第50講 鶏のケッツは偉大で危険【3】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第四課 大学の寮の夜毎の儀式
先生はその日以来我々の前から姿を消しましたが、色々と面白いことを教えてくれました。
体育学部だった先生は、大学ではずっと寮生活をしていたそうで、大学の寮という所は毎晩色々面白いコンテストが行なわれたそうです。
四月には新入生のチンボのコンクールがあり、新入生は全員パンツを脱がされてチンボ競べをされ、「お前のは大きくてよろしい、お前のは細いからもっと努力せい」とか先輩の講評を受け、その場でセンズリを掻かされ、ピンピンに立ったチンボで障子を破る競争だとか、硬いチンボに輪ゴムで団扇をくくり付けて、前に立てたローソクの火を何秒で消すかを競ったり、チンボに水を入れた薬鑵を掛けて運ぶ重量挙げをさせたり、センズリで精液をどれだけ遠くに飛ばせるかを競うのだそうです。
そんな競争をさせて、何をさせても一番ビリの三人くらいを全裸のまま梁や柱に抱きついたりぶら下がったりさせて、『蝉』と称して「ミーンミーン」と鳴かせるのだそうです。
第五課 尻は燃えるか
この先生は独身で気軽な面白い人でした。
ある時生徒が「屁は燃えるて本当やろか」と言うと、自分の体験を話してくれました。以下は先生が喋った通りを記したものです。
「おう、この前女郎買いに行ったらそこで屁は燃えるかという話になったので、そんなら実験してみようということになり、俺がケッツを出して構えて女にマッチに火をつけてもろうてケッツの穴のはたへ持って来たら、ケッツの毛がチリチリッボッと一遍に燃えてその熱いこと、俺は畳の上で転げ廻ったぞ。マッチは屁の風で消えてしもた」とのことです。結局ケッツの毛が火事になっただけで、燃えるか燃えぬかはよう分からんということです。
これに対して高校に入ってから教わった化学の教師のやり方はさすがです。
化学の教師は、「屁の採集法は先ず風呂に浸かって屁をこいて、上がって来る泡を広口瓶の口を風呂の湯すれすれにして構えていてその中に受け、すかさずガラス板を横から滑らせて瓶の口を塞ぎ、瓶の口を上向けて実験室に運び、机の上に置いて、マッチに火を点けて瓶に近付けてガラス板をそっと横に滑らせて少し瓶の口を開ければボッと青く燃える」と教えてくれたのです。賢い先生です。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
09.03.25更新 |
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