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『S&Mスナイパー』1980年7月号 読者告白手記
「秘縄に濡れた女たち〜ある引越し請負業者の可虐体験記」
「秘縄に濡れた女たち〜ある引越し請負業者の可虐体験記」
引越し請負い業を始めたばかりの男に訪れた、願ってもない好機。以来、男はかつて想像したこともなかった淫楽の日々を送ることになる――。『S&Mスナイパー』1980年7月号に掲載された読者告白手記を、再編集の上で全3回に分けてお届けしています。
その女の男である財界の御曹子ってのが、俺と女の関係を知っていた、ってんだからオドロキじゃねェか。
「いったいどういうことだよ。俺を脅して金でもふんだくろうってことなら、あきらめなよ。自慢じゃねえが、借金は山ほどあるけどよォ、ゼニはねえよ、この俺にゃ!」
強がってはみたものの、財界の御曹子が俺みたいな男を強請って金を取るわけもないし、俺も奇妙なセリフを吐いちまったもんだよ。よっぽど、アワを喰ったんだろうねェ、この俺も……。
俺がまくしたてるのを変に余裕のある笑いを浮かべながら聞いていた女は、
「……フフフ、そうじゃないんですのよ。あの人、あなたを仲間に入れたいって言うんですの……」
なんのことだか訳が分からずに口をアングリとあけている俺に向かって、女はいろんなことを説明してくれたよ。
その御曹子ってのが、俺と女の関係を知ったときは、そりゃ、ものすげえ怒りようで、女はひでえ目にあったらしいんだが、御曹子の野郎、俺がどんなことをしたか、根堀り葉堀り女に問いただしているうちに、えらく興蕾しちまって、折監だかプレイだか、分からなくなっちまったんだそうだよ。
それからは女のところへ俺か来るのが楽しみになって、俺と女のやっていることを押し入れなんかに隠れて覗くようなこともしていたっていうじゃないか。
まったく、これにはオッタマゲタねェ。
でも、もっとオッタマゲタのはその先だ。その御曹子、SMマニアぶりがすっかり高じちまって、金持ちのドラ息子連中を集めて、SMの秘密クラブをつくったんだそうだ。そして、この俺にそのクラブを手伝えっていうんだよ。もちろん、俺は一も二もなく引き受けたよ。
それからだなァ、俺の人生、スッカリ変わっちまったよ。いつお払い箱になるかも分からねェから運送業は続けていたけど、月のうち半分はクラブにかかりっきりなんだ。
初めはなぜ俺なんかが必要なのか分からなかったけど、そのうち、俺がなくちゃならない人間なんだって、分かったよ。
つまりさ、金持ち連中ってのは利害が一致しているときは、結束力も強いんだけど、いったんそれが一致しなくなると、相手の足を引っぱることなんか、なんとも思わないんだね。
だから、昨日までSM、SMで借りているマンションで楽しくやっていたかと思うと、次の日には、はじき出された人間が、他の連中が楽しんでいる時間を見計らって急救車を呼びつけるなんてイタズラを平気でやるわけなんだよ。
そこで仲間割れが起きたときなんか、いつでも引越しをしなくちゃならないってことになる。ところが、木の檻とか三角木馬とか、ものがものだけに、そう簡単に引越しができない。そうゆうわけで俺が必要なんだな、連中は……。
まあ、でも、そんなことは俺にはどうでもいいことで、それから10年、その女と御曹子との仲はズーッと続いているんだ。
ずいぶんといろんな女とSMプレイをやったなァ。中でも印象的な女は、T・Sっていうファッション・モデルだよ。ハーフで、ちょいと名の売れた女で、スパンキングされるのが好きっていうだけで、アナル・セックスも浣腸も受け付けなかったけど、スパンキングをすると、きれいな顔をゆがませて、いい声で啼くんだよなァ。
俺がスパンキングをしたときは、とくに感じるらしくて、「オーッ! フォー・ギヴ・ミー(許して!)」って言いながら、お尻をもっと突き出すんだ。もちろん、下着なんかつけているわけないから、アソコは丸見えでね、アソコの金髪をグッショリと濡らすんだよ。
T・Sも今じゃある作曲家と結婚して週刊誌やテレビに出ることもなくなったけと、今でも旦那のスパンキングでいい啼き音声をあげてるんだろうね。俺は、あの女はすぐ離婚して、また、俺たちのクラブにまい戻ってくると思ってるんだけどね……。
俺がいちばん好きだった女は御曹子の彼女だけど、その次といえば、その当時20歳だったM・Yっていうタレントのタマゴだったねェ。
清純タレントって感じの女だったけど、これがアナル・セックスか好きでね、俺たちの前に現われるときは、下半身はスッポンポンで、どういうわけだかブラジャーだけは外さないんだ。
別に、オッパイにアザがあるとかそういうことじゃなくて、要するにアヌスだけを責めてもらいたい、ってことらしいね。
これがまた、お尻のかたちが最高でね、俺がアヌスの調教を担当したんだけど、指や器具で調教しているだけで、こっちのほうが濡らしそうになるぐらい魅力的なアヌスだったねェ。
それもこっちがアヌスを調教しているってよりも、その女のほうがアヌスをクイクイと締めつけて指や器具を呑みこんでいくって感しだ。それがすげえ吸引力でさ、お尻の振り方もそれ以上に淫らな振り方はないって感じで、ずいぶん興奮させられたもんだよ。
その女、俺たちのクラブへ通うようになって、ふた月ほど経つと、もう、どんな太いものでも呑みこんでしまうようになったね。俺もずいぶんその女のアヌスでイカせてもらったよ。
1年くらいでふっつりと姿を見せなくなったけど、あるとき、その女にソックリのタレントがテレビに出ているのを見たよ。だけどどこか違うんだな。ひょっとすると美容整形でもしたのかね。
とにかくいろんな女たちがやってきたんだけど、ゴム服マニアの女ってのはおもしろかったな。
よく伸び縮みのする薄いゴムで作ってあるブラジャーやパンティを着けるのが好きなんだよね。さすがの俺もそんなマニアがいるとは知らなかったから、これはおもしろかったよ。
そのブラジャーとパンティってのも工夫されていて、乳首とアソコの部分は穴があいているんだ。
その女は顔にマスクもつけていて、とうとうどこの誰だか俺には分からなかったけど、どうもそうとうな有名人だったみたいだよ。
その女、人にはぜったいからだを触らせないんだ。アソコを人に見せつけて、「汚ねえマ○コだなァ」とか「クサレマ○コ、あっちへ行けよ」なんて言われると感じちまって、床の上をのたうちまわるんだよ。
からだはまあまあだったけど、声の感じからすると、だいぶトシだったみたいだね。
有名なやつも名も知らねえやつもいたけど、とにかくみんな金持ちでさ、飲み食いも豪勢だったよ。ところが、いくら豪勢な食事が用意されていたって、部屋の隅にオマルが置いてあるんだから……。
俺はクラブでものを食ったことはなかったね。中には平気で食っているやつもいたなァ。たいていは女王どもだったけどね。俺は女王様ってやつがサッパリ分からないから、なにもしゃベる資格はないんだが……。
まア、オマルの話を出したのは浣腸のことを話したかったわけなんだけど、俺たちのクラブってのは、男も女も、マゾもサドも趣味で集まっているわけで、女を調教するなんていうことは少なくて、強要することもないんだ。
だから、浣腸をするってことも少ないわけで、俺としてはちょっともの足りないところもあったなァ。
でも、この10年間で、たった1人だったけと、浣腸されるのが好き、っていう女がいたなァ。多分、このクラブに来る前に、誰かに調教されたんだろうけど、クラブに現われると必ずオマルのそばでカシコマって浣腸されるのを待ってるんだよ。
その女は、年は28、9ってところかなァ、顔はまあまあなんだけど、痩せていて、俺の趣味じゃないからあんまり相手にしたことはなかったよ。
その女、浣腸をされて羞恥を感じる、ってよりも、媚びている、っていうか、男にかまってもらいたくてしょうがない、ってな感じで、ああなっちまうと、女もおしまいだな、って俺は思ったもんだよ。
とにかく、常識じゃ考えられないことがいっぱいあって、俺はときどき、あいつらは感覚がどうかしてるんじゃないか、って思うことがあるよ。それでもこうやって10年もあいつらにつきあっているんだから、俺もマトモじゃないんだろうね。
例の女と御曹子はいつの間にか別々の相手を見つけて、けっこう楽しくやっているらしいし、ふたりの関係が弱くなるにつれて、俺がなんだかこのクラブの主催者みたいになっちまってさ、最近では運送屋を廃業して、この道ひとつで食っていこうか、なんて考えることもあるんだよ……。
(了)
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