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本来ならばそろそろ必殺の大肛門訓練法を伝授する段階を迎えつつあったのですが、驚くべき情報がテレビで流されていたのです。見逃して先を急ぐのも一つの道ですが、私はそれを良しとしません。重要なことは、後回しにしない教育放心なのです。本格的な、徹底した大腸洗滌のやり方の講義が終わり、さていよいよ肛門訓練の技法に講を進めようと張り切っていましたら、皆さん、我々ケッツ党にとっては見過ごすことの出来ない事件が起こりましたので、それについてお知らせします(道草することをお許し下さい)。
時は平成14年、5月21日(火)、昼、私は11チャンネル、名古屋テレビを観ていました。確か昼食をすませた直後だったと思います。
その番組というのは、「日刊スポーツ」だとか「夕刊フジ」といったスポーツ新聞数紙の記事の中から話題性のある事件などを、特に赤い枠線で囲み、それについてレポーター氏が一つ一つを解説してゆくもので、その中にいたましい"ケッツ"の事件が報じられていたのです。
事件が発生したのは去年の12月のこと。東京都区内の某中学校で、バドミントンのクラス対抗試合があり、或る生徒、仮にこれをA君と言おう、A君は選手にさせられたが、運動は苦手なほうで、彼はその試合に負けてしまったのです。
すると同級生の数名が、このA君に対して、「罰ゲーム」と称して、長さ160センチで、直径1センチの曲がった鉄の棒(建築用というから、鉄筋でしょう)をそのケッツの穴へ突っ込み、グリグリこね廻したのです。
重傷を負ったA君は、病院へ運ばれて、それから2カ月間入院し、医師が様々に手を尽くしたのですが、結果は、「人工肛門」にするしか方法がなかったとのことです。
この報道の2日後、やはりテレビを見ていた昼下がり、俳優の石坂浩二が、直腸癌で入院したことを発表していました。その時、直腸癌の解説をしていた東京の有名な胃腸科病院の医師の話では、直腸はケッツの穴から遠いほうが、つまり先端のほうを"直腸上部"とか"直腸先端部"と呼び、出口である肛門(ケッツの穴)に近いほうを"直腸末端部"といい、直腸に発症した癌でも、上部(S字状結腸に続く)に発生したものなら、上手く処置(切除)して、今までと変わらぬ生活が出来るとのことでした。しかし、癌の発生が末端部即ちケッツの穴の近くであった場合は、それを切除すると肛門機能が失われるので、人工肛門にしなければならないとのことでした。
さて皆さん、先の中学生A君の話に戻りますが、2カ月の入院と医師団の懸命の処置にもかかわらず、人工肛門にせねばならなかったとは......。突っ込まれた鉄棒の先は尖っていて、しかも曲がっていたということですから、そのことから想像すると、まるで鮪を釣るような大きな釣針のようなものを入れられて、ケッツの穴の内側のあたりを、業務用の(コックさんが使う)カン切りでグリッとひと廻りするように、括約筋にかかるところを抉られた感じですね。
もっと奥のほうに単純な穴が開いたくらいだったら処置も出来ただろうに、ケッツの穴が再生不能なまでに大きく破壊されたということです。
※この記事は2002年に掲載されたものを再掲載したものですので、情報は当時のものとなります。
(続く)
12.08.29更新 |
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