毎週水曜日更新!
本来ならばそろそろ必殺の大肛門訓練法を伝授する段階を迎えつつあったのですが、驚くべき情報がテレビで流されていたのです。見逃して先を急ぐのも一つの道ですが、私はそれを良しとしません。重要なことは、後回しにしない教育放心なのです。人工肛門とは主として直腸(肛門に隣接する)の癌、その他の症状により本来の肛門の機能が壊されたり、その部分にまで病気が進行してしまっている場合、その部分すべてを切除して穴を塞ぎ、糞の出る腸の末端を左脇腹に開口させ、新しく肛門を造るものです。
それは肛門括約筋のない、単なる穴ですから、自分の意志で閉じていることが出来ません。つまり、垂れ流しになるので、その穴に、便を貯めておく袋を付けておき、定期的にその袋に貯まった便を取り除かねばならない、とても不自由な生活を強いられることになるのです。
小・中学生の"いじめ"も、こうなればもう極限で、まさに世も末です。
テレビによれば事件が起きたのは平成13年とのことですが、A君がそのために人工肛門になってしまって、それで最近、問題が大きくなり、週刊誌に載ってから世間に知られ始めたとのことです。
先端の曲がった鉄の棒でグリグリ掻き廻す、というと、年輩者なら、終戦直後の光景を思い出すでしょう(今の若者は知らぬでしょうから、少し説明します)。
戦後の石油不足の時、トラック(当時は貨物自動車といった)やバスは、"木炭車"といって、本当に木炭を焚いて走っていたのですが、それでは火力が弱く、よく途中で車がへたり込むように動かなくなったものです。
そんな時、助手が_Г型に曲がった鉄の棒を持って降りて車の正面へ廻り、その棒の先端を車の鼻先に突っ込み、大きくそれを「の」の字に廻すと、「ウィーン、ウー、ウー」と何とか車が息吹き返して又動き出したもので、その棒の先端は、車の動カ部に引っ掛けるように小さく丸く鉤の手に曲がっていました。
トラックなどは、車庫から出す時もよくこうやって始動していたものです。そんな鉄の棒をケッツの穴へ入れられ、廻されたら、直腸は一周抉られて、たまったものではありません。このトラックの始動用の鉄棒のようなのは、当時、漁村でロープによりを掛けるのにも、似たようなのを使ってぃました。
あれから50年も経って、今の子供たちは何と残酷なことをするのでしょう。これはきっと、本人の中にその親や祖父母の記憶がよみがえったのでしょう。だがA君はトラックでもバスでもありません。やはり日頃から私が唱えているように、文部科学省も教職員労働組合も、よりよい明日の日本を築くために、もっと"ケッツの穴"の勉強をし、正しい知識と技術を日本中(否、全世界)に普及させることを最重要目標にしなければ、A君のような気の毒な犠牲が絶えないでしょう。
ケッツを学ぶことはそれ程大切なことなのです。
※この記事は2002年に掲載されたものを再掲載したものですので、情報は当時のものとなります。
(続く)
12.09.05更新 |
WEBスナイパー
>
お尻の学校
| |
| |