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LES UNS ET LES AUTRES(C)1981 Les Films 13 - TF1 Films Productions. All Rights Reserved.

WEB SNIPER Cinema Review!!
クロード・ルルーシュ監督が1981年に手がけた超大作メロドラマが
期間限定、デジタルリマスター版でリバイバル公開
ベルリン、モスクワ、パリ、ニューヨークを舞台に、ルドルフ・ヌレエフ(バレエダンサー)、エディット・ピアフ(歌手)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮者)、グレン・ミラー(音楽家)といった芸術家たちをモデルに作られた、4つの家族の物語――。

10月17日(土)より4週間限定、YEBISU GARDEN CINEMAにて公開
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4週間にわたって、恵比寿ガーデンシネマでクロード・ルルーシュ監督『愛と哀しみのボレロ』デジタルリマスター版が上映されている。3時間以上ある、金かけまくりの、「なんかこってりしたフランス料理をガッツリいきたい!」みたいな気分で行くのにぴったりな、豪華絢爛な映画。ドイツ、フランス、ソ連、アメリカの芸術家たちによる(それぞれにカラヤンや、エディット・ピアフなど、実在のモデルがいる)、第二次世界大戦を挟んだ2世代にわたる人生の悲哀が語られる。

オリジナルは81年の公開。冒頭に、アメリカ人作家ウィラ・キャザーの「人生には二つか三つの物語しかない、しかも、それは何度も繰り返される」というような言葉があげられ、本作は同工異曲がひとつのテーマとなっている。生まれた国は違えど、どいつもこいつも出会い、結婚し、そして第二次世界大戦で徴兵されて悲惨な目にあい、でも彼らに子供がいたりして、それがDNAのせいか、教育のせいか、ウィラ・キャザーの予言のせいか、芸術家としてまた次の時代で花開こうと努力を始める。

LES UNS ET LES AUTRES(C)1981 Les Films 13 - TF1 Films Productions. All Rights Reserved.

最初に登場するのはバレエのダンサー。彼が奇妙な踊りを始めて、でもこれが身体ひとつだけで飽きさせない。この動きは何かを表わしている......、微生物の蠕動のような、花ひらくつぼみのような......。やがて映画はソ連ボリショイバレー団のオーディション風景に移り、ここではマドンナ(しかしオーデションには落ちてしまう)と審査員が結ばれる。舞台はあっさりフランスに移り、パリらしくキャバレーでレビューが行なわれている真っ最中。「やっぱりパリがいいな、ソ連のハイレグもいいが、なにしろあっちは暗すぎる!」などと思っていると、ここでも、楽団の演奏者同士が結ばれる。映画はドイツに移動し、若いピアニストがなにやらヒトラーらしき人に謁見していて、今度はアメリカにまで移り変わったところで、臨時ニュースが伝えられ、時代は第二次世界大戦へと突入していく。

ここからが陰惨で、もうパリだろうが、ソ連だろうが、ドイツだろうがみんな不幸になっていた。戦車なんかも登場してきて、本作の「金かかってる感」に驚きつつ、この第二次世界大戦部分だけで重厚な一本の映画として完成している。そこらじゅうで繰り返された愛はフリとなり、戦争は全員を切り裂いていくのだ。
印象に残っているのはパリ北駅のアナウンスで、たとえば占領時にはは「ユダヤ人のみなさまは移送列車にお乗りください」みたいなアナウンスが流れている。パリ解放後は、同じ景色の中で「3番戦はドイツ兵の捕虜の移送に使われます」とか、「出迎えの人はホームに出ないでください、自分で家族を探さないでください」などのアナウンスが流れる。そこには、同じ景色が時代状況によって全く違う場所になる、これこそ戦争のリアリティだと思わせる説得力があった。

LES UNS ET LES AUTRES(C)1981 Les Films 13 - TF1 Films Productions. All Rights Reserved.

戦後になっても、いくつかのカップルは戦争の傷跡から自由になれない。ある人はとても暗く悲しいまま終わっていき、ある人は人生を子供に託す。「戦争は最悪だ......」などと思いながらもう映画を観終わった気になっていると、ギター片手に若者が登場してきて「誰だよ!?」と驚き、背後から空母の上をジェット戦闘機が離陸していって、「時代いつだよ!?!?」とさらに驚く。彼らの子供の世代がまたおなじストーリーを繰り返し始め、登場人物は倍加し、そして誰が誰だかわからなってしまった......。それでも映画は終わらず、60年代、70年代を通過して、ついには80年代にまで突入していくのだ。
そして、赤十字主催の年末チャリティーコンサートだろうか? 凱旋門の上に世界中の芸術家がそろって、一緒に演奏を繰り広げる大団円へと向かっていく。80年代ってこういう時代だった。世界は平和になり、リッチになり、そしていまだ不幸な人たちのためにできることをしましょうと、著名人たちが集まる。この80年代のきらめき、「人類は苦労したが、やがて進歩して、幸せになった」という揺るぎない輝きが、なんだかもう遠いものに見えてしまったのが本作最大の驚きだ。代わりに、戦時中のラジオ放送「国民のみなさま、16歳から65歳の男は徴兵されることになりました」みたいなシーンが身近に見えてしまった。
この映画にはヨーロッパ人としてのフランス人の気概を感じる。ロシア、フランス、ドイツ、アメリカ。彼らには芸術があり、戦争をし、芸術を蘇らせた。日本人の、アジアの群像劇をつくるなら、その大団円は何になるんだろうか? 共通する芸術って、なんだろう。京劇、歌舞伎、やっぱ、花火大会かな?

文=ターHELL穴トミヤ

20世紀最高の振付師モーリス・ベジャールによる
"ボレロ"がスクリーンによみがえる


『愛と哀しみのボレロ デジタル・リマスター版』
10月17日(土)より4週間限定、YEBISU GARDEN CINEMAにて公開

LES UNS ET LES AUTRES(C)1981 Les Films 13 - TF1 Films Productions. All Rights Reserved.
原題=『Les Uns et Les Autres』
制作・監督・脚本=クロード・ルルーシュ
出演=ジョルジュ・ドン、ダニエル・オルブリフスキ、ロベール・オッセン、ジェラルディン・チャップリン、ジェームズ・カーン、ニコール・ガルシア、エヴリーヌ・ブイックス、ファニー・アルダン、マーシャ・メリル
配給=コピアポア・フィルム

1981年│フランス│カラー│185分│デジタルリマスター版

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映画『愛と哀しみのボレロ デジタル・リマスター版』公式サイト

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ターHELL 穴トミヤ  ライター。マイノリティー・リポーター。ヒーマニスト。PARTYでPARTY中に新聞を出してしまう「フロアー新聞」編集部を主催(1人)。他にミニコミ「気刊ソーサー」を制作しつつヒーマニティー溢れる毎日を送っている。
http://sites.google.com/site/tahellanatomiya/
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