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ABLIFE―Abnormal Dilettante Magazine―
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読者投稿欄「あぶらいふ」は、「この場」があることで生まれる創作意欲、コミュニケーション欲、そして読者を交えたフラットな交流に意味を求めるインターネット上の広場です。同性愛・自慰妄想・緊縛・露出・各種フェティシズムにまつわる体験談、小説、意見、呟き、絵画、写真など、貴方の個性的な性表現を、ジャンルを問わず募集&掲載しています。「スナイパーSNS」と併せてパワフルにご活用下さい。
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2011年10月の投稿作品 NEW!
「昭和幻灯写真コレクション」 NEW! 写真・文=大橋喜市朗
納戸を整理しておりましたところ、また懐かしい写真が出て参りましたので、投稿させていただきます。過去にお送りしたものの多くは昭和40年代、新宿二丁目に多くあったヌードスタジオ(店に所属するモデルの裸を店内で撮影できる)のモデルを連れ出して撮ったSM写真でした。今回のものはそれよりもだいぶ時代がくだりまして、写真を趣味にしていた私が撮影会等で出会い、個人的な撮影を申し込んで撮ったものの初期の作品になります。ちょうど昭和の終わり頃でしょうか。大昔というほどではありませんが、それでも時間の流れを感じさせます。
撮影会のモデルになるだけあって、皆素晴らしい体つきをしておりました。ただし真面目な写真のモデルでありましたので、SだのMだのという世界には無縁の娘たちばかりでした。そういう娘たちの中から、“これは”という娘を選びだして声をかけるのが私の楽しみでありました。今ほどではないにせよ、「SM」という言葉自体は誰でも知るようになっていた頃でした。私に縛りの写真を撮らせてくれた娘たちの多くは、マゾというよりも、好奇心旺盛でススんだ気風を持った子たちであったと思います。
「おじいちゃんって、ヘンタイなんだ?」と、笑いながら縄を受けてくれた彼女たちの明るさを思い出します。その明るさは照れ隠しでもありました。縛られてしばらく経つと急にしんみりし始めて、中には知らぬ間にオ××コをドロドロに濡らしてしまって自分で驚いているような娘もいました。今と違って、それがどういうことなのか、自分の中で納得できる形で考えることができなかったのでしょう。うろたえる姿が本当に可愛らしく、撮影を終えた後は、食事をしながら「別に悩むようなことじゃないんだよ」と慰めたりするのも私の自尊心をくすぐる事柄の一つでした。
そうした娘たちとは往々にして一度だけの撮影で終わりましたが、中には向こうから連絡を取ってきて、「また撮って欲しい」とせがまれることもありました。そういう娘は、もう照れ笑いを浮かべることもなく、縛られると何ともいえない色気を発して、素晴らしい被写体になってくれました。私は後手縛りが好きですが、それはそんな娘たちの背中が、なかなか言葉には出来ないいろいろなことを語ってくれているような気がするからです。
眠っている懐かしい指針を見つけたら、また送ります。
「暁の儀式」 画=緒結び
「横たわる緊縛」NEW!画=Ballad
「羞恥二態」NEW!画=石井進一
「女スパイを針金緊縛」 NEW! 画=ルーズ
「ウルトラマンに恋をして」 NEW! 文=VULGAR
私にとっての性に目覚めるきっかけがウルトラマンであったという話は以前読んで頂きました。当時まだ5歳ほどだった私が観た、ウルトラマンが怪獣相手にピンチになっている映像や写真。ウルトラマンが十字架などに磔にされている写真。その原体験による衝動と衝撃! あの時の欲情を超えるものは未だにないと言っても過言ではないのです。
真っ白な心に初めて叩き込まれたそのドス黒い性的衝撃は、まさに私にとってSMの原点でありました。その後小学生になった私は、幼いながらにムラムラした気持ちを抑えつつ、ウルトラマンが約束的にピンチに陥るシーンを期待しては、心臓をバクバクと高鳴らせ、ゴクリと生唾を飲み、ギンギンに股間を勃起させ、欲情するような変態な子供だったのです。
親が外出している時などは当時の私にとってまさに夢のSMタイムでした。
あれは新マンという名のウルトラマンが、ナックル星人とブラックキングという怪獣に夕陽の中でリンチされるようなシーンがあって、ただならない欲情を覚えた時のことです。
興奮に堪らなくなった私は、おもむろにブリーフを尻に喰い込ませ、子供用の白いタイツを穿き、まずはその自分の脚線美に息を荒くしました。現在の脚フェチとしての原点もこの辺りにあるのかもしれません。
さらにムラムラと欲情した私は、怪獣の鞭などに見立てた縄跳びを股間にギュッと喰い込ませ、全身を縛り付けて布団に自分を丸め込むなどしてゾクゾクするような興奮を味わいました。 マゾヒストとしての我が身の性的投影の対象が、女性ではなくウルトラマンであり、さらにそのウルトラマンに自分を投影していた時代でした。
すなわち、男としての自分の肉体に欲情出来ていた少年時代こそが、人生でもっとも欲望の追求に恵まれた幸福な時期だったのかもしれません。 ウルトラスーツの中で役を演じる汗臭いおじさんに欲情していたなんて、今にして思えばとても信じられませんが、間違いなく、あの頃は女性ではなくウルトラマンこそが私の性的対象だったのです。
ウルトラマンの人形を紐などで縛り、その周りを怪獣の人形で囲うなどして興奮。ウルトラマン80という名のTバックを穿いたような後ろ姿が特徴的な銀色の艶やかな尻に欲情。ビデオに録画したそのウルトラマン80の尻のアップや脚線美が冴える場面を探しては一時停止し、ムラムラと欲情。 そして本屋で見た子供雑誌の表紙に写るウルトラセブンの姿に熱いトキメキを覚えたあの頃……。
性別を超えた欲情は思い出の宝です。
「Mのための安眠対策」 NEW! 文=Mみどり
安眠を求めて、アイマスクとか耳栓を使用されている方は多いと思います。
女性の中には、スカーフまで使用されている方もおられるようです。
私は、アイマスクと耳栓の他に、ガーゼのハンカチ、伸縮包帯、三角巾、細長い布を使って、毎夜寝ています。ここだけの話、旅行にも全部持参しています。
アイマスク、耳栓、伸縮包帯は、100均で売っています。
ガーゼのハンカチは、化粧品店で買ったものを使用しています。厳密に言いますと、ガーゼのハンカチにも2種類あって、ガーゼに近いものと、目が細かく、ハンカチに近い物があります。私は2種類を使い分けしています。
三角巾は、薬局で市販されているものです。細長い布ですが、シーツを縦に切ったもので、幅6cm、長さ150cmくらいです。
耳栓をすれば、とりあえず、騒音からは逃れられます。
アイマスクも外さない限り、夜が永遠に続きます。
問題は、アイマスクが外れやすいことです。左右の耳に掛けていても朝になると大抵外れていて、陽光で目が覚めることになります。
冒頭、スカーフを使用されている方もいると書きましたが、アイマスクが外れないように、スカーフを被って、アイマスクのゴムが外れないように工夫されている女性もおられるようです。
私は、どんなに寝返りを打っても絶対にアイマスクが外れないようにして寝ています。
まず耳栓をします。次に、ふたつ折りにしたガーゼのハンカチを2枚重ねて、鼻から顎までを覆います。
細かいことですが、内側、つまり肌に当たるほうは、ガーゼの目の粗いハンカチにします。
そして、その上から広げたハンカチを2枚、顔全体に被せます。額から首筋くらいまでが隠れると思います。
そして、アイマスクを目の上にのせ、伸縮包帯で縛っていきます。
ここまでは以前にも書いたと思いますが、最近はさらに進化(?)しました。
その上から、三角巾をスカーフのように被り、ハンカチがすべて三角巾の中に入るようにして顎の下で1度結んで、そのまま余りを両頬に沿って上にあげて頭のてっぺんで縛ります。
最後に、細長い布を目の上に当て、そのまま後ろに回して、三角巾の上から後頭部で交差させ、目の上、つまりアイマスクの上で蝶結びに縛り、完成です。
首から上は、すっぽりと布で包み込まれ、白いミイラが出来上がります。
三角巾がわずかですが喉を圧迫しますので、すこし頭を後ろにそらす感じになります。ですから、枕がないと眠れない人には向きませんが、枕がなくても平気という人ならば、問題ありません。
こうやって眠りにつくと、どんなに布団の上で寝返りを打っても、のた打ち回っても、そのままトイレに立っても、絶対に外れることがありません。
つまり、自分の意志で外さない限り、朝は永遠に来ないのです。
以上の方法は、安眠のためのものですが、同時に、「拘束される」ということを、手っ取り早く体に教えてくれる方法でもあります。
365日、夜が来れば安眠を求めて自縛するわけですから、ノーマルな人でも多少なりともMの世界の扉を押し開くことになるのではないでしょうか。
つまり、安眠を手に入れると同時に、Mの心も育まれていくのではないかと思っています。
逆に言えば、Sの人には、耳栓もアイマスクも不要なものだと思っていますけど、どうでしょう。
SMの世界では、ある日突然、ということはないものです。チョットしたことの積み重ねが、大切なのではないでしょうか。
超過激な安眠対策ではありますが、こんなところからMの世界が拡がるのだと思います。
「紫色のカンバス(2)」 NEW! 文=白檀
ああ、この絵だ。
彼女が惹かれた絵が目の前にあった。
髪の長い女性で胸元にかかる髪が綺麗だ。手首は拘束され、吊り上げられている。身体は縛られていて、荒縄が白い肌を蹂躙するかのように食い込んでいた。さらに目も隠され、口には猿轡。そこから一筋、涎が垂れていた。首にはやはり首輪が付けられていて、そこから張りつめた鎖が伸びている。
その鎖の先には、もちろんそれを引いている主人がいるのだろう。
想像を掻き立てられる絵だった。彼女は周りに誰もいないことをいいことに妄想に耽ろうとした。
「その絵、そんなに気に入りました?」
不意に声をかけられて彼女は驚き、「ひゃあ!」と情けない声を上げた挙げ句、持っていた傘まで落としてしまった。まさか変な妄想をしていたことを悟られてしまったのではないかと、赤面してした。
「え、ええ……素敵な絵だと思います」
傘を拾いながら、早口で答える。先程、タオルを貸してくれた男性が興味深そうに彼女を見ていた。
「こういう作品に興味があるんですか?」
「……ええ、まあ……芸術的です」
まさか本当のことなど言えるはずもなく、曖昧に言葉を濁した。
「……もしよかったら、一度モデルになってみませんか?」
「……?」
言っている意味が分からず、私は疑問符を頭の上に浮かべた。私はただの一般人だ。とりわけ美人というわけでもない。まさか騙されるのでは……。
彼女の表情から疑いの色を読み取ったのか、その男性は微笑みながらこう付け足した。
「その絵にも、モデルがいたんです」
絵を見ている表情がとてもよかったから声を掛けたのだ、変な勧誘ではないから安心して欲しい、とも言われた。
「あの……この絵はあなたが?」
「よく驚かれます。私のこと、お手伝いさんだと思ったんでしょう?」
「すみません」
人を見かけで判断してはいけないと、彼女は思った。
こんな人畜無害そうな穏やかな人が、こんなにも妖しく激しい作品を描くのだから。
「いいですよ」
別に裸を描かれるわけでもないと自分に言い聞かせながら、彼女は男性に案内されるまま、奥の部屋へ進んで行った。もっともたとえ不安因子があったとしても、好奇心旺盛な彼女がそのような誘いを断われるはずもなく、結果は同じになっていただろう。
「いいんですか? 画廊のほうを閉めてしまって」
「私の気分で開けたり、閉めたりしているから別にいいんだ。来る人も分かっているし」
「そうですか」
「ああ、あと、モデルと言っても座ったまま居てもらうことは少ないかもね。むしろ自由に動いてもらって、いいポーズがあったらそこで止まってもらうから」
「分かりました」
その男性……K氏と呼ぶことにしよう。K氏のアトリエは画廊と渡り廊下で繋がっている。画廊にあった大きな窓がここにもある。初めて見る画材道具が珍しく、彼女はついモデルのことを忘れて見入ってしまった。
「じゃあ、好きに動いてみて」
好きに、とか自由にと言われると途端に彼女は困ってしまった。いっそ「此処にこうやって立って」「其処に寝そべって」と言われるほうが楽だ。
黙ったまま、困った表情で立ち尽くしてしまった。
結局、K氏に言われるまま近くにあった机の上に膝を抱えて座った。
「いきなりは難しかった?」
鉛筆を動かすさらさら、という音が雨の音と混じる。
「すみません」
「いいよ、みんな初めはそうだから」
「……」
彼女は好奇心だけでモデルになってしまったことを心底、後悔した。別段、美人でも可愛くもないのに、何をやっているのだろう、と。
自分の好奇心の強さを恨んだ。
「ああいう絵は昔から好きなの?」
「……いつかああいった作品を作りたいと思っています」
その気持ちは本当であった。自分の理想のポルノグラフィとしても好んでいたが、純粋に綺麗だとも思っていた。
「でもKさんのように、絵はまったく描けませんけど……」
自慢ではないが、人物画のデッサンをして、美術教諭にため息を吐かせた経験がある。
色の陰影や物の大きさの対比やバランスというものの感性が私には欠けていた。
「じゃあ、誰かを縛りたいと思ったことあるんだ?」
なんとなくだけど、Sっぽく見えるね。とK氏は言った。
「……いいえ」
ぽつり、と彼女は言った。
「でもそういう作品を作りたいのでしょう?」
「確かにそうですけど、それと人を縛りたいと思うことは違います」
彼女は顔を俯けながら、小さく呟いた。
「むしろ……私は、人に縛られたいほうですね」
何故、初対面の人にこんなことを言ってしまったのか分からなかった。逆にK氏が今ある人間関係とまったくと無関係だったからかも知れない。
「なら、縛られてみる?」
K氏はスケッチブックと鉛筆を傍らに置いた。
「え、いいんですか?」
おそらく普通の女性なら身の危険を感じて断わるであろう。しかし彼女は自分の好奇心に到底勝てない。
「というか……縛れるんですか?」
「一応ああいう作品を描いているわけだから」
彼はそう言って、近くにあった箪笥から緋色の縄を取り出した。
(続く)
「顔出し変態写真を晒した悦び」 NEW! 文=秋山たつや
こんにちは、ハレンチM男の秋山たつやです。9月号に私の顔出し変態写真を採用して頂き、ありがとうございます。
ついにネットで変態エロ写真が顔出し公開、それも素人の個人ブログではなく、人気サイトの「WEBスナイパー」……露出狂マゾとして新しい一歩を踏み出した悦びで体が熱くなりました。
これで私も写真投稿誌で恥ずかしい姿を顔出し公開されたM女さん達と同じように、「生き恥地獄」に向かうしかないんだと思うと、高揚感を抑えられません。
堕ちていく自分を妄想するだけで、ゾクゾクしてしまいます。
前の仕事でお世話になった人達には申し訳ないのですが、いろんな重しが取れて「何があっても、自分が受けとめればいい」状況になったので、これからは「変態な自分」に正直なマゾ人生を進みたいと思います。
今後は「あぶらいふ」への変態投稿やハッテンバでのハレンチプレイに加えて、変態イベントへの参加、マニア雑誌のマゾモデル、変態DVDへの出演にもチャレンジしてみたいです。
今回は本当にありがとうございました。
「紙袋を妻の頭にかぶせて」 文=T
私が我が家でしているプレイは、妻の頭に紙袋をかぶせて、呼吸用の穴だけを開け、首のところでクシャクシャと袋を潰して完全に顔を隠してしまい、その上で着衣の上から緊縛を施して犯すというものです。一見して嗜虐心が強く煽られ、また、妻もM気のある女なものですから、こうしてやると非常に感じます。呼吸穴を小さめにすると、妻の息が荒くなってきた頃に紙袋がベコベコと凹んで、ますます凄惨さが増すのも一興です。何度か写真撮影もしておりますので、今度投稿させてもらった時には全国の皆さんで妻を視姦してやっていただければと思います。また、同種の嗜好をお持ちの方との交流もできるようになればと楽しみにしております。
「お仕置きれたい童貞M男」 文=柿沼
複数の年上女性にお仕置きされ、恥ずかしい思いの中で何度も強制発射させられたい童貞M男です。会社で先輩女子社員に叱られたりすると、その夜、決まって妄想オナニーをしてしまいます。タイトスカートで仁王立ちする先輩たちに取り囲まれ、蹴り倒された挙句、一人に太腿で首を絞められ、窒息寸前の苦しさの中、別の先輩にハイヒールでペニスを踏まれ、オフィスの床で許しを乞いながらイカされてしまう僕……。薄れゆく意識の中、冷笑を残して立ち去っていく先輩たちのコツコツという足音は、この世で最も僕を幸せにしてくれる子守唄です。
「ペーパーボーイ、這ふ(5)」NEW!文=端井譲治
すぐにユミさまが言つた。
「パンツ、脱いで。シャツは着たまゝでね。そのはうがエロいから」
「ハイ」
そゝくさとパンツを脱ぐ。見られる恥づかしさと嬉しさでボクのコックは凛々と屹立した。皮が剥けて反り返つた亀頭が紫色にテカテカと光つてゐる、はづだ。今は目をつぶつて、自分の中で快感を増幅させる。
「ちよつと待つてね」
ユミさまは携帯をだした。かゞんでそれを撮る。
「ホラ、見てごらんなさい」
モニターを見せてくれる。今ボクが記述した通りのものが写つてゐた。
「あとで友だちにみせるわ」
ますます嬉しい、恥づかしい。
「よし、そしたらシャツも脱いで。次はなんだつけ」
ボクは持つてきた袋の中から定規を取りだしてユミさまに手渡した。
Sの立場であれMの立場であれ、ボクの根本は女性崇拝です。えつ、Sで女性崇拝つて? それはつまり……
真つ裸で後ろ手に縛つた静子を床柱を背に立たせ、男たちが(女も含めて)酒盛りの最中です。『花と蛇』にはよくある設定。今回特に原典には当たつてゐませんので、そんな場面ないとしてもあしからず。みんな仲間の手前静子を卑下する言葉を口にしてゐますが、内心その姿の神々しさに打たれひれ伏してゐるのです……。
Mの女性崇拝は当然ですが、これがなかなかうまくいきません。クラブの女王様たちはお店で教はつたステレオタイプのプレイばかりで想像力に欠けています。ボクのやうなヘタレ、へそ曲がりMにはまるで対応不能です。
一般女性はどうでせう。まづSの方はゐませんよね。少なくともボクはお目にかかつたことはありません。崇拝できる女性がゐないのなら、自分が自分を貶めて、相対的にMの立場を作りだすしかありません。ボクの基本姿勢です。
「これで私の身体のパーツを計つてください」
「ふーん、ペンとメモ帳もあるのね。自分で記入するのかしら」
「ハイ」
ユミさまは定規を手にするとボクのサイズを計りはじめた。
「鼻の下、ムーして」
裏から歯を押しつけて伸ばすやうに言ふ。
「3センチ、長いわね。乳首の高さ、2ミリ。小さい。揉んで大きくしてやりたいわ。乳輪、3センチ。乳首と乳首の間、21センチ。お臍からチンチンの根元、19センチ」
いよいよ中心へきた。
「あら、小さくなつてるわ。さつきの勢ひはどうしたの。フニヤフニヤしてゝ計れないわ。」
ユミさまはさう言ふと皮の先つちよをつまんで引つぱり上げた。いつのまにか縮んでゐたコックがユミさまの指を感じて再び頭をもたげた。
「さつきはもつと大きかつたわよ。しつかり見せなさい」
ユミさまの言葉に刺激されて最大級までリカバーする。
「15センチ。歳にしてはまづまづね」
若いときは優に20センチはあつたボクの自慢のコック。歳には勝てない。今は水平に立つてゐるだけが昔はビンビン、臍に触るほどの角度で上を向いたものだ。
「睾丸の裏から肛門まで13センチ」
微妙な個所を触られてウツフンと声が出てしまふ。
(続く)
(「あぶらいふ」新着投稿作品展示室 2011 Novemberに続く)
【応募要綱】
「あぶらいふ」では皆様からの力作投稿を募集しています!
★体験談、告白、写真、イラスト募集、貴方のアブノーマルライフをお好きな形で表現して下さい。
SM、フェチ、同性愛などジャンルは問いません。他の投稿者へのご意見、ご感想も大歓迎です。
★投稿はこのページ下段の投稿フォームもしくは郵送にてお願い致します。
作品は編集部が厳重に保管の上、厳選して『WEBスナイパー』の「あぶらいふ」にアップ致します。
★恐縮なのですが、いずれの作品に対しましても、原稿料・謝礼等をお支払いすることができません。
ご了承の上、是非「WEBスナイパー」並びに「あぶらいふ」が目指すサイト作りへのご協力をお願い致します。
★応募方法
・添付ファイル(メッセージ以外の文書ファイルやイラスト、写真、動画ファイル等)がない場合は、この下の「投稿入力画面へ」より、お原稿をご送信下さい。
・ファイルを送付していただく場合は、お手数ですが、「ファイヤーストレージ」 等のファイル転送サービス(無料)を使ってファイルをWEBに上げていただき、下段の投稿フォームにてURLを私どもに教えて下さい。
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・データでない作品は郵送にて、以下の宛先までご送付下さい。返却をご希望の方は、その旨をご明記下さい。
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