毎週水曜日更新!
「あぁ、M男のキンタマを握り潰してやりたい!」と日々願っている全国のS女性の皆さん、そう心の中で考えているだけで、いつの間にか上手にできるようなものではありませんぞ。一にも二にも、修練です。どうせやるなら、
恐ろしきS女律子さんのように、柔術式で......。『耳嚢』というのは、江戸時代、旗本の根岸鎮衛(やすもり)が天明から文化にかけて、三十余年間に書き継いだ随筆で、この人が実際に見聞した、世の中の怪奇な話、不思議な話、変わった事件などが沢山集められており、非常に多くの人に読み継がれてきたものですから、皆さんも.一般教養を深めるためにも、ぜひ一度読んでみるといい本です(岩波文庫に上・中・下三冊で出ていますから入手しやすいです)。
その『耳嚢』の中に、たしか睾丸を握り潰された話が載っていました。その内容は大体以下のようなものです。
或る時、浅草の観音様に真夜中の闇に乗じて泥棒が入ったのです。
忍び込んだ泥棒は、寝ている寺男の上に馬乗りになって、首を絞めてきたのです。
寺男は真っ黒の闇の中で、自分に襲い掛かってきた夜盗が、巨漢で、強力で、それに組み敷かれて、絞め殺されそうになって、これはもう助からぬと思ったのですが、苦しまぎれにもがいていると、上に跨っている男の股間の物が自分の腹の上にゴツゴツ当たるのに気が付き、夢中でそれを握り、これを放したら殺されると思って、死力を振りしぼって、奴の玉を掴み絞め続けたのです。
夜盗のほうは睾丸を握られ、振り離そうとしても寺男が力を弛めないので、それならとさらにに力を込めて首を絞めてきたのです。
そうして次の日の朝、寺中が大騒ぎになったのです。寺男の部屋で大男が俯きになって伸びており、その下に寺男が仰内きに、これも伸びていたのです。 さて、上の男は触ってみるとすでに死んでおり、下の寺男は気絶しているだけで、手当てによってやっと息吹き返し、その話すところによって、どうやら昨夜の闇の中で、寺男が危機一発で夜盗のキンタマを掴むことに成功し、必死に握り続けたので、とうとう玉が潰れて夜盗が死んだのだろうということになったのです。
キンタマを素人が潰すことは、これ程大変なことだという例です。
皆さん、日頃から訓練して不意に備えましょう。
これも『耳嚢』の中に収められている話ですが、面白いので紹介します。
或る隠居がふと思ったのです。「自分は長生きして、ほとんど人のすることは大体経験したが、唯一つ、お釜を掘られる経験だけはまだしでいない。一体肛門を姦されるとどんな気持ちがするものかしら、ああ、こんないい口和にこの静かな縁側で、誰も他に人は居ないし、よっしゃ、そんなら目分で一偏自分のケッツへ突っ込んでみたろ」ということです。
御隠居は婦女子が自慰に使用する「張り形」、いわゆるディルドオを出してきて、着物の尻を捲ると、それを自分のケッツの穴へ、ブスッと突っ込んだのです。
ところが何せ高齢ですから腰がふらつき、安定を失って、縁側に仰向けにデングリ返ってしまったのです。
ケッツへ張り形を突っ込んだまま尻餅をついたのですから、目玉が飛び出す程痛かったのでしょう、思わず「キャッ」と大きな悲鳴をあげたのです。
その唯ならぬ声を聞いた家族が、すは一大事と隠居部屋に馳せ集まりました。
すると縁側には御祖父様が悶絶しているので、何としたのかと皆して助け起こしてみたら、ケッツを捲っていて、赤い紐がそのケッツの谷間から一本伸びています。
何事かと皆してその紐を引っ張り出したら、何とケッツの穴の中から、ぶっとくて長い張り形の全体が姿を現わして、ポトンと畳の上に落ちたのです。
そこで隠居が気が付いて、お釜を掘られる体験をしたのだということが分かったのです。
著者はこの隠居を、武士であるとも町人であるとも書いてはいませんが、私は著者と同じ武家であるように思います。
とにかく『耳嚢』は面白いし、読んで話題が広くなりますから、ぜひ皆さんも読んでみて下さい。
第四課 玉が潰れたら
玉の潰れる例は時々あります。一時よく高校生のバイク乗りが流行したことがありますが、バイクの飛ばしすぎの事故で一番多いのが、追突や正面衝突で股間をハンドルで痛打し、玉を潰してしまう例です。
玉が潰れた時は、出来るだけ早く手当てをせぬと、出血性ショックで死に至ります。
玉が潰れるとすさまじい苦痛が起こるようで、「ウォーッ、ウォーッ」とまるで吠えるような物凄い唸り声を出して転げ廻ります。
激痛に耐えられず、腹が太鼓のようにカンカンに膨れて張り、腰が縮んで、ゲエゲエ吐くようにして狂い廻ります。
それでも強度のマゾヒストになると、その玉を潰される激痛の中に快感を味わうようになるのですから奥が深いです。
潰されて快感に浸る人は、ある特定の人(女性)に潰されることを願ったり、或いは潰される現場を、日頃から惟崇している女性(マドンナ)に見られることを願うようで、律子さんの所には、彼女の元夫をはじめ、そんな潰され志願の男たちが、働き蜂のように集まってきます。
(続く)
13.07.03更新 |
WEBスナイパー
>
お尻の学校
| |
| |