アダルトビデオ監督二村ヒトシ、魂の旅路へ!
An adult video supervisor's Nimura Hitoshi
serves as a seeker after truth.
読者参加型体験取材にAV監督二村ヒトシが殴りこみ! 女装美少年を出演させるビデオや、美少女にチンコが生えるふたなりモノなど、数々の新たな性的嗜好の道筋を示してきた鬼才AV監督が、魂の旅路を邁進中です。読者代表の皆さんとは、また一味違った体験プレイをお楽しみあれ! 今回訪ねたお店は東京・渋谷にあるM女専門クラブ『渋谷SM倶楽部エムズ』さん。お相手をしてくれたのは清楚な美貌の持ち主でありながら超敏感体質な「なな」さんです。最終ラウンドはようやく攻守交替。でもこの超濃厚プレイ、簡単には終わりません!!冷静に考えるとさ、若手のAV男優なんかも同じようなことをやってるわけで、1日に2回、3回とやってるんですよね。そう考えると、いま我々中年男性が思わず溜息をついた、女のコってすごいねえっていうのは、我々がそういう物語を見たいから見ているだけだという。女のコにはかなわないね、というお話にしたいからそう思ってるだけな気がしないでもないですけどね(笑)。うん、そう思っていたいよね。
団鬼六先生の時代から、男が女をイカせるのって、イカせてもイカせても、男は女にかなわないっていうことでしょ、永遠のテーマは。
今日みたいに僕が自分で潮を吹かせたりするのは久しぶりなんです。最近の自分の作品ではまったく自分が出てないから。で、そうするとさ、女のコのさ、手の上で転がされてるな、って感じる。だってケロっとしてるんだもの、女のコは終わると。
潮を吹かせた後で、ケロっとしてるというのは、上手くいった証拠なんです。男が女のコをイカせる立場で考えるとね。でもケロっとされてる女のコを見ると、やっぱり手の上で転がされてるなと感じるわけなんですよ。
そこでケロっとしてるじゃなくてね、甘えがあったりするのは、それは素人女でしょ。甘えてこられてね、鼻の下を伸ばすのもよいとは思いますが(笑)、イッた後でケロっとしてる女を知ってるわけですからね、我々は。それは戦略ですよ、女子力の高さ。女は魔物ですからね(笑)。
僕がAVをつくっていく作業というのは、萌えカードの切り合いだという話をしたら、早川舞先生がね、私もそう思っていたと言われたことがあった。つまりツボの突き合いってことですよね。みんなそれぞれ手持ちのカードを持っていて、そっちがそれを切るなら、こっちはこれを切るっていうふうにゲームを進めていく。だけど結局手持ちのカードしか切れないんですよ。で、それが相手に反応されないとね、こっちの出したカードが、相手に次のカードを出させることがないと、そのカードはその場から流されてしまうんですよ。
そしてSMクラブという社交の場ではね、私はマゾヒストですって言ってお店に行くとね、私はマゾヒストですっていう相手は出てこないんですよ(笑)、当たり前だけど。私はマゾヒストですって言ってお金を払うと、私はサディストですっていう人が出てきてくれるわけです。これってすごいありがたいことなんですよね。
本当にね、僕としては他愛ない話のつもりだった。セックスって自分がどこが感じるか、自分がどういうのが好きかのカードの出し合いだよねって話をしたら、舞さんが食いついてくれて。ああ、あの人はSMの人だなって思ったわけだけど。確かにSMの人ってそれを考え詰めてやってる人は、本当に考え詰めてやってるんだよね。相手がどんなカードを持ってるのかっていうことを最初に確認しないと、事故が起きたりするんですから。
カードの切り合いって話からすると、自分のカードをよく知っている人のほうがモテるよね。というか事故が起きない。だからやみくもにSMの世界に飛び込まず、田口こくまろ先生の連載で学んでいただいてもいいと思う。やる夫の連載は、やる夫というキャラが自分の手持ちのカードを確認していく作業じゃないですか。何ができる、何ができないじゃなく、自分のNG事項を確認するんじゃなくて、何がしたいんだと。やりたいこと、やれること、それをまず自分が把握しないと。
わかってたほうがいいんだけど、でもそれを忘れて、自分のカードを新たに発見されるのもいいんだよね。それは発見っていうよりは、ポケモンで言うとゲットした、ってことかな。自分にはこの能力があったと。そして改めて強敵と出会った時に、そこで自分のカードをどのように切っていくかというね。
個人的に奴隷を持ってたり、あとプライベートで付き合ってたり、主従関係じゃないにしろ、たとえば会社のサラリーマンと同じ会社に務めるOLが普通に交際していて、結婚を考えるなかでさ、アブノーマルなセックスをしてる場合ってあるのかな。遊びでなら、セフレなら、だいたい女が男に惚れてて男がヤリチンで、ハプバーに行くカップルとか、いっぱいいるじゃないですか。でもそうじゃなく、本当に男女が愛しあっていて、できれば男が女に惚れていて、そして深いSMをやっている人たちね。ハプバーに行くなんてとんでもない、本当に2人の愛の世界。そんな人たちはいないんですかね。
投稿写真の世界ではそういう人がいるのかな。でもそれも男がヤリチンで自慢している場合が多い気がするね。そうじゃない男性の場合は相手は妻だったりするのか。そういう場合ってさ、大体のケースで男が女に惚れてると思うんですよね。
そういうのにね、ちょっと憧れる感じがあるんですよ。真実の愛? それは真実の愛とは僕は思わないですね。むしろ恋だと思うんです。恋というのは愛とはとても遠いものだと思う。恋って単なる憧れというか、1人の人間が1人の人間を求める、執着するってことだと思うので。もちろん恋と愛と両方なければ恋愛にはならないんだけど、その一方で恋というのは非常に愛から遠いよね。
いまはさ、男が女に恋をするってことが少ないじゃないですか。女が男に恋してばっかり。SMとかも、女が自分の寂しさの代替行為というか、自分の寂しさの言い訳として、私Mなの〜っていう女が多いじゃないですか。ただかまって欲しいだけなんですよね。私Mだからとか言ってると、ヤリチンにやられちゃうだけ。俺はSだよとかいう男に。
現実にはね、真実のような恋ですか、現実にはないと思うんだけどさ。男はSで女がMで、だけど男が女に恋をしていて、女は男からどんなにいたぶられても、女は美しいままである、みたいなさ。そういうのがね、大都会東京の、この日本のどこかにはないものかと思うわけですよ。
つまりいま俺が入った構図ってさ、女のほうが偉くて、男のほうが身分が下なんだけど、やってるプレイとしては男がS、っていうね。それってSMの世界ではナチュラルな倒錯だと思うんです。気高いものをセックスの時だけ貶めるというね。
でも男が恋をしだすと、女は逃げるんだよねえ(笑)。なんでそこで踏みとどまって、美しい絵をつくってくれないのかなあ。そこで女のコが逃げたところで、老婆心ながらさ、違う形で自分を痛めつける男のところに行ってしまうだけなんじゃないかと思うわけですよ。それならさ、男の愛をしっかり受け止めてくれればいいと思うんだけど、愛されることから逃げるよね。
SMの小説とか背徳的なジャンルでは心理の綾みたいなさ、人妻に恋をして、人妻のマンコはもちろん旦那のものなんだけど、彼女のアナルは俺のものだ、みたいなさ。それってSM小説じゃないですか。人妻が夫には許さないアナルを僕にだけは許してくれる、みたいなさ。そういうの、いまは流行んないのかな。
古典的なSMの話ではさ、男が女を求めて、女がそれを凛とした姿で受け止めるというのは美しい姿だと思うんです。それができればさ、SMは今みたいに不健康な......いや不健康だからいいんだけど、人を幸せにする不健康さと、人をダメにする不健康さがあると思うんですよね。
みんな愛あるセックスをすればいいのにな。なんでしないんだろう。どうしてみんなボタンを掛け違うんだろうね。
口述=二村ヒトシ
動画を公開中!とめどなくイキ続ける敏感ボディを戦慄かせて熱烈口淫!
体内のエキスを最後の一滴まで放出させられてしまうのは果てしてどっち!?
関連リンク
取材協力=東京 渋谷「 渋谷SM倶楽部エムズ」
●TEL | 03-3476-0303 |
●エリア | 渋谷 |
●営業時間 | 10:00〜24:00 |
●料金 | 70分 25,000円 |
モデル=「なな」さん
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▼ワイレア出版株式会社 WEBスナイパー編集部
10.07.25更新 |
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