第28講 お尻の穴の日照り【2】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第二課 引き抜き
そうやって何十分たったでしょう。
お姉さんの屈伸運動がもっと小刻みの微動になり、やがて屈伸では無く、石臼をひくような“のの字”運動に変わりました。
私のチンボの根本はきつく締められ、お姉さんのオメコは器用にも私のチンボを、上へ(奥へ)上へと吸い上げよう、飲み込もうとつとめるのです。
結合部をぴったりと密着させたまま、器用に膣壁で私のチンボを吸い上げ、しかも下りてきた子宮孔で、私の亀頭を、まるでお団子をこねるように圧迫するのです。
背骨から腰がビクンとし、電流が両足の栂指にまで走り、私は両足をピンと跳ね上げ、両足のすべての指を屈曲させ、首筋を反らしたその瞬間、それまで黙って観察していた先生が、いきなりコルポの紐をきゅうと引っ張ったのです。
お姉さんにチンボを吸い上げられるので、しっかり絞めて頑張っていた所を急に不意討ちされた私のお尻はあわてました。
強引に引き抜こうとするものに対しては誰でも本能的に絞めて守ろうとします。
直腸の中でメロンのように膨らんだゴム球を強引に引かれて、私のお尻の穴は難産です。
それはそれは痛くてたまりません。
チンボはお姉さんの館に捕虜になり、搦め手(裏門)の戦闘は今勝負中途にして雌雄決せずと見て、敵の新手の別働隊が行動を開始しはじめたのです。
看護婦さんが両手に一個ずつ、私のキンタマを捕らえて握ると、ギュウとひねり上げ始めたからたまりません。
キンタマを責められた時の苦痛は、女の人には理解しづらいことでしょうが、先生の話では、麻酔無しで腸を弄くりまわされるのが、ほぼ同じ感覚だということです。
身動き出來ないのにこの激痛、否鈍激痛と言うべきか。
ああ、抜かれちゃう、お尻の穴が最大限に拡げられ、痛い痛い、ああヒリヒリする、口を大きく拡げ、しかもその両端に指を掛け、更に左右に大きく拡げると、唇の端が切れそうにヒリヒリしますが、あれのもっと凄い痛昧です。
そしてとうとう、
「あっ裂けちゃう!」
と思った時頭の中が真っ白になり、するとズルン、ボトンと音がして、コルポは産み下されたようです。
お姉さんは私の上に腰掛けたままじっとしていますが、私のお尻の穴は、カッカと火照って、ズッキンズッキン脈打っています。
「この子とてもいいよ、量も多いし、力も強いから、ビシャッビシャッビシャッと六発も発射して私の中叩くんだから正に名馬だわ、気にいったわ」
と言って立ち上がったお姉さんが、お尻をもたげると、割れ目の赤いビラビラの間から、夥しい白濁液が、トローッと流れ下ちてきて、内股を伝いました。
解放されて台を下りてお尻の穴に手をやると、ズキンズキン脈打って熱く、ぼってり膨らんでいて、丁度お尻の穴に小さめのトマトを一つ付けたように肛門がはれています。
そして何だか痒いみたいで、無性に手で触らずにはいられません。
それを察した看護婦さんが、背後からワセリンを塗った手の指で、器用にくじってくれて、
「ほら、この火照りを鎮めないと、欲求不満になるわよ、これいい気持ちでしょう。指が何と言っても最高なのよ」
と笑っています。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
08.02.12更新 |
WEBスナイパー
>
お尻の学校