毎週土曜日更新! オナニーマエストロ遠藤の ぶらりエログッズの旅 第21回 ガラナな少女時代 文=遠藤遊佐 ←発泡酒のプルトップを開けづらいのが悩みです。 |
ネイルアート全盛の昨今。巷には長い爪先を美しく飾ったお嬢さん方が溢れておりますが、それを見るたびに私は思うのです。
「オナニーはどうしてるのかしら……」
あんな凶器のようなものをマンコに突っ込んでかき回したりしたら、血まみれになるんじゃなかろうか。ああ痛い。
え、私ですか? 私はもちろん日々のオナニーに備え、日常から加藤鷹先生ばりの深爪ですよ。ゴールドフィンガー! 遠藤です。
前回、秋風とともにやってきたセンチメンタル気分にヤラれ、「アナルとか浣腸とか極太バイブなんてもうたくさん! もっと乙女チックなエログッズを試したい!」などと柄にもないことを考えてしまった私。
「新宿アートセンター」さんのカタログを隅々まで熟読し、ようやく選んだ乙女なエログッズ。それは……。
媚薬。そう、飲んだりマンコに塗ったりするだけでトロトロに感じやすくなっちゃうというアレです。
カタログのキャッチコピーを見ていて、ハッとしました。
“体の中からあふれ出す愛が枯れそうな時は
こんなアイテムで自分の気持ちを演出してみて……”
うんうん、そうなんですよ。
考えてみれば、最近のマエストロのオナニーライフは愛が足りませんでした。エログッズの強烈なパワーにかまけて基本を忘れておりました。
オナニーとはいえ、そこには愛がなくてはならないというのが遠藤家の家訓。「愛」を「ハート」と置き換えてもよろしいですね。バカ面さげて股間に電マを押し付けてるだけじゃ、ただの性欲処理と同じになってしまいます。
まあ、それもまた楽しいっちゃ楽しいんですけど、今私が求めているのは乙女オナニーであって、中2男子のオナニーじゃないんですよ。
バイブなんて生々しいものは使いません。マッチとかヒガシとかかーくんとかの(古くてすみません)きらめく笑顔を思い浮かべながら指先で陰核をクリクリしているうちに段々腰のあたりがムズムズしはじめて……ああっ、なんなのこの感じ……熱いものがどんどん溢れてきて……指の動きが止まらないの……い、イクッ! ヒガシ〜ッ!!
アナルプラグとかGスポットとかポルチオとか、そんなものなくても憧れの人の顔を思い浮かべてクリトリスをこちょこちょしてるだけで感じまくっちゃう。それが乙女のオナニー。媚薬で感度を高めれば、三十路の私もピュアでハートフルなオナニーができるんじゃないでしょうか。
しかし、ここで一つ問題が。
実を言うとですね。私、その昔媚薬と呼ばれるものを試したことがあるんです。30代以上の方ならば一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか、「ガラナチョコレート」という名を……。
↑これはガーナチョコ。似てるけどちょっと違う。
エロに興味津々な中学生だった私は、父親の部屋にあったスケベな週刊誌の広告で見たガラナチョコをどうしても試してみたくなり、少ない小遣いをやりくりしてそれを購入したのです。なにせ20年以上前のことなので値段は忘れちゃったけど、清水の舞台から飛び降りるつもりで注文したことを覚えてるので、けっこう高かったんでしょう。
そして、届いたガラナチョコをどうしたか。本来なら誰かに食べさせてムラムラさせて押し倒すものなんでしょうが、相手がいないので自分で食べました。ええ、食べましたとも。
結果。
効きませんでした。
ムラムラして走り出したらどうしようとか思ってたんですけど、どうということもなし。期待が強すぎたというせいもあるんでしょうが、たぶん基本的にこういうものが効きにくい性質なんだと思われます。
「プラシーボ効果」って聞いたことがあるでしょう。風邪薬だと言って小麦粉を飲ませたら咳が止まったとか、薬を手に握らせただけで熱がひいたとか。マエストロはああいうのって効いたためしがありません。流されやすいくせに変なところで疑り深いんです(例:ヨン様が「明るい松尾スズキ」にしか見えない。小島よしおを見ても爆笑できない、等)。
『スキャンダル』
価格: 3,990円(税込み)
品番: ASBY-5226
販売元: アミューズソフトエンタテインメント
(C)2003 b.o.m Film/Japan Partners
↑ヨン様。
『松尾スズキの頭ン中。』
価格: 3,990円(税込み)
品番: APCBC-70621
販売元: フジテレビ
FUJI TV copyright(C) Fuji Television Network, Inc. All rights reserved.
↑松尾様。似てないですか?
さらに体質的にも薬物向きではないようで、睡眠薬を飲んでも全然眠くならないし、麻酔も効きづらいほう。そういえば何年か前にエロライターの友達に漢方系の媚薬を貰って使いようがないので一人で飲んでみた時もなんともなかったなあ。
そんなわけで、ガラナチョコに敗北した私が、20年経った今もう一度媚薬を試したからといって効くという保障はない。むしろ効かない可能性のほうが高いわけです。
しかしそうはいっても、簡単には効かないと思えば思うほど媚薬への憧れは募るばかり。うーん、ここは安全策をとってやめておくべきか。でも、媚薬でイキまくって20年前の雪辱を晴らしたいという気もするし。
うーん、うーん。どう思いますぅ? WEBスナイパー編集部のIさん。
「媚薬、イイんじゃないですか。飲むんじゃなくて塗って使うジェルタイプのとかもありますし」
ああ、そうか! もしかしたらガラナチョコが効かなかったのは「食べ物」だったからかもしれないですね! 中国の媚薬が効かなかったのも、たぶん口から摂取したからいけなかったんです。私の胃から分泌されるエロ分解酵素が媚薬の効果をなくしちゃってたんですよ。そうだ、そうに決まってる。
というわけで、長々とゴタクを並べてきましたが、今回試すことにしたのはこちら。塗るタイプの媚薬『ピンクホットジェル』。
↑クリトリスを充血させて勃起させる、即効催淫ジェルだそうです。シンプルな桃色で4,800円ナリ。
食べてもダメなら塗ってみな!ってなもんです。ははは。
昔、小遣いはたいて買ったガラナチョコが効かなかった時は思わず目の前が真っ暗になったもんですが、どうですか、今私のこの余裕。大人になるって素晴らしいなあ。
中学時代、やっぱりローン組んで買った「背がみるみる伸びる本」が全く効果なかったことも、今なら笑って許せるような気がします。
(続く)
「アダルトグッズ(大人のおもちゃ)&マニアックAV オンラインショップ 新宿アートセンター」
http://s-artcenter.com/
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(C)花津ハナヨ |
遠藤遊佐 AVとオナニーをこよなく愛する三十路独身女子。一昨年までは職業欄に「ニート」と記入しておりましたが、政府が定めた規定値(16歳から34歳までの無職者)から外れてしまったため、しぶしぶフリーターとなる。AV好きが昂じて最近はAV誌でレビューなどもさせていただいております。好きなものはビールと甘いものと脂身。性感帯はデカ乳首。将来の夢は長生き。 遠藤遊佐ブログ=「エヴィサン。」 |
07.10.20更新 |
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