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数カ月にわたってケッツへの儀式洗滌の講義をしておりますが、皆さん充分に理解されているでしょうか? 今回の講義は、洗滌法の中で最も施し易い高圧式洗滌法についての勉強です。初心者でも簡単に出来る方法ですので、皆さんもしっかり覚えましょう。先講で大量の温水の腸内への注入による洗滌には、高架式即ち高圧式が一番優れた方法だと言いましたが、いまだ学識経験の浅い皆さんにすれば、「それなら具体的に何を用意して、どうすればよいのか」を知りたいと思うのが人情でしょう。
まかせておいて下さい。この横田は肛学普及の使命を帯びて、この日本に生まれた人類の救世主ですから、頼って来る者は誰であろうと見捨てたりはしません。
高架式というのは、洗滌液の入った容器を高い所に吊り下げて、その容器の底部から伸びたゴムホースを、下にいる人のケッツの穴に挿入し、気圧の力を利用して液をハラワタの中に注入する方法です。
気圧を利用するため、別名を高圧式ともいう洗滌法で、病院でよく見るイルリガートルという器具を使う方法がそれです。
イルリガートルは円筒型のガラス又はプラスチック製で、五〇〇ccの小さいのから一〇〇〇cc、二〇〇〇ccも入る大筒まであり、その上部には高い所に吊るすための金属製の把っ手が付いています。
その筒の下部は乳房のように半球型で、底部中央に液が流下するための嘴管があり、ここにゴム管を連結するのです。
連結された長いゴム管の先端には、ケッツの穴に突っ込むための、硬い嘴管が付いていて、その嘴管の少し手前に、液を流出させたり止めたりするバネ式のストッパー(クリップ)が付いています。
経験のない諸君には、このゴム管の先端に付けてある嘴管の働きを軽視するきらいがありますが、嘴管は絶対に必要で欠くべからざる物なのです。
もし嘴管の付かぬ唯のゴム管だけをケッツの穴に突っ込んだとすると、どれだけ高圧にしても(容器を高く吊っても)、液は流れ落ちてくれません。
ゴム管は軟らかいので、ケッツの穴にギュウと締め付けられ挟み込まれると、平たくペシャンコになってしまって、管でなくなり、平たい帯のように潰れて塞がってしまい、液の流れるのを完全に止めてしまうのです。だから軟らかいゴム管の先端には、筒として中に穴のしっかり開いた嘴管が必要なのです。
軟質の、指でつまむとペシャンコになるゴムホースでなく、ビニールホースなら硬いので、嘴管を付けなくても液は流れますし、硬さからいえばガス用の硬いゴムホースや、水道の蛇口につなぐ太いビニールホースも、硬さがありますので、そのままケッツに挿し込んで液を入れることは可能ですが、これらはゴムホースより硬いし、口径(管の太さ)が大きいので、イルリガートルには連結出来ません。
(続く)
11.01.05更新 |
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