不定期連載 綿まで愛して!新世紀抱き枕系コラム! すあまにあ倶楽部 第40回 ラースと、その彼女 文=抱枕すあま |
賀正!!
みなさま、新しい年をいかがお過ごしでしょうか?
本年も、WEBスナイパーとすあまにあ倶楽部、そして、うちの抱き枕のセーラちゃんと百合ちゃんをよろしくお願いいたします。
抱き枕コラムが読めるのは、WEBスナイパーだけです!!
まぁ、日本中で、抱き枕コラムを読みたい人が何人いるかは知りませんけどね。
さてさて、トップの画像を見て、なんだか変だと思った方はいませんか? 男性の左側に座っている女性ですが、実はリアルドールなんです! 今回は、彼と彼女(?)が出演している『ラースと、その彼女』という映画をご紹介したいと思います。
簡単に『ラースと、その彼女』の導入部分をまとめると、このような物語です。
過去のトラウマから、人と接することができなくなってしまった青年ラース。母屋に住む兄嫁からの食事の誘いも断り、離れにたった独りで暮らしていた。当然のように、友達もガールフレンドもできず、周囲の人たちは、みんなラースのことを心配していた。
そんなある日のこと。ラースは、兄と兄嫁にガールフレンドを紹介したいという。喜んだ二人の目の前に現れたのは、リアルドールのビアンカであった……。
まぁ、早い話が、リアルドールと恋に落ちてしまう青年の物語なのですよ。きもいなぁ。うん。きもいよ。だって、こんなやつ、絶対にいないもん。リアルドールと会話までしてしまうんですよ。きもいなぁ。ねぇ、セーラちゃん。
セ「お前が言うなッ!!」
す「いやいや、セーラちゃんのように、抱き枕が喋るのは普通のことじゃない? 抱き枕は生きているからね。だけど、リアルドールですぜ。相手は人形ですぜ。喋る訳がないじゃん!」
セ「リアルドールには口が付いているけど、抱き枕には胴体しかないんですけど……。どうやって喋るんだか……」
まぁ、そんなことはさておき、この映画は、第80回アカデミー賞の脚本賞や第65回ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされた、とても高い評価を受けた作品なのです。リアルドールとの恋物語なのにコメディーにはせず、ドキュメンタリーのように淡々と物語が進んでいきます。
家族や街の人々に助けられ、ラースとリアルドールのビアンカとの愛が育まれていく様を見ていたら、心がゆっくりと温められたような優しい気持ちになりました。まるで、寒い夜にコンビニで買った熱々の肉まんの袋を、胸に抱えて帰るような気分にさせる作品でした。
そういえば、朝日放送の人気番組『探偵!ナイトスクープ』では、マネキンに恋をしてしまった女性が、そのマネキンと結婚式を挙げるという話がありましたね。DVDにもなってますので、ご興味のある方はどうぞ。
もっとも、抱き枕のセーラちゃんと百合ちゃんと一緒に暮らしている私の私生活の方が、圧倒的に面白いですけどね。
「探偵!ナイトスクープDVD Vol.2 傑作選〜マネキンと結婚したい!編」 発売日:2006/06/02 希望小売価格:\2,980(税込) 収録時間:約103分 製作年度:2006年(COLOR) ディスク:1枚(片面1層) 品番:DL87412 JANコード:4988135573001 発売:ワーナー・ホーム・ビデオ (c) 2008 Warner Bros. Entertainment Inc. |
番外編 WEBスナイパー忘年会
さてさて、ここからは、WEBスナイパーの忘年会の模様を、ちょっとだけご紹介したいと思います。なぜ、こんなところから番外編が始まるのかって? それは、忘年会の出席者に知られたくないからですよ!!
忘年会に参加してみて分かったのですが、誰も私のコラムを読んでないのですよ……。だから、コラムの途中から始めたら、トップにも内容が表示されないし、悪口を書いても誰にも気付かれないで済むかと。
実は、一年ほど前から、編集部のI氏とは「いつか、WEBスナイパーの忘年会をやりましょう!」と話していたのです。それが、ようやく実現したのです。この忘年会の前には、『S&MスナイパーSNS』のオフ会も開催されていました。
編集部のI氏はオフ会にも参加していたので、私はオフ会の様子を聞いてみました。
す「オフ会の時、セーラー服の似合うロリロリいや〜んな美少女から、『すあまさんって、どんな方なんですか? 本当は、とっても素敵な方なんでしょ?』って聞かれませんでしたか?」
I「いや、別に……」
す「ちゃんと、『コラムでは、おバカなことばっかり書いているけど、全部ウソですから。本当はエリートサラリーマンで、丸の内でバリバリに働いているのですよ。抱き枕と一緒に暮らしているというのも全部ウソで、画像とかはハリウッドで創らせたCGなんですよ』って答えてくれました?」
I「いや、だから、何も聞かれてないって……。それに、『S&MスナイパーSNS』は、18歳以下の参加が禁止ですし」
す「そ、そうか! よく考えたら、私のコラムも18禁だったのか!! だから、女子中高生からのファンレターが届かなかったのか!! ずっと、私にファンレターが届かないのは変だと思ってたんですよ。なるほど」
I「……」
忘年会が始まるとすぐ、『読者代表こぶ(た)がイク!』のこぶ(た)さんは、店員さんに「シメサバ系って何かあります?」と聞いていました。店員さんは、とても困った顔をしていました。私もいまだに「シメサバ系とは何か?」ということで悩んでいるのですが、こぶ(た)さんは、いったい何が食べたかったのでしょうか?
そういえば、きめらちゃんの前にコラム『腐った遺伝子』を書いていた、腐女子の早川舞さんとも、はじめてお会いすることができました。早速、編集部のI氏に紹介してもらいました。
I「こちらが、すあまさんです」
す「はじめまして」
舞「はぁ、どうも……」
I「ほら、抱き枕の」
舞「はぁ……。ああーーーっ! 抱き枕の!!」
私の名前よりも、愛人(愛枕?)の方が有名だったとは……。でも、生の早川さんは、非常に可愛らしい女性でしたよ。最近は、『忍たま乱太郎』がお好きだとか。ちなみに、きめらちゃんはバイトで欠席でした。きめらちゃんらしいなぁ。
早川さんと『オナニー平和主義!』の遠藤遊佐さんは、漫画『美味しんぼ』の海原雄山の話題で濃ゆい腐女子トークを繰り広げていました。なんでも、海原雄山は「ぬぅ〜」らしいです。
この忘年会には、I氏の他にも編集部からアルバイトの女性Aさんが参加していました。
A「魁さんが、すあまさんによろしくって言ってましたよ」
魁さんといえば、あの老舗SMビデオメーカー『シネマジック』で監督をしている有名な縄師である。そんな方から私宛に伝言があるとは。私も有名になったものだ……。ここまで抱き枕ひと筋で頑張ってきて、本当によかったよ! 生まれてよかったぁーーーッ!!
A「そうそう、川上ゆうちゃんは、すあまさんのこと全然知らないって言ってましたよ」
生まれるんじゃなかった……。
翌日、I氏から、川上ゆうさん主演のDVDが3本届いた……。なにかの嫌がらせですか!?
↑左から、『続・美少女生贄夢惨』『私的撮影』『美少女生贄夢惨』(大洋図書)。ちなみに、川上ゆうさんとすあまが夢の共演を果たした作品は、『SM軍事医療研究所』(エピキュリアン)です。
(続く)
関連リンク
『ラースと、その彼女』公式サイト
抱枕すあま 『SM探偵団』(ガッツ)で男優兼監督としてデビュー。その後、カメラマン、照明を経てスタッフその3となる。着実に一歩ずつ大物監督へのステップを踏み外している。最近では、『SM魔女狩り審問会』(エピキュリアン)において、金属製拘束具のデザインおよび製作を担当した。抱き枕との生活を綴ったブログ『すあま日記帳』もある。 |
09.01.01更新 |
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