掌編変態小説 パンティ三兄弟秘話 第三回 作=生地仁染多(きじにしみた) 一枚の生地から作られた三枚のパンティがそれぞれに辿った、いじましくも一生懸命な日々。 スナイパーアーカイブ、数回にわたって当時の記事をご紹介します。 |
●OLの見栄●
それでは次にもう一人の弟のお話をしたいと思います。その弟が買われて行った先は、二十二〜三歳の若いOLの所だったそうです。そのOLは会社帰りに、よく同僚とお酒を飲んでは夜遅くに帰宅しておりました。お酒を飲むということは、その分尿の溜まりも早く、トイレに行く回数も増え、当然にその分よく汚されたそうです。と申しますのも、そのOLはお酒の為に多少酔っていることもあり、排尿後の後始末を余りよくしなかったのだそうです。
さらにその際、そのOLは大便の方も一緒にしたのだそうです。日に一度の便通が普通の人の排便でしょうが、そのOLは特異体質なのか、排尿のたびに少量ではありますが、その都度と言ってよい程に大便も同時にしていたのだそうです。当然、その大便も余りよく拭き取らなかった為にその汚味汚臭に弟は随分と悩まされたそうです。
話を聞かされて、その弟の顔をよくよく見て見ると、女陰に当たる部分から少し離れた部分、つまり肛門に当る部分には、洗濯をしても落ち切れなかったのでしょう、面積は小さいにしても黄ばんだ染みの跡が確かに残っておりました。さらにそのOLは、会社での勤務中によく生理になったそうです。その際、ナプキンをあてるのが遅れて、弟は顔中真っ赤に染められた経験があったそうです。
その時、そのOLは、一旦はトイレの中の汚物入れに弟を脱ぎ捨てたそうですが、もったいないと思い直したのでしょうか、再び弟を取り出してビニール袋の中に入れて密封し、家に持ち帰り洗濯したそうです。さらによく弟の顔を見てみますと、排液で汚れた染みの他に、薄い染み跡ではありますが、大きく広がった経血の染みと思われる跡がありました。一度は汚物入れの中に捨てられて短い生涯を我が運命と覚悟を決めた後、再び拾い上げられた時には嬉しくもあったそうですが、家に持ち帰られて洗濯されるまでの間、顔に付着したままの大量の経血の異臭とその気持ち悪さ。さらにビニール袋の中に密封されていた為に死ぬ程の苦しみを味わったそうです。
またそのOLは、中肉中背のわりには、臀部だけが特に発達していたそうです。その尻の大きさからゆくと通常Lサイズのパンティを穿かなくてはならないのに何故かそのOLは無理をしてMサイズ(弟)を穿いていたそうです。きっと洗濯して干してあるそのLサイズのパンティを人に見られて、太っていると思われるのが恥ずかしかったのでしょう。
女心というものでしょうか。因みに私達三兄弟はMサイズとして作製されていましたので、私達を穿く女性のお尻もMサイズでなければなりません。それなのにそのOLのLサイズの尻に穿かれたのですから、弟の手足身体は伸び切ってダラリとしていました。弟の手(ウエスト部分のゴム)はさほどではありませんでしたが、弟の足(太股の付け根部分のゴム)は、まったく収縮性が無くなり、大きな二つの輪になっていました。さらに弟の胴体(尻・腹部)に当たる部分も擦り切れがちで薄くなっていました。Lサイズのお尻にMサイズの弟が三年間も穿き続けられたのですからそれも無理の無いことです。
●週に何度も穿く美女●
それでは最後になりましたが、私のお話をしたいと思います。冒頭に触れました通り、私は四十歳の女性に買われていきました。その女性は最近離婚したばかりの独身女性だったのです。離婚というその反動もあってなのか、自分自身の若返りを試みてのことだったのか、それとも新しい若い恋人が出来て、その人の為にと私のような若向きのパンティを選んだのか、理由はどうあれ、私は、その四十歳の女性に穿かれる運命となったのでした。
しかし歳は四十といえども、その女性は大変な美貌の持ち主でした。容姿容貌極めて勝れ、明眸皓歯の女性でした。それ程に美しい女性にもかかわらず、私を穿いてそして汚す、その汚し方は、彼女には似つかわしくないものがありました。
私の穿かれ方、汚され方には悲惨なものがありました。その女性の外観の美しさと、隠された部分の醜さ。私はその女性の美と醜の落差の大きさを感じました。彼女が夫と別れたということを知った男性達は毎日のように彼女に熱いラブコールを送って来ていました。しかし彼女には二度と結婚する意志は無く、毎日のように押し掛けて来る男達を適当にあしらって取り合おうとしませんでした。
最初私は私のような若向きのパンティを穿くのは、男性(若い恋人)の為にと思っていたのでしたが、そうではありませんでした。私が穿かれていた三手間(週に三〜四回)男性とデート及びセックスをしたことは一度もありませんでした。しかし幸か不幸か私は彼女に気に入られて週に三度四度と穿かれたのです。週に三〜四度ということは、一日置きということになります。洗濯されて乾けば直ぐに使用されたということです。
それ程に私は彼女のお気に入りだったのです。
(続く)
著者紹介 生地仁染多(きじにしみた)=年齢、性別、職業等、すべて不明の投稿者。パンティへの情熱、そしてマゾヒスティックな感性が窺える紛れもない力作としてすぐさま掲載されたが、以後、生地仁氏から新たな作品が送られてくることはなかった。ユーモアを滲ませつつ、パンティの悲哀を描ききったこの作品は、15年が経った今でも時折読者からの問い合わせがあり、与えた印象の深さを物語っている。 |
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編集者突撃モニター
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