第48講 男女の権利に関する考察【3】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第三課 紳士淑女のお馬さん遊び
馬を利用した快楽法でも英国人は露西亜人より数段洗練された方法を心得ています。
英国は乗馬の盛んな国ですが、実は英国の貴族階級の男女が乗馬を好むのには次に述べるような密かな快楽法があったからなのです。
それは走る馬の背の震動を利用して肛門に刺戟を与えることで、硬い木で彫ったり陶器で焼いたり、真鍮や銅や銀で作った椎茸のような形と大きさをした秘具を自分の肛門に挿入してから乗馬し、自らの肛門に伝わる馬の背の震動が起こす刺戟を小出しに楽しむことであり、むっつり助平のイギリス人達はわざとむっつりした顔で快感を外に出さず、正装していかにも自分は真面目人間だというような顔をして密かに自分の心のジキルとハイドのバランスをひとり楽しむのを好んだ訳で、女性も乗馬を好むのはその密かな楽しみを味わうためであり、女性の方が男より深い快感を味わえたのです。
それは何故かというと、女性は股間に穴が二つありますから、入れようと思えば二本刺しが出米たからです。
第四課 張り型は男女同種
今アメリカ製の大人の玩具に、バスケットボール程の風船に張り形の付いたのがあり、その風船を膨らませて跨り自ら肛門をそれで串刺しにし、膝を屈伸させて自分でピストンして楽しむという便利な物がありますが、これは十八、九世紀からのイギリスの貴族に愛好された例の椎茸の原理を更にその物ズバリにしたものですが、椎茸はさり気無く正装の衣服の下に忍ばせ人知れず装着するという奥床しさがあり、さすがは紳士の国の秘具だと感心させられる逸品です。
今の風船式の張り形は、女性の膣に挿入しておいて、男のチンボをその女のケッツの穴へ突っ込めぼ二穴セックスつまりダブルウェイが楽しめますし、男のケッツの穴に入れ、その男がチンボを立てて、それに女が挑み掛かっていっても逆ダブルが楽しめ、それは実に役に立つ代物です(欲を言えばもっと太い拳くらいの張り形が付いている方が快感が大きい)。
今政府や都道府県は女性の地位をもっと高め、真の男女平等の世の中を実現せねばならないとして、『男女共同参加事業』と呼ぶ阿保らしい計画を実施していますが、張り形、つまりディルドゥは男にも女にも同じように快感を与えてくれる有り難いお道具ですが、穴が二つあり二本を頬張れる女性は、考え方によっては男の二倍快感を得られる訳ですから、張り形の世界では男より女の方が優位に立っていることは確実です。
男女共同参加事業に携わる人々は本気でその仕事を進める根性があるのなら、浴室で自分のケッツの穴へ石鹸を塗って滑りを良くして、シリコンゴムのリアルな張り形をそこへ押し込み、自分で浴槽の縁に跨り、「お馬さんハイドウドウ」と腰を上下させてみるがよい。女性は二本入るから凄いエクスタシーが得られるぞ。何が女権伸長だ、女の方が男より数段恵まれているのをそうやって自分の身体で身をもって知るがよい。「男には穴が一つでもその代わりにチンボがあるではないか」と阿呆共は反論したがるでしょうが、チンボなどは今まで度々言ってきたように哀れな存在なのです。ケッツの穴の快感に比べたらチンボから得られる快感などは霜焼けの指先を掻くような貧乏たらしい快感しか味わえない代物なのである。
チンボで宇宙的な快感を味わえるのは極く限られた少数者、つまり真の善光寺チンボの持ち主だけなのです。
真に男女同権を普及させたいのなら、各都道府県や市町村に次々新設される総合文化センターと称する巨大公共施設で、男女共全裸になってケッツの穴へ風船付きの張り形を突っ込み、誰が何百回休まず連続してピストン出来るかを競い合い、又誰が一番太い張り形を飲み込むことが出来るか、そして誰が一番長い張り形を奥まで入れられるかを競い、勝った者に、『男女共同参加事業賞』を授与すべきであります。
その実況は公共放送(NHK)その他で広く全国に報道されるべきで、そうすれば女性の受賞者が圧到的に多く、それで女の方が男より優れた存在であることが全国民に納得してもらえよう。
チンボ一本で一体何人の女の相手が出来るというのか、一晩に百人に対応出来まい。そんならケッツを差し出しておとなしく女に貫かれてよかり泣くがよい。度々言うようにケッツの穴こそ男女共有の偉大なる真のオメコなのです。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
09.02.11更新 |
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