THE ABLIFE July 2015
浜不二夫式・常識ある大人の為の肉筆紙芝居 第5弾
あるお店でのアブノーマルな体験をきっかけにディープな変態快楽に溺れこんでいく青年・珍太。悪夢とも淫夢ともつかないその世界で、珍太が最後に見る光景とは......。「女囚くみ子」シリーズの浜不二夫氏が描く大人に向けた紙芝居。
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珍太のお勤め第一夜
「僕はMっ気は全然ないと思っていたんだけど、この頃時々、M男として調教されるって、どんな気持なのかな、なんて興味がわいてるんですよ」
不用意にそんなことを口にしたのが最後でした。ママの目が妖しく光ったのに気付きませんでした
「あら、簡単なことよ。私たちがお手伝いするわ。ちょっとこっちへいらっしゃい」
優しい声にだまされて、ママのそばへ行きました。ママは猫なで声で、
「手を出してごらん」
「......?」
わけも判らず差し出した両手を、脇からグイと握られました。力強い男の手が私の両手首を握り、もう一人が太い縄をギリギリと手首に巻き付けるのです。
「エッ、ああ、手を縛るんだ。縛ってどうするんだろう?」
その後に起こることなど想像もせずに、私は面白半分でされるがままになっていました。
慣れた手つきで二人の男は私の手を縛り上げました。後ろ手ではありませんが、固く手を縛った縄を首に捲かれてグイと吊られたので、手はどこにも届かなくなりました。続いて彼が取り出したのは、ベルトが付いた大きな玉、アアッ、嵌口具!
「何を嫌がるの? お前はもう口をきく必要なんてないのよ。ハイ、アーンしなさい。美味しい玉よ」
もうお前呼ばわりです。男の力でグイグイ口にねじ込まれベルトが止められると、もう私の口からは、涎と、ワウワウという意味不明の呻きしか出てこなくなりました。さすがに少し慌てましたが、もう何も出来ないのです。テーブルの上にあおむけに寝かされ、足も縛られました。
「ホホホ、さあ、解剖してあげるわよ」
ママの笑い声と共に、だれの手でしょう。ズボンのベルトが解かれる気配!
「ウグーッ、アウーッ、ウグググーッ」
私は必死にもがきましたが、それはなんの甲斐もなく、ズボンもブリーフも、哀れに引き下げられて、私は恥ずかしい男のモノを皆の前に浅ましく露出させられてしまったのです。
勝ち誇ったママの笑い声。
「ホッホッホ、お粗末なチンポ丸出しにしたわね。こんなチンポじゃ、女を泣かせることなんか到底出来ないわよ。せいぜい自分を泣かせる役に立つだけね。今日はお終いまで、この札を丸出しのチンボからブラ下げていなさい。名前もFなんで気取った名前じゃダメね。そうだ珍太がいい。いいかい、お前はチンボ丸出しだから珍太なんだよ。珍太って呼ばれたら、この札をぶら下げたチンポ丸出しで走って来るんだよ」
見せられた札には「どうぞチンポをお弄りください。珍太」と大きく書いてありました。
これを、丸出しのチンチンからブラ下げていなければならないのです。男性の一人が、私の丸出しのチンポをつまんでグイと引っ張り、もう一人が、細くて丈夫なビニール紐でペニスの根元をギュウギュウ締めあげます。その痛さに嵌口具の中で泣いて腰を振ると、
「動くな!」
バシーッとハダカのお尻を鞭で叩かれました。私の羞恥心や苦痛など何の関係もなく、この人たちの意志のままにされる。それがM男に加えられる奴隷調教でした。
「お尻が淋しいわね」
足を持たれて、赤ちゃんがオシメを替えられる時の形でハダカのお尻を出させられ、使い古しの割り箸をグイと肛門に突っ込まれて、その痛さにヒィッと泣き悶えました。
「ホホホ、尻尾が生えて畜生らしくなったわ。さあ、お立ち。珍太の姿を皆様に見て頂くんだよ」
首縄を掴まれて皆様の前に立たされた私は、自分の姿の浅ましさに目が眩みました。ズボンとパンツは足首に絡まっていて、下半身は丸出しなのです。手はガッチリと縛られて首から吊られ、ただ空を掴んでいるだけ、どうやってもお股の前を隠すことが出来ません。
そこの丸出しのオチンチンには、私を引き回す紐が取り付けられている上に、どうぞ嬲ってくださいとお願いする札まで下がっているのです。男として、人間として、これ以上ない恥辱の姿でした。
ママにオチンチンの紐で曳かれて、お客様の前に立たされます。
「どうぞ弄ってください、か。頼まれちゃ仕方がないな」
握られ、しごかれ、ひねり回されても、惨めさ口悔しさに泣きながら、哀れに腰を振るしかないのです。
「フーン、凄いね。紐がチンポに食い込んでるぜ。おい珍太、痛くないのか」
死ぬほど痛いのです。でもそう訴えようにも、嵌口具で口がきけません。順に弄って頂いて、アア、次は女のお客様! でもママは、容赦なく私のチンポの曳き紐を引っ張って、お客様の前に立たせるのです。
「ホホホ、ヤーネ、グロテスク。見て気持いいものじゃないわ」
「使えば気持いいけどね」
「キャア、ママのスケベ」
さすがに手で触ったりはなさいませんが、使い古しの汚れた割り箸で挟んでひねって、お弄りになります。
私はもう腰が抜けそうでした。お客様全員に弄って頂いて、チンチン丸出しのまま、お足元の床に正座させられます。お尻に刺さった割り箸の痛さに呻きました。皆様、私のことなど忘れたように、楽しそうにお話しながらお食事をなさいますが、私には水一杯与えられません。
突然、お客様の一人がおっしゃいました。
「アイスクリームが食べたいな」
「アッ、それいい。私、チョコアイス」
「おれはやっぱりバニラだな」
私は怯えた目でママを見上げました。
「珍太、何してるの。皆様、アイスが食べたいとおっしゃってるんだよ。早く買っておいで。チョコレート二つとバニラ四つ。間違えたらお仕置きだからね」
今されてるよりひどいお仕置きがあるのでしょうか。
ズボンを下げられてチンチン丸出し。両手を縛られて、どうやっても自分のオチンチンが隠せないのです。
こんな姿でお買い物に行かされるなんて......私はウーウー泣きながら、額を床にすり付けて哀願しました。
「フン、珍太のくせにチンチン丸出しが恥ずかしいのかい?」
「チンポ出して外を歩いたら猥裏物陳列罪だ。かかわり合いは嫌だから、チンポだけは隠してやろう」
手荒にズボンが引き上げられましたが、縄も嵌口具も解いて頂けません。縛られた手にお金を持たされ外へ追い出されました。アア、こんな姿を人に見られる......でも縄で縛られた私は、逃れる方法がないのです。
「そこのコンビニのアイスは美味しくないから、表通りの店まで行くんだよ」
私はトボトボと歩きました。夜とはいえ繁華街を手を縛られて歩くのです。目が眩み宙を踏む思いでした。
次々に人とすれ違い、そのたびに身が縮みます。夜道と云っても明るい街灯が照らしています。私が手を縛られ、嵌口具を銜えさせられていることに、かなりの人が気付いているはずなのですが、誰一人声も掛けません。都会というところは冷たいところです。今の私にとっては、むしろそれが救いでした。
ひときわ明るい表通りのお店へ、私は目をつぶって入りました。若い男の店員に、アイスを指差し、指で数を伝えます。太い縄で手を縛られて首から吊られ、口に大きな玉を銜えている私の姿。さすがに店員が「ど、どうしたんですか」と尋ね、店中の人が私を見ます。
消えられるものなら消えたい思い。でも私はどうすることも出来ず、何も云わずに(云えないのです)縛られた手にアイスクリームとおつりを入れた袋を持たせてもらい、逃げるように店を出ました。顔から火が出たようになり、どう歩いたかもよく判らず、店に戻りました。
「遅かったじゃないか!」
ママは、ご苦労様も云わずに私の手から袋をひったくり、お客様のほうへ行きました。男の人が私のズボンのベルトと鈎ホックを外します。ズボンがストンと足元まで落ちて、外出が終わった私はまた、チンチン丸出しで固い床に正座させられるのです。死ぬ思いで買ってきたアイスが私の口に入ることはありませんでした。
珍太のお勤め第二夜
「コラ、珍太! いつまでお客様面をして座っているの。サッサとお勤めを始めるのよ!」
ママの鋭い声。ドキッとして私は、シオシオと立ち上がります。すぐに調教師様(最初の日に私を縛ったのは、ママと契約した調教師様だったのです。道理で、縛り方責め方が慣れていて、厳しくてお土手でした)が、縄を手に近付きます。
「ホラ、手を出せ! グズグズするな!」
オズオズ差し出した両手に縄が巻き付きます。ガッチリと縛り上げられた両手を首に短く吊られ、どこにも手は届かなくなりました。口には嵌口具。大きな玉が押し込まれ、全く言葉が喋れなくなりました。そしてズボンのベルトに調教師様の手が掛かるのを感じて、私は目をつぶりました。
「アラ、アラ、アラー」
初めての方なのでしょう。女のお客様の頓狂な声に、店中の人がドッと笑う中で、私のズボンとブリーフが足首まで引き下ろされ、私は、男の股間のダイジナ物を、お店中の男女の目に晒すのでした。
「お願い札をブラ下げる。股を開け!」
ピシャツとハダカのお尻を叩かれ、私は観念して、目をつぶったまま足を広げました。お股のモノがプランと揺れて、また爆笑が沸きます。
「ごの牡奴隷は珍太といいます。そう、オチンチンの珍太です。弄られるのが大好きなM男ですから、皆様で思い切り辱めてやってください。珍太ですから、オチンチンを嬲ってやると、泣いて喜びますわよ」
「ウソです! 僕はマゾなんかじゃありません!」
そう叫ぼうにも、私の口からは「ウウウ......」という意味不明の呻き声と涎しか出てこないのです。ママが私を、「苛められて嬉しがるマゾ男だから何をしてもいいんです。今夜は皆でこの男を弄って楽しみましょう」と残酷な紹介をしている間に、調教師様が、私の丸出しのオチンチンに「お願い札」を結びつけます。
珍太の最初のお勤めは、チンポ丸出しで縛られた哀れな姿で、お客様お一人ずつに、「どうぞ、私のチンポを弄ってください」とお願いして回ることでした。
ママが九尾鞭を手に、チンチンを縛った紐を曳いて連れ歩きます。尻込みしたりすると、鞭がビシッとお尻に弾けます。手加減している鞭で、傷が付くほどのことはありませんが、「ギャッ」と飛び上がる程には痛いのです。人前でハダカの尻を鞭打たれるのには特別な辛さがありました。
「私は、恥ずかしいお尻を丸出しにされて、折檻を頂戴する分際です」
と、自分のハダカの体で云わされているわけです。
長い長い屈辱の夜は始まったばかりでした。私は今夜も一晩中、スッパダカの嬲り物にされて、丸出しのオチンチンを弄られ痛め付けられ、恥にまみれ、呻き、悶え、泣いて明かすのです。
「珍太の場所」と決められたトイレのドアの脇の固い床に、私はチンチン丸出しで正座させられて、次のご命令を待たされていました。
「ホホホ、この子、あんな格好でよく素直にお買い物に行くわね。奴隷の素質があるのよ。今日は何を買いに行かせようかしら」
「生まれついてのM男ですかね。たまにいるんですよ、惨めな格好にされて嬉しがるのが。ハダカにされなければ、手を縛られるくらいは、恥ずかしいって思わないみたいですね」
そんなことありません! 手を縛られた姿を人に見られるなんて、死ぬほど恥ずかしいんです。
「じゃあ今日は、もうちょっと刺激的な格好で、またアイスを買いに行かせようよ」
もっと刺激的? アア、どんな格好でしょう。怯える私を尻目に、ママはお客様の希望を募ります。
「私、チョコレート」
「やっぱりバニラだな」
「オレンジがいい!」
口々におっしゃるのを必死に聞きます。数を間違えて買ってきたら、今よりも辛い、恥ずかしいお仕置きをされるのです。
ズボンは上げて頂きました。でも下のブリーフは上まで上がっていないのです。そして、容赦のないママの指でズボンの前ジッパーが開かれ、お願い札を下げたオチンチンがつまみ出されます。
「ホホホ、こうしておけば、どこででも立ち小便が出来るわよ。その大きな買物袋を持たせてやって頂戴。ホラ、ギリギリだけどその辺まで隠れるわ。安心してお買い物に行っておいで」
お金を持たされて、お店から突き出されました。どうすることも出来ません。私は、街路の暗さだけを頼りに、手を縛られ嵌口具を銜えさせられたまま、トボトボと歩いたのです。
表通りのコンビニ――店内の明るさに死ぬ思いでした。この前と同じ店員がいて、ホッとしました。先日一度、この姿を見られているのです。
彼はニヤリと笑いました。「やあ、また来たな」という感じ。
「ウ、ウウウ」
口がきけない私は品物を指差し、指で数を伝えます。うなずいた彼は、私の手のお金を取って、品物を取り出しました。そして、
「ここに入れますね」
親切に、私の手の買物袋を取り上げたのです。その下は!
「キャーッ、嫌だーっ」
「ヤダーッ、ヘンタイよッ」
こちらの様子を盗み見ていた女子高生が、私の丸出しのオチンチンを見て、金切り声の悲鳴を上げました。
「アッ。君! ダメだよ、それは!」
店員が叫び、私はもう無我夢中で店を飛び出して逃げ帰りました。何も持たずに帰ってきて床にへたりこむ私に、さすがにママと調教師様がそばへ来て「どうしたの」と嵌口具を外しました。
泣きながらわけを話す私に、お二人は顔を見合わせて苦笑いをなさいました。
「ハハハ、もう当分あの店へは買い物に行かせられないな。警察に突き出される恐れがある」
「それにしても、お金も品物も置いてきたのね。やっぱりお仕置きはしなきゃ。珍太! お尻に鞭十発!」
「む、鞭......アア、お許しを。私が悪うございました。反省します。これから気を付けます。鞭はお許しを! お慈悲を!」
お尻に鞭。大勢の方の前で哀れな姿勢をとらされ、ハダカのお尻を鞭打たれる。それは、鞭の痛さ以上に、惨めで辛くて恥ずかしいものです。人間の大人なら隠さなければいけない部分を高く上げさせられ、性器も肛門も人前にさらけ出して、鞭で打たれてヒイヒイ泣き叫ぶ。自分はもう人間扱いされない身、こうしてお仕置きを頂くのが当然の、粗相をした奴隷なのだ......。見ている方はもちろん、自分自身にも骨身にしみて悟らされる刑罰でした。
手を縛られている私は、すすり泣きながらズボンを脱がされました。
下半身丸出しで、床に膝立ちをさせられ、調教師様に顔を床に押し伏せられました。当然ムキ出しのお尻は高く天井へ向かって......首筋を棒で押さえ付けられると、身動き出来ません。
こうして、嵌口具なしでお仕置きの姿勢をとらされた私は、風を切って振り下ろされるママの鞭の下で、哀しく悲鳴を上げ、獣のように泣き喚き、虚しくお慈悲を哀願しながら、骨身にしみるお仕置きを頂戴したのです。
(続く)
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