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『ピンク映画は私の青春の全てである』
田中欣一
ピンク映画が若者の気持ちを代弁し、不況を叫ばれた日本映画界を裏から力強く牽引していた1970年〜1980年代。
谷ナオミ、東てる美、可愛かずみ……スクリーンを彩ったきら星のごとき名女優と、山本晋也、若松孝二、渡辺護、高橋伴明……後の日本映画を背負って立つ若き巨匠監督たちの手によって多くの名作が産み落とされていったあの時代。
その熱き現場をともに駆け抜けたひとりのスチールカメラマンがいた。
田中欣一。
緊縛写真の第一人者として知られ、近年は主に『S&Mスナイパー』誌上での緊縛グラビアを中心に写真家活動を続けている彼は、そのキャリアの原点として、ピンク映画・にっかつロマンポルノ作品のポスター、スチールを16年間にわたり撮影していた。
関わった映画の総数はおよそ800タイトル。撮影した女優は2000人以上。現場では常時5台以上のカメラを提げ、当時流行したSM作品では緊縛まで担当。
それらの激闘の成果、50万カットにも及ぶ膨大な未公開作品群から厳選し、多くの未公開写真を収録した“もうひとつのピンク映画”『SEX CINE-MATRIX(セックス・シネマトリックス)』。
6×6フォーマットの原稿に合わせて正方形の判型で制作、映画本編と大幅に異なる印象の新しい世界観を実現。
ひとりの青年カメラマンが駆け抜けた青春が、艶やかな名場面とともに蘇る……。
あわせてオフショットも本編収録。当時のピンク映画シーンと、その現場の熱気を伝える貴重な資料ともいえる完全保存版の写真集が、遂に発売。
写真家=田中欣一最初期作品
/70〜80年代ピンク映画黄金期
スチール写真集
『SEX CINE-MATRIX
(セックス・シネマトリックス)』
著者 田中欣一
発売日=9月14日(金)
定価=3,990円(本体3,800円)
判型=A4判変型
(上製・カラー112ページ+モノクロ8ページ)
編集=ワイレア出版株式会社
発行・発売=株式会社大洋図書
東京都千代田区西神田3-3-9大洋ビル2階
tel.03-3263-2424/fax.03-3263-4545
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