがその名案です。
さて、そのためにはその女官の垂れた糞を手に入れる必要があります。王朝時代、宮廷に出仕している女官は、俗に十二単と呼ばれる女房装束、又は女官正装と言われる装束を着用していますので、用便する時はいちいちそれを脱いで自分で便所へ行って排便するのではなく、部屋の中で、特別の便器を背後から差し込んで用便するようになっていたのです。
漆塗りに蒔絵をした優雅な便器は、女官の糞が一杯詰まると、お付きの侍女が部屋を出て、渡り廊下を通って、厠へ棄てに行くことになっているのです。
その女官の便が入った便器を持った侍女が、何時も通る時刻と道筋をよく知っているその男は、その途中で侍女から便器を奪い取ろうと計画したのです。
突然躍り出た男に、侍女は「これはむさい物で人の見る物では御座居ません」と言って、必死に抵抗して便器を守って逃げて戻りました。
男は諦めず、又翌日も廊下に躍り出て、今度は見事に侍女の手から便器を奪い取り、してやったりと自分の部屋に戻って来て、さてあの女め、上品ぶっているけど、どんな臭い糞を垂れているのやら、顔に似合わず、ぶっとい糞をモリモリ垂れているかしら……へへへ、ざま見くされ」と言い、その便器の蓋を開けて見たのです。
するとその便器の中からは、えも言われぬ高貴な香りが漂い、まるで天上界に遊ぶような清々しさに、おやっと思ってよく見ると、色や形は糞と同じですが、それは米の粉で練った練り物で、しかも全体に高貴なる香料が薫(た)き込められた物であることが分かったのです。
昨日のことを侍女から聞いていた女は、男の気持ちを推察して、今日はこのようにして、わざと奪わせたのです。
男はそれを知り、その女の心根が分かると、女のことを益々奥床しく思い、恋しくて恋しくて、以前よりはるかに強烈な恋慕の情に身を焦がしたとのことです(『今昔物語集』は岩波文庫で手に入りますから、皆さん、ぜひこの話、自分で原文で読んでみて下さい)。
皆さん、こんな女性の糞なら喜んで喰わされたいと思うでしょう。そしてこんな女性にケツを舐めろと命令されたらうれしいのではありませんか。
(続く)
12.05.02更新 |
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