第23講 便秘治療の進歩【3】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第三課 肛門淫夢
一杯物を頬張って口の開いているお尻の穴を、キュッキュと締めると、連動してチンボが起立し、片手でチンボを握り、別の手で晒しの詰まったお尻の穴をまさぐり、責め手と受け手とを一人二役し、うとうとして目がさめるとまたしごき、そうやってしごきまくったものですから、しまいには精液が出なくなって、尿道口が池の鯉の口のように、唯パクパクするだけになり、チンボはもう小さくならず、生立ちのまま充血が引かなくなりました。
今こんなことをしたら血圧が上がりきってしまって一巻の終わりでしょう。
当時でさえ頭がボウッとして脳味噌が霜焼けになったような感じでジーンと鳴っていましたから。
それでも絶頂を迎える度に、キュッキュッとチンボの根本(袋の後ろの股間)が引き締まり、肛門括約筋がきつく締まるので、中に詰め込まれている晒し布の存在が、肛門の縁から快い異物感を伝えました。
ケッツの穴から物を押し込まれて埋め込まれているということが、こんなにもエクスタシーに満ちたものだとは、これ一回で初めて身にしみて分かりました。
肛門から異物を挿入し、直腸やS字状結腸、下行結腸の中にまで物を詰め込んで眠ると、肛門の緊張感と粘膜に感ずる異物感から、凄く刺激のある淫夢を見るものです。
その夜私は、スウィフトの『ガリバー旅行記』のガリバーのような巨大な美女に捕らえられ、全裸にされ、お尻の穴にその白い大根のような示指をグサッと突っ込まれ、更に奥へ奥へと無理やり押し込まれて、もがいている夢を見ました。
はっとして眼を覚ますと、布団の中がグッショリで、手をやって見ると、ピンピンのチンボから、いつもは立っている時にタラタラ洩れるあのネバネバの液が、おびただしく洩れ続けたよって、あたりはベチャベチャでヌルヌルし、口のあたりは悲鳴や喜悦の呻きの度に流れ出た涎でこれもビシャビシャに濡れておりました。
夜はすっかり明けていましたが、チンボはあい変わらず生立ちで太く立ったままで、何よりお尻の穴がズッキンズッキンと野太く疼いて、起き上がろうとして片肘つこうと力を入れると、それだけで背筋から臀筋にかけて連動して力が伝わるので、もろにお尻の穴に響いて、ズキンと脳天まで突き抜ける電撃的な激痛に、「ウッ」と呻いてしまいました。
皆さん、お尻の穴を酷使されると、当日よりも翌日になってからの方が痛いものなのです。
昨日拡げられたお尻の穴の輪が、明くる日には、古いゴムホースのように硬化していて、手でさわっても硬く、そしてカッカと火照って熱く、ズッキンズッキンと脈打っており、寝返りを打つだけでも、少しでもそこへ力がかかると、腫れ物に触ったように、飛び上がる程の激痛が走り、起き上がるのは必死の業で、息を止めて机の足につかまって、長い時間かかって、やっとの仕事です。
立てば立ったで歩く時両股がこすり合わされるのが痛く、どうしても蟹股で、しかもお尻を後ろへ差し出した、いわゆる屁っぴり腰になり、椅子にかけるのは大変つらく、自転車に乗るなんぞは正に拷問です。
でもこの疼痛が妙にエクスタシーにつながっているのです。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
08.01.23更新 |
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