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キンタマが全ての男の弱点であることはよく知られた事実ですが、そこを的確に攻撃することの難しさはあまり語られていません。今講では、真実のキン蹴りの奥義をお教えします。語られるべきは見栄えではなく、逃げ場の有無なのです。玉やその袋を、いかに的確に蹴っても、それが逃げられる状態にあっては、打撃は効きません。だから痛くないのです。痛く、或いは致命傷を与えるためには、玉が後ろへ逃げない状態にして攻撃しなければいけません。
「硬い物に押し付けた玉」の硬い物とは、恥骨や床や壁です。床に押し付けるとは相手が倒れたり、寝込んだりしている時で、壁とは、相手を壁際に追い詰めた状態めことです。だから一番多い状態は、本人の恥骨に押し付けることです。
玉蹴りで一番効果のあるのは、敵(相手)の恥骨に押し付けて蹴ったり突い りすることですが、それは玉を潰すことで、一個の人間を即殺することであり、自分が生きるか、敵が死ぬかの、二者択一を本当に迫られた時にする最後の決断です。
素人の、しかも力の弱い女性の皆さんがこれを決断する状態というのは、男(暴漢)に抱きすくめられた時です。そんな時一番威力のある攻撃法は、対面していますから、そのまま必死の力で、膝頭を高く突き上げて男の股間に突っ込むことです。膝頭での突き上げはほぼ百パーセント成功します(必死にやれば)。
離れて(近くても)蹴ったのでは陰嚢の弾力や股の筋肉の弾力がクッションになり、力が弱められますが、抱きすくめられ、或いは自分からそのくらいに接近しての膝頭での突き上げでは、相手のキンタマは硬い恥骨に逃げ路を塞がれていますからもろに圧力を喰らうのです。
この攻撃を防ぐには、相手を被攻撃的危険範囲(武術ではこれを「間」と言う)に入れないこと。もう一つは硬い半球形の陰嚢カバーを股間に嵌めることしかありません(キンタマカバーとでも呼ぶべきか?)。
第三課 飛び蹴りの嘘
映画の影響か、支那崇拝の影響か、現今の日本の若者の間にも、空手や拳法の蹴り技がカッコイイ姿のように思われていますが、本来の日本の伝統武術では、あのように飛んだり跳ねたりすることは、非常に不安定で、敵につけ入られ易い姿勢として、そのようなことをするのは、良くないこととされています。
飛び上がって空中で敵を蹴るのは、最も不安定で、蹴りの偉力もほとんど有りません。日本の柔術での蹴りは、敵の手や足などを取り押さえて逆に決めて、逃げられない状態にしておいて、さらに止(とど)めの一手として、しっかり蹴り潰すのです。
忍者ブームや功夫ブームで、今の若者たちは、高く飛び上がって、相手の顔や胸を、二段蹴り・三段蹴りで蹴るのを偉力のある武術だというふうに、間違って理解している人がほとんどですが、日本の伝統武術では、そんな飛び上がるなどという、不安定な姿勢で敵を蹴ったりはしないものです。
蹴るためには敵を動けぬ状態に固定しておいて、しかも蹴る打撃力は最高の偉力を発揮出来るように、足の裏に体重を掛けて蹴るのです(これと逆のことはプロレスでやっています。プロレスは観客を沸き立たせるショーですから、見て物凄いけど相手に損傷を与えないように、蹴りは踵を使わないで爪先だけ使うように試合前に審判が言い渡し、靴の裏も調べています)。
さて、日本の古武術での蹴りは、敵を押さえ付けて働かせぬようにして、仕上げの一撃として蹴るものだということを頭に入れていただき、その上で『轡(くつわ)返し』の秘儀の解説に入ります。
(続く)
13.07.17更新 |
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