WEB sniper special contents.
読者参加企画・インターネット時代の我流縛り方講座
日本一淫語AVを観ているAVユーザーを自認する淫語マニア・淫語魔さんが、その特異な探求精神を縄に向けた!? 自分で調べて、試行錯誤を繰り返す。はじめの一歩を踏み出す胸の震えをエッセンスに、誰もが通る「縛り上手」への道をスタジオでの実践風景と共に解説していただきます。前・後編に分けての掲載です。
でもそれがどうもカノジョには不満だったようだ。
よくよく聞いてみるとカノジョはドMで拘束好き。紐で両手を縛り、身動きがとれない状態にされたほうが興奮するという。言われるとおりに腰巻きの紐で後ろ手に縛り、うつぶせに転がしてその丸みのあるお尻をくつろげると、確かに普通に抱いたときとまるで濡れ方が違う。
「なに、このマンコ。ド変態だね、こうされると興奮するの?」
そんな言葉を投げかけようものなら、首を強く横に振ったものの、明らかに顔は上気している。右手でその顎をつかみ、もう一方の手を股間の隙間に差し込む。ヌメリは潤滑油となって左手中指をスルリと吸い込んでしまう。
手で押さえられて唇を縦に歪ませた醜くも美しい顔。しかしその潤んだ瞳にはキラキラ光っている。「ああ、やはりそうなんだ」と妙に納得すると、今度はカノジョの性癖にとことんつきあいたいと思うようになった。
こうして次の日、麻縄を通販で注文していた自分がいた。
「何からはじめますか?」ってことで、やはり「手錠縛り」からはじめることにしました。
自分が「縛りを覚えたいんですけど...」って相談したSMの女王様が、まず最初に教えてくれたのがこの「手錠縛り」。
麻縄を手首に二周させて巻き付け、手首そのものを縛るというより、手首に巻かれた麻縄の輪を固定して縛る。これで輪っかがそれ以上縮まらないようにして手首そのものが締まっていかないようにする。
「緊縛の基本は縄を二回巻いて縛ることなんだよ。そうじゃないと手首そのものが締まって痛くなるからね」
いやー、「二回しして縛る」って「緊縛」では基本中の基本なんでしょうけど、自分はこんなことすら知らなかったんですよ。仕事がらAVの現場で緊縛するところはいくどとなく見てたんですけどね。
だいたい最初に麻縄を買ったときも、とりあえず通販で売っているものを1本だけ買ってみたりして。
いや、それじゃぜんぜん足りないって。
麻縄のスタンダードな長さは7メートル。それを真ん中で折って二重にして縛るのでだいたい3.5メートル。これだと手首を縛ってそのあと胴体に巻き付けてもすぐに足らなくなる。
たとえばオッパイ廻りに縄を回すときは、乳房の上と下に縄を這わせないとオッパイがニョキッと出ない。
せっかく縛らせてくれる女性にもこれではさすがに悪い。
なので最低、2本は必要になりますよね。もちろん1本だけでも足りる縛り方はあるんですが、初心者は「試しに1本」と言わず、最低2本は買っておいた方が楽しめるはず。
その麻縄ですが、最初に買ったときに目の前にパートナーがいるとは限らない。 それでもすぐに試してみたい。それが人情ってもんです。すると結局はまずは自分を縛ってみようかということになる。 そんなときにいい縛りが自縄自縛の「菱縄縛り」。本格的な「菱縄縛り」はまたちょっと違うんですが、最初に覚えておくにはちょうどいい。 まずは真ん中に輪っかを作って首にかけ、適度に縄のこぶを配置して、それを股までもってくる。あとは背中から交差させて横から引っ張るという。
自分も買った当初は、鏡の前で確認しながら何度も練習したりしてました。
綺麗に縛れた時、鏡に映った自分にちょっと満更でもなかったりして......。
この「自縄自縛の菱縄縛り」は実際、相手のいるプレイでも応用できるのでいいんですよね。当然、こぶを股間に当てるときにちょっとズルズル動かしたり、そんなイタズラなんかして「いやーん」とか言わせたりしてね。
「私は緊縛はセックスをすることが前提にあると思っている」
くだんの女王様は、最初に相談したときに自分にこう言ってました。
もちろん緊縛だけを純粋に楽しむ方や、見せることを前提にした緊縛師さんもいるでしょう。でも自分はもともとつき合った女性にそういう性癖がなければ始めることはなかったわけで、そういう意味で自分は気質がSってわけではないのかもしれません。
だから自分の場合、縛った縄の見映えがどうというより、縛ったことでその女性が興奮してくれるかどうか、その姿を感じて自分がこの女性と(実際にセックスをするかどうか別だとしても)したいと思うかどうかがポイントなのかなぁと思っていたりします。
(続く)
13.09.29更新 |
初心者の方へ
|
|