第59講 どこまでも拡がるボボ穴【1】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第一課 掻き出せ掻き出せ
左手の栂諧だけをうんと開いて反らせ、残る四指は揃えて、そんな掌で小母さんの臍の上、つまり胃のあたりをうんと押さえて、その掌を小母さんの恥骨(陰毛の生えているあたり)のほうへ、ぐいぐいと押し、掌に当たる内容物をその手の指でしっかりと握って捕らえてやると、小母さんは「ハラワタを握られているみたい……」と言って身体をピクピクさせます。
私の右手は小母さんの股間を分けて入り、二本の指を揃えてフォークのように、ブスッと小母さんのボボに突っ込み、炭坑夫のように精出して小母さんのボボからはみ出している粘土を掘り起こし、ボボの中に詰まったのも掻き出しにかかります。
粘土は踏み固めでもしたように、パンパンに詰まっていますので、入れる指がきつくて、かなりの力が要ります。
やっと指が入ると、それからが私の芸の細かいところです。
中に入れたのは示指と中指の二本で、外にあって大きく反らせている栂指の腹に、ベットリと唾液を垂らし、二本の指でボボの中をこね廻すと同時に栂指の腹で陰核を揉み揉みするのです。
大柄で性欲旺盛な小母さんの陰核は、大きくて、ぐみの実のようになっています。
栂指の二つの関節を巧みに動かして、私はその実を、クリクリ上揉みしだきつつ、同時に二本の指は中に潜って「芋こじ」をするのです。
「芋こじ」とは昔から田舎でよくやる里芋の洗い方です。
それはどうするのかというと、大樽に畑でとれた里芋を入れ、その樽一杯まで水をはり、幅一尺、長さ三尺余りの板を持って来て、その樽の中に垂直に突き立て、その板を両手で左右に交互に九十度くらいにひねって、それで樽の中の芋同士がこすれ合って、その摩擦
でお互いの皮が剥けるようにする洗い方で、俗に「芋を洗うような混雑」と言うあれです。
小母さんのボボの中に侵入している私の二指は、揃えたままで右廻り、左廻りに動き廻るのです。
そうやって小母さんを叫ばしておいて、指を曲げて、グイと引いてやると、粘土が掘れて外へ出て来ます。
一旦外へ出した指は、今度は掌を下向きに手首をひねって又突っ込んでやります。
今度は栂指は小母さんのケッツの穴へ潜り込ませ、薬指は遊ばせずに、この指で陰核をこすってやるのです。
子指も遊んではいません。曲げた指先で恥丘(恥骨の上)の草むらや股の付け根のグリグリ(リンパ腺)のあたりを、押したり掻いたりしてやります。
さっきまでのこの子指は小母さんのケッツの穴に潜って直腸を責めていたのです。
こねてこねて、小母さんを金網の上で焙っているスルメのように反り返らせ、屈曲させ、ピクピク跳ねさせた挙句、指先を曲げて尾てい骨の方向に向けて、そのまま出口のほうへグイッと掻き下ろし、何回もそうやって掻き出しては、左手で外から押し、ほぼ全部の詰め物をやっとのことで掻き出しました。
(続く)
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
09.09.02更新 |
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