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(C)2015 zero one film / TERZ Film

WEB SNIPER Cinema Review!!
ドイツ映画賞 最多6部門受賞
1950年代後半のドイツ・フランクフルト。ナチス戦犯の告発に執念を燃やす検事長フリッツ・バウアーは、逃亡中のナチス親衛隊中佐・アイヒマンをドイツの法廷で裁くべく、危険に晒されながら孤立無援の苦闘を繰り広げる――。歴史的な大作戦の裏に隠された衝撃の真実!

Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか絶賛公開中
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実在したドイツ人検事長、フリッツ・バウアーを演じたブルクハルト・クラウスナーの喋り方がいいんだな。ナイン!ダンケ!ビッデー!と投げつけるように言葉を発し、額は禿げ上がっている。メガネのレンズも相当厚い。髪の毛は爆発している。その髪型は後ろに向かって勢いがあって、激しい海風を受けながら負けじと崖の上に生え続けている松みたいな感じ。
バウアーは戦争終結後も逃亡ナチスを追い続け、ある日「アルゼンチンにナチの大物が隠れている」という手紙を受け取った。本作で彼が追うのは、ナチスの逃亡犯アドルフ・アイヒマンだ。

(C)2015 zero one film / TERZ Film

彼がその手紙を受け取ったのは戦後10年以上が経過した1957年。日本の経済白書に「もはや戦後ではない」と載ったのは、その前年の1956年。バウアーが戦う相手は、第一にはナチスの残党なんだけれど、じつは世間の空気とも戦っているということが、本作を観ているうちに伝わってくる。ドイツは敗戦後、日本と同じように連合国によって裁かれた(日本は東京裁判、ドイツはニュンベルグ裁判)。ドイツ政府の間にも部下の間にも、その裁判によって過去はもう終わったという空気があり、自分たちのしたことを直視したくない思いがあり、寝た子をわざわざ起こそうと奮闘するバウアーに対して、引いている雰囲気がある。ドイツ政府が戦後に行なったナチの公職追放は通りいっぺんで、当時の政権内にはまだ元ナチスの人間が存在していた。同じヘッセン州検察庁内にも彼を探るスパイ(セバスチャン・ブロムベルク)がおり、彼が連邦検事局の元ナチス親衛隊の男にバウアーの動きを報告する。事務所には隠れナチスからの脅しが寄せられ、バウアーは孤独な捜査を強いられることになる。

なぜバウアーは、10年以上もしつこくナチを追い続けたのか。そこには、何よりドイツのために、ドイツ人の犯罪はドイツ人の自身の手によって裁く必要がある、という彼の信念があった。そのためにはアイヒマン逮捕は絶好のチャンスだったのだ。
しかしそんな重大なミッションを前にしてもさすがドイツ、部下たちの勤務態度は、断然ワークライフバランス重視!金曜日に残業呼び出されたら、「それだけのことで呼び出したんですか!月曜日ではいけなかったのか!金曜日は家族と過ごす日だ!!」と完全にブチ切れたりしているので、これはこれで頼もしい。右腕となる部下(ロナルト・ツェアフェルト)に「執務室ではできない話をしたい、土曜日に来てくれ」と頼んでも、「土曜日は台所の修繕があります。日曜日では?」と返される。意外なところで、ドイツ連邦におけるホワイト労働の歴史の厚さを感じた

(C)2015 zero one film / TERZ Film

バウアーは極秘裏にイスラエルのモサドと接触し、隠れナチ勢力かく乱のために国内には偽情報を流す。砂漠を目隠しされ移動するバウアー、公園で密かに情報を交換するバウアー、対して政権に潜む元ナチスによるバウアー失脚工作も始まり、映画には諜報の匂いが漂い始める。本作、彼の右腕となるロナルト・ツェアフェルトがバイセクシャルという設定で、バウアー自身にも過去、「男娼」を買って逮捕された記録が残っていた(監督いわく、バイセクシャルの部下は本作のフィクションだが、バウアーの記録は事実だという)。彼らはハッキリとは口に出さないものの、たがいに相手がそうかもしれないということに気づいている。当時ゲイは違法であり、そのロナルト・ツェアフェルトがこっそり訪ねるゲイバーでは、歌姫がガーターを見せつけながら歌っている。はたして彼らの戦いはどうなるのか。
歴史的事実だけを述べれば、その後アイヒマンはモサドによって拉致され、イスラエルで裁判が開かれる。それはさらに、フランクフルト・アウシュビッツ裁判へと繋がり、ドイツ国民も世界の人間も、ナチスが何をしていたのか、戦後10年以上も経てから初めて、その底知れなさを知ることになった。バウアーがいなければ、「絶滅収容所」はなかったことにされてしまったかもしれないのだ。しかし映画は、その中で寂しさや悲しさを受け入れ、やるべきことをやっていった、ゲイたちのハードボイルドにフォーカスして終わる。

(C)2015 zero one film / TERZ Film

本作のどこか孤独なバウアーを観ていて思い出すのが、同じくナチ映画である『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(モルテン・ティルドゥム監督)で描かれていたアラン・チューリングだ。実在したイギリス人天才数学者である彼が、ナチスの暗号装置「エニグマ」を解読したことで、ドイツ軍の敗北は決したとも言われている。そして彼はゲイであり、イギリスでもやはりゲイは違法だった。ナチスはアラン・チューリングによって戦争に負け、フリッツ・バウアーによって忘却の影からひきずり出されたことになる。その二人ともが戦後、寂しく死んでいるのが悲しい。
文=ターHELL穴トミヤ

アウシュビッツ裁判へと繋がる"極秘作戦"が半世紀を経て初めて明かされる


『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』
Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか絶賛公開中

(C)2015 zero one film / TERZ Film
英題=『The People vs Fritz Bauer』
監督=ラース・クラウメ
出演=ブルクハルト・クラウスナー、ロナルト・ツェアフェルト、リリト・シュタンゲンベルク、イェルク・シュットアウフ、セバスチャン・ブロムベルク
配給= クロックワークス/アルバトロス・フィルム

2015│ドイツ│シネマスコープ│105分

関連リンク

映画『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』公式サイト

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ターHELL 穴トミヤ  ライター。マイノリティー・リポーター。ヒーマニスト。PARTYでPARTY中に新聞を出してしまう「フロアー新聞」編集部を主催(1人)。他にミニコミ「気刊ソーサー」を制作しつつヒーマニティー溢れる毎日を送っている。
http://sites.google.com/site/tahellanatomiya/
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