第41講 横田教授、絶体絶命【3】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第三課 珍事件
昭和四十年代の後半か五十年代のことですがテレビ番組に『ウィークエンダー』というのがあり、それはどんな内容の番組かというと、その一週間に全国各地で起こった珍奇な事件をレポーターが現地を訪れて確認して現地の情況等織り交ぜて面自おかしく解説するもので、Hな事件などはこの番組に毎度一つや二つ紹介されました。
ある時のこの番組で膣痙攣の珍事件を報告していましたが、レポーターは泉ピン子さん(或いは須藤かずみさんか)だったと思います。
話はこうです。
若い男女が車でモーテルに人って一戦に及んだのはいいのですが、どうやら男の方がせっかちに挿入したので女があわててしまって膣が勝手に(自分の意志とは別に)痙攣を起こし、きつく食いしめてチンボが噛み切られそうな激痛になり、あわてたその男女は全裸で挿入して抱き合ったまま自分の車に乗り、モーテルから逃げ出したのです。
モーテル側もこれには驚きました。不意討ち的にお金を払わずに猛スピードで逃げたので、さぁ一大事と警察に通報するやら後を追うやらの大捕り物になり、パトカーのサイレンに追いつめられたアベックはとうとう首都高速道の入り口を突破して高速道路に侵入、追跡するパトカーを振り切るように都心を後に隣県にまで逃げのび、そこでとうとう追いつかれて捕まったのだそうですが、その時のアベックの姿は、チンボがオメコから抜けないので向き合って結合したまま二人共全裸で、そのまま運転席に座ってハンドルを握っていたそうで、女性の方は股を拡げて男性の両足の上に股がっていたそうで、本当に御苦労さんな事件でした。
こんな場合、あわてず指に唾を付けて背後から女性のケッツの穴へゆっくり挿入して大きくぐりぐりこね廻してやれば緊張は解けるのですが、若い二人にはこれだけの分別を求めても無理と言うもので(医師でさえあわててチョン切るくらいですから)、普段からの勉強と修業がこんな時に物を言うのです。皆さんもこれからの長い人生の中でどこかでこのように食い千切られるよつな目に遭うことがあるかも知れませんが、その時はこの講座で学んだことをよく思い出して取り乱すことのないようにしましょう。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
08.11.05更新 |
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