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追悼 団鬼六
『鬼ゆり峠 上』(幻冬舎アウトロー文庫)
著者=団鬼六
発売日:2008年12月
出版社:幻冬舎

追悼 団鬼六
『鬼ゆり峠』〜女と女の終わらない性愛
日本人のSM観に多大な影響を及ぼした小説家・団鬼六氏。それは団鬼六というひとつのジャンルであり、日本における官能という文化を語る時、避けては通れない歴史の分岐点でもあるでしょう。去る5月6日に永眠された氏を悼み、WEBスナイパーでは「追悼 団鬼六」と題した特集記事を掲載。特集の最後飾っていただくのは「第一回団鬼六賞大賞」を受賞した作家・花房観音氏が語る『鬼ゆり峠』。同作に描かれる「女同士の絡み合い」に団鬼六作品の真髄を見出し、その魅力を伝えます。
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男と女は、わかりあえないと、思う。
心ではなくて、身体が。ついているものが違うから、機能が違うから、当たり前だ。そのわかりあえない2つの生き物が、くっついたり離れたりを繰り返す滑稽で、この世で一番気持ちのいい行為がセックスだ。

セックスって挿入だけじゃない。肌の触れ合い、言葉のやりとり、濡れさすために、勃起させるために、あの手この手を使って試行錯誤する。
それでも男と女は、わかりあえない。何故なら男は射精するから。そこで「THE・END」の文字が出てしまうから。
私は男の射精する瞬間が好きだけれども、観る分、書く分にはつまらないなぁと思う。もっともっと続けて欲しいから、交わりを。
だから私はAVでもレズビアンのセックスに惹かれ、自分自身も女同士のセックスを描く。女同士のセックスは終わりがない。挿入も射精もないから、柔らかな肌と肌との今にも溶け合いそうな触れ合い、そして女の股に潜む秘貝が重なり擦れ合い淫汁が混ざり合い、香りが匂い立つ。
女同士の絡み合いには、果てがない。そして女だからどうやって触れれば、どれぐらいの力で吸えばいいか、どんなふうに舐めればいいのか、わかる。
女同士の交わりは、ある意味純粋だ。結婚とか、代償として何かを得るとの社会的な関係とは遠いからこそ、純粋に欲しがって、求め合える。女同士のセックスで貪り合うことは、いやらしくて、そして悲しい。果てがないことは、何か形あるものを得られないということだから。

団鬼六作品で私が一番好きで最も自慰に使用したのは『鬼ゆり峠』だ。武士と少年の親子が峠に宿をとり、その宿の老婆が語る世にも残酷で悲しい物語を聞かされる。美しく強い剣士でもある人妻・浪路が、父の敵を討つはずが、逆に捕えられ、嬲り弄ばれる物語。話のパターンは団鬼六作品の定番であるが、この物語は千津という浪路に仕えている女が主役と言っていい。『鬼ゆり峠』は千津の波路への狂った恋物語だ。
千津は浪路と肉体を合わせるだけでは飽き足らず、恋心がつのり衆人環視の中、自ら浪路を――その性器を貪ろうとまでする。
ひときわ大きく鋭敏な感覚を持つ花芯を抜き取られ殺されようとする浪路と千津の別れの場面は淫靡で哀しい。男達に「波路様のそこも見納めだ」とけしかけられた千津は、浪路の花びらの合わせ目を、自ら手でぐっと押し開き、唇を押し付ける。これで最後なのだ、この淫猥な秘裂とも別れるのだと、千津は深く口に含み花芯を吸い上げる。のけぞり叫ぶ浪路。

性器はただの快楽の器官ではない。深く人と繋がるための入り口だ。『鬼ゆり峠』ではたくさんの男達、強制されてではあるが実の弟までが浪路と交わる。衆人環視の中で放尿をさせ、後ろの穴をいたぶられ、大きな花芯を糸で吊り上げ弄ばれる。実は夫が不能であり性的に満たされていなかった浪路は、憎んでいるはずの男達からの責めに悦びを覚えていく。
老婆となった千津は嫉妬を抱き続けてきたのだと告白する。浪路が男達のいたぶりを自ら望んでいたのでは、との疑念を50年間抱き続け嫉妬しながらもえぐり抜かれた花芯を守り続けている。
浪路との思い出を語る老婆となった千津は、宿を求めた武士にその昔話を、「地獄の過去」と言われ、「地獄というより波路様と千鳥の契りを結べたあの時のことが恐ろしいような嬉しいような――」と語る。地獄ではない、と。浪路と繋がれたのだから。

『鬼ゆり峠』は、千津の波路への恋慕を中心にして語られるが、団鬼六作品には度々、女同士の絡み合い、思慕が描かれる。『花と蛇』には遠山静子夫人をいたぶるうちに恋をしてしまった銀子が、想いを拒まれ悲しみながら怒り憎しみをつのらせる。『鬼の花宴』では最初は無理やり互いの性器を舐め合うように強制された「妻」と「愛人」が、次第に快楽の魔窟に墜ちて貪り狂い、遂には2人が愛していたはずの「夫」を捨てる。『新・夕顔夫人』では美貌の華道の家元を、ライバルだったはずの女達が辱め、性器をこすりあわせ潮を吹かせる。
けれど、やはり女のやるせない思慕の念と同じ形の肉体を持つ者同士の共犯性がある絡み合いが描かれている最たるものは『鬼ゆり峠』であろう。

檻の中に閉じ込められた浪路は千津に、自分が生娘の頃から「豆いじり」をして極楽浄土の雲に乗っかる気分になると告白する。その部分が人より大きく、異常な感覚の鋭敏さを持つことを浪路は千津に打ち明け、それを男達に盗み聞きされたことから、その部分を攻撃の的にされいじめられることとなる。吊り上げられ、筆の穂先でいじられて――。
同じ身体を持つ女だからこそ、浪路は千津に秘密を告白し、千津は浪路との別れに、その秘密は自分だけのものだと、自分が一番愛しているのだと言わんばかりに飲み込もうという勢いで強く、強く、吸う。
口づけの如く、求めて、吸う。

団鬼六という人は、容赦ないほど女と女の関係を描く。本当の女同士の絡みには、男は要らないのだ。男は邪魔なのだ。
女同士の果てのない、決して結実しない交わりが、一番いやらしいことを団鬼六は知っている。
同じ肉体を持ち、わかりあえそうなのに、ひとつにはなれない、女同士の性愛を。果てがない、永遠の快楽を。

文=花房観音

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花房観音(はなぶさかんのん) 京都在住の官能作家。京都女子大学文学部中退後、様々な職を経て、2010年、第一回団鬼六賞大賞を受賞。和菓子をモチーフに京都を舞台に描かれた受賞作「花祀り」は無双舎より発売中。京都観光文化検定2級を所持する現役のバスガイドでもある。
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