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追悼 雪村春樹
AV界に女子校生ブームの波が押し寄せた90年代中頃、「制服&緊縛」というフェティッシュなジャンルを牽引する名作『女校生緊縛授業』シリーズが登場。伸びやかなナイスバディが眩しい鈴木沙羅を主演に据えた本作は、登場人物たちの関係性が秀逸。心揺れるヒロインの媚と羞恥がエロティックに濃縮された、雪村作品らしい繊細な1本です。
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この作品はビデ倫ナンバーから1995年の作品だとわかった。
主演の鈴木沙羅は初めて見る女の子で、地味ながら可愛らしい顔だちで、制服がすごく似合っている。後半、裸になって、すごくいいカラダ!とびっくりさせられた。
女子校生の沙羅は、日比野達郎扮するカメラマンのスタジオにいて、彼のモデルになっている。しかし日比野は、どうしてもいい写真が撮れず「今日はやめよう」と言い出す。
後日。日比野は秘蔵っ子モデルの沙羅を連れて雪村春樹に会っている。本人演ずる緊縛師とのおなじみの役どころだ。
「上手く撮れない」とこぼす日比野。
沙羅も「どうしたら上手くポーズを取れるようになるんですか?」と雪村に聞く。
「ウチ1回来るか? いろいろ教えてあげる」と雪村が言うと日比野は「ダメだよ、このおじさんのとこ遊びに言ったら。いろいろ危ないから」。
沙羅は日比野のことが好きなのだ。その晩、2人はソファにいる。
「いいか沙羅、あのおじさんのとこ絶対遊びに行っちゃダメだぞ」
「何で?」
「危ないからさ」
日比野は制服を脱がし、チ○ポを咥えさせる。沙羅は愛しげにフェラをする。
セックスになると「あっ、んっ」といたってうぶな喘ぎを漏らし、胸に精液を浴びる。
次のシーンでは、沙羅が1人で雪村のもとを訪ねてきている。
「彼にいい写真を撮ってもらいたいんです。どうしたらいいポーズを作れるか教えてください」
「ええよ。俺にまさぐられてるの、客観的に見てみ」と愛撫する。
ここはパンティの上からおさわりするにとどまる。
時間経過。「ちょっとはリラックスしたか?」と沙羅にお茶を出す。
「もっと手の先から足の爪先まで神経行き届かせたら、もっとええポーズ取れるよ。まだ恥ずかしがってるやろ?」
お茶には睡眠薬が入っていたようだ。眠ってしまう。
仰向けにし、眠る沙羅を雪村は半裸にして麻縄で縛る。
彼女は少しずつ意識が戻り、バイブに淡い反応を見せるが、しっかりイッたようだ。
次のシーンではブラとパンティだけの恰好。
手足が長くスタイル抜群! 色っぽい身体つきをしていて、天然の美乳が映える。肌もすべすべだ。こんな綺麗な身体と出会えるのは1年に1回くらいと言っても過言ではない逸品だ。
「腰をいやらしくクネらせてみ」といわれ、クネクネさせる。
「上手になった。君がもっとカメラマンを挑発せんとええ写真は撮られへんで」

雪村春樹監督に去年初めて取材させてもらった時に聞いた言葉を思い出す。
「女の子を脱がして縛れたらええやろなぁ、から始まって、口説いて自由に縛らせてくれるまでが大変やん? そこの過程がAVは全部飛んでる(省略)やん? 俺はそこを見せたかった」

さて、ここから沙羅がお股と心を開いてゆく。
全裸になって麻縄緊縛。綺麗なおっぱいがキリキリ縛られて突き出している。
土手にまで分厚いモザイクが乗っているが、どうやらパイパンだ。
やはり、淡い喘ぎのまま、自身を頭の中で客観的に見て羞恥心を鼓舞しているようだ。
続いてはおっぱいをぐにゃりと潰した恰好の緊縛。
「おっぱい見てみ。君のおっぱいこんな潰れてるわ。可哀相になぁ」
と囁かれ、指でマ○コをほじられて「あーイクッ」と小さく。
次は、目隠しと首輪をされ、四つんばいの犬状態から。雪村に抱き寄せられ、乳首とマ○コをいじられ、切なそうな喘ぎ声を漏らす。言葉はなく愛撫しながら、じらしと放置の要素も混在。こうして煽られ、責められ、そりゃ女の子は濡れ濡れになってしまうわけだ。
最後は全裸で仰向けになっての拘束だ。バイブで股間を激しく責められる。
「気持ちええか?」
「気持ちいいッ」。ついには「イクッ」と身体を震わせる。
エピローグ。変貌した沙羅がいて、「沙羅、どうしたんだ一体!?」と日比野を唖然とさせる。
いやしかし、なんていいカラダなんでしょう!
そして昔の60分作品って過不足なく、やはり一番僕にはしっくり来ます。

雪村監督はこうも語ってくれた。
「どんなパンツ履いてるの?いうて『ハーイ』て見せられたら困る(笑)。ええかげんにしいやと。そういうときにはカメラを止めて『キミな、羞恥心て知ってるか?』から話さなあかん。そういうこともありつつ、頑張って縛って、股を開かせるわけや」
雪村監督は「4.5ミリくらいの細い縄」を好んで使用している。理由は「これを使っているのは俺だけちゃうかな」と言ってから「これ以上太いと、女の子の手首と足首を縛った時にラインが隠れる。ボンデージはライン出すことも肝心なわけや。ただ拘束するだけなら、太い縄でもガムテープでも何でもええけど」
縛り方についても明かしてくれた。
「攻めの縄は、捕縛やから感じようが感じまいが関係ないわな。けど、羞恥の縄は拘束したらあかん。緩める」
地味なビジュアルなれど、緩急つけて攻められている感情の流れが女性側にはあるのだ。
「間(ま)が大事。『縛られて、アソコがべちゃべちゃやろ、見たろか?』。イヤに決まってるやん。けど、すぐに見たら面白くない。見たろか?いうてから、じらす」
娘はじらされてよけいに濡らす。
「それが楽しいわけやんか。じらしを演出するのが縄や。向こうは支配されてるからじらされても抵抗できないから『イヤイヤ』って。マゾを演じられたらええわけや。だから『この男に縄1本で支配されてる』って演じさせる時間が必要なわけや。縛られて放置されてるほうが、マゾをやってる時間が長いわけやん? こんなに私は嫌がっているのにもかかわらず、今から触られて感じてしまう私、って演じられるわけや。縛っておいてすぐ攻めても何の面白みもない。だから、その間(ま)を見るのがこっちの仕事」
うん、なるほど!
「ピンと張る縄やなく、ちょっと緩めるから女の子がマゾのリアクションをできるんや。ひょっとしたら逃げられるかもわからんから。逃げられそうなのに逃げられない。ここでマゾのリアクションができるわけや。縛ってる最中のシーンはいらないというメーカー側の注文が多いけど、女の子の中身がものすごくヒートしてるのはその最中なんや」
動物が獲物を捕らえて、すぐ食べずにもてあそんでる生殺し状態に近いものがある。
「そういうふうに縛ってあげないと楽しくないやろ? というのが俺のAVです」。そして「もうこの歳になったら射精せんでもええの。見て楽しむだけでええ。川上ゆうなんか縛って放置してたら30分でももつよ。裸になってなくても、見ながらオナニーできる。欧米のマニアックなものは30分くらいずっとフィックス(固定)で撮ってる。今後、俺もやるつもり。自分に正直に。さらにシンプルに、撮りたいものだけを撮っていきたいです」

もっと作品を観たかったです。
雪村春樹監督、さようなら。インタビューの最中、実際に僕の手首を緊縛しながら説明していただけたのには縄酔いいや感激しました。忘れません!

文=沢木毅彦

『女校生緊縛授業 3 鈴木沙羅(シネマジック)

監督:雪村春樹
制作年:1995年
品番: CN-179
収録時間:60分
定価:16,524円(税込)
メーカー:シネマジック


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【訃報】 雪村春樹さんが永眠されました

沢木毅彦 1961年生まれ。フリーライター。AV創世記より専門誌にレビュー、取材記事を寄稿。ロリから熟女まで可愛らしいAV女優が好物。香港映画と香港街歩きマニア。好きなビールは香港の海鮮屋台で飲むサンミゲル(生力)とブルーガール(藍妹)。食事は自炊派ですが、外食ならラーメンは天下一品のこってり、カレーはcoco壱番屋の7辛。巨人ファン。
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16.04.29更新 | 特集記事  >  追悼 雪村春樹
沢木毅彦 |