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キンタマが全ての男の弱点であることはよく知られた事実ですが、そこを的確に攻撃することの難しさはあまり語られていません。今講では、真実のキン蹴りの奥義をお教えします。語られるべきは見栄えではなく、逃げ場の有無なのです。睾丸は男の一番の急所であり、そこをひと蹴りすれば......とは、男女ほとんどの人が観念的には承知しているつもりでも、実際はそうは問屋が卸してはくれません。
蹴ってやろうと狙って蹴って、それが成功する例はほとんどありません。当たって多少痛い目に遭わせることが出来ればまあ幸せで、そんな場合、やられたほうはかえって怒って力一杯掛かって来ますから、かえってえらいことになります。
蹴りも突きも、本当は中々素人にはむつかしいもので、余程死ぬ気でやらなければ相手に中々損傷を与えられないものなのです(まぐれで当たった時は見事な効果のある例が多いのに、やってやろうと狙ったのは中々成功しないとは何と非肉なものなのでしょう)。
これは以前私自身が体験した例ですが、あるSMの老舗の一つ、東京の某店での話です。
久し振りに上京した私は、フィストファックの被虐感を味わいたくて、その店に入り、両足首を天井から吊られる逆吊りの体勢で、女の子の拳を直腸に飲み込み、「抜き差し」や、「の」の字廻しや「おいでおいで」など、様々な技巧で直腸壁や括約筋をいたぶってもらって、ほぼ満足の状態を得て、時間が来たことを知らされました。
一旦室内を片付けかけていた相手の女性が、ふと私のほうに来て、全裸のままそこに「四つん這い」に這えと命じたのです。
そして這った私の背後を覗きながら、「もっと大きく両足を拡げて!!」と命じました。
四つに這って背中を反らせ、尻を高くかかげている私に、若い彼女は、いきなり、サッカー競技の始まりのように、右足の甲で力一杯、私の股間を狙って蹴り上げてきたのです。彼女の足の甲は見事に私の股間に当たり、「ベシャッ」と大きな音がしました。
すると彼女は、してやったりという顔で、さも心地好さ気に、「アハハハハハ......」と大声で、両手で腹を押さえながら、愉快でたまらぬという姿で、しかも追撃・反撃されることを避ける意味で、さっとその部屋から飛び出して逃げて奥へ走り去り、なおも奥からは、仲間も含めた全員のアハアハ笑う渦が聞こえてきました。
彼女の足の甲が私の陰嚢の皮に、ペシャッと当たった時、本当は全然痛くも何ともなかったのですが、そこは私もこの方面の専門家です。
「ギャアォ、グフフウ......ツ」となるべく物凄い唸り声を出して、背筋をピクンとさせ、さも痛さに耐え難いというように、悶えて転げ廻る演技をしてやったのです。
洋服を着終わった頃、別の女性が偵察かたがたやって来たので、「今日は久し振りで満足してさっぱりした気持ちになれました」と礼を言ってやると、彼女は妙な顔をしていました。
さて皆さん、四つん這いにさせた背後から釣鐘を蹴り上げればそれで満点の筈ですが、現実には、全然効果がなかったのです。
(続く)
13.07.10更新 |
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