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『S&Mスナイパー』1982年12月号 読者投稿小説
「H感覚な午後」
作= 大沼正

好奇心旺盛でちょっとHな19歳の女の子・真理にふりかかる、かなりアブない凌辱体験。年頃の乙女はショックの中で何を思い、何を感じたのか……。『S&Mスナイパー』1982年12月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全6回に分けてお届けしています。
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【5】拘束輪姦

倉庫に降ろされたシャッターの横の小さな潜り戸から中に入る。明かり取りの窓が、随分広く取られていて意外と明るい。

「どこ……。ねえ、どこよ……?」

3人が顔を見合わせてニヤッと笑った。

「ここにいるよ」

圭介が真理の胸を指差した。新治が潜り戸をぴしゃりと閉める。

「あ……あんたたち」

真理は思わず息を呑んだ。3人の目は狂気を思わす凶暴なものを窺わせ、異様なきらめきを浮かべている。

「こないだはオマワリにこっぴどく叱られてよ。始未書を書かされた上に、家ではオヤジにたっぷりお仕置き。……お礼は弾まなくっちゃね」

3人が聞り寄ってくる。

「お……おかしなことしたら只じゃ済まなくてよ」

声が震える。

「へヘヘ……どう済まないのか、見せてもらおうじゃないィ」

もう子供などとは言えない。頑強そうな体には、完全に男の匂いが漂っている。それも狂気を帯びた卑猥な獣のそれだ。

――姦られる!

そう思った途端に、3人が一斉に真理の体に襲いかかった。

「止めて……あっ……嫌、嫌あ……」

3人に組み伏せられたのでは抗いようもない。たちまち3人の手が折り重なるように、真理の体を弄りながら縄をかけていく。土建屋の倉庫だ。麻縄のロープは豊富にある。真理は広げられたシートの上に転がされた。

屋内クレーンがゴトゴトと移動してくる。幾重にも胸に回された縄は、さらに真理の体を後手に締め上げ、クレーンのフックにかけられる。ホットパンツが脱がされる。誰かの手が、パンティの上から真理の下腹部をしばらく撫でるように弄ってから、ひっこんだ。

左足首にかけられた縄もフックにかかる。クレーンが上がっていく。真理は片足でふらふら立ち上がった。3人の手が執拗に真理の股間を交互に撫でていった。

手足の縛り目が痛くて辛い。誰かの指がパンティの脇から割れ目に入っても、体の痛みに身を捩じることもできない。

「よおし、いいぞ。まずは……こうだ」

圭介が余った縄を股間に通すと、ぐいぐい締め上げ、後手に縛られたところで止める。新治の構えたカメラが閃光を走らせる。

クレーンが何度も急がしく上下する。

「次は、こうだぜ」

3人は何かの雑誌を覗き込んでは、見よう見真似で縄をかけ、真理の体を鋭い閃光で射抜いていく。

タンクトップが脱がされた。目立って太きいという訳でもないが、形よい乳房が縄に括れて突き上げている。真理の体を覆うものは小さな白いパンティだけだ。

「さあて……いよいよだぜ。もう我慢できねえや」

手足の痺れで観念したように目を伏せていた真理は、その声にビクンと目を開けた。

「……俺からだぜ」

正彦が、もそもそと服を脱いでいる。ブリーフ1枚になった正彦の顔は脂でテラテラしている。

「おまえたちも脱げよ」

正彦ひとりだけでは照れ臭いのだろう。促されると、後の2人も慌てて服を脱ぎにかかった。

3人の股間の物は、すっかりいきり立っている。

両腕にかけられた縄だけで、横座りに腰をおとせるくらいの高さに吊られた真理は、万歳するように両腕を上げたまま、薄いピンクの亀頭を剥き出した正彦の勃起が迫ってくるのを、黙って見ていた。頭が朦朧としている。縛られっぱなしの両手首に痛みはない。痺れたようなボウッとした感覚が、真理の全身を捕えていた。

正彦の手がパンティを剥いでいくのが分かった。ジーンとモーターの唸りが聞こえる。体が下がり始めていた。奇妙な意識の落下感だ。ポツポツと屋根を打つ雨の音が響き始めていた。

シーツの上に真理の体が横たわった。体にのしかかってくる重みに、やっと意識が戻った。正彦が乳房を揉みながら、腿を割ろうと脚を絡ませてくる。始まったのだ。3人の少年のお目当てが……。

「嫌……止して……」

必死の思いで太腿を閉じる真理の下腹部を、固いものが突いた。正彦の熱い猛りは狙いも分からぬように闇雲に突いてくる。恥じらうように楚々と繁る陰毛の丘を盲突きだ。

汗ばんだ正彦の体が、真理の上を滑るように蠢いている。溺れそうになりながらも、必死に波を掻き分けて泳いでいるようにも見える。大きく波打つ円やかな女体の上で……。

汗を含んだ正彦の猛りの先端が、しっかりと閉じた真理の太腿の合わせに、汗に滑って潜った。途端に生温かい液が、真理の腿を濡らすのが分かった。

しぱらく真理の上で荒い息をしていた正彦が、照れたような笑いを浮かべて静かに立ち上がった。

「……どこへ入れるのか、分からねえや。じっくり調べてからにしようや」

真理は、また縛られた。今度は全裸のままだ。左脚が大きく持ち上げられ、胸につくように背から膝の裏に何重にも回された縄は、左足首と両腕を重ねるとクレーンのフックにつながれた。右脚は腿と脹と脹脛をぴったり合わせるように縛られた。そのまま軋むような音を立ててクレーンが上がった。

「あっ……あ……いや……。う、うう……うぎゃ……!」

真理の体が床を離れた途端、喉を裂くような悲鳴が上がった。吊られた真理の体重が一点に集まったのだ。左足に抜けるような激痛が走る。真理は意識の遠退いていくような、それでいて、うっとりするような妙な虚脱感を味打っていた。

真理の悲鳴に勢いづいた圭介が、後ろから抱くように真理の股間を大きく開いた。真理の股間は、少年たちの腰の高さに合わせるように吊られている。3人が卑猥な声を上げながら、淫廉な視線を注ぎ始めた。

「ここだぜ……」

正彦の手が執拗に真理の裂け目を弄ると、微かに潤いを帯び始めた花唇を開くように指をあてた。ポッコリと紅色の花肉が覗く。グニャグニャする肉壁は、透明な液にぬらぬらと光を見せている。

「肛門がこれだからよ。ここだぜ……。間違いなしによ」
「凄え、生々しい色だよな。堪んねえや……」
「しかし、随分と下のほうにあるんだな。肛門の、すぐ近くだぜ」

痛みが痺れるような甘美な戦慄に変わって、真理の全身を朱に染め始めていた。

正彦の指が花唇を割って、ぬらりと入る。

「ひっ……」

真理の体がピクンと跳ねた。

「あったかくって……ぬめぬめしてらあ」

甘美な波が真理の体を洗い出した。吊された真理の体の縛り目から、隠しようもない秘部の辺りにかけて、湧き立った心地よい波が真理の心を揺すっている。 正彦の熱い猛りが、花唇に添えられるのが分かった。

「止して……。ああ……もう、止して」

消え入りそうな真理の声は、甘い響きを含んでいる。

「あああ……あっ……、あっ……ああ……」

一気に真理の花唇を割って入った正彦の猛りは、夢中な抽送の動きを繰り返す暇もなく根元まで没すると激しく爆ぜた。

耳を聾せんばかりの雷鳴が轟いている。稲妻が真理の全身を射るように光っていた。

一度目よりも二度目、二度目よりも……と少年たちの抽送時間が長くなっていた。もう打ち出す物もないのではないかと思うほど、少年たちは何度も入れ代わっては真理の性器に猛りを埋めていた。

真理の体には、まだ何本も縄がかけられている。

不器用な縛りだが、何んとか恰好はついている。 今は下に降ろされて、双臀を高々と持ち上げて俯せた真理の体に、新治が取り付いて頻りと腰を動かしていた。

「うっ」と呻いてのけ反り、思い切り腰を引いた途端に勢い余った新治の猛りが、スポッと音を立てて外れた。慌てて新治が腰を入れた。

「ひいっ……」

真理が逃げるように腰を捩って、小さく呻いた。

「ああ……俺、もう、とろけそうだ」

これが最後と、新治が激しく腰を振る。

「いい……。すっごく……いい」

堪らないように、思わず真理の甘い叫びが、雷鳴を縫って響き渡った。

新治が大きく吠えた。

最後の精を振り絞るように、思わぬ勢いで新治の猛りが脈打つのが分かった。

「あああ……いい。すっごおい……」

疑いようのない真理の愉悦の叫びが上がる。

「駄目……まだ、抜かないで……。お願い、もっと……」

意外な真理の言葉に、腰を引こうとしていた新治は、圭介や正彦と顔を見合わせた。 真理の体は、萎え始めた新治の物を、まだぐいぐい締め付けてくる。

そして艶かしくせがむように尻を振り続けている。

不審そうに真理の体との繋ぎ目に目を落とした新治は「あっ……」と、驚きの声を上げた。

新治の物は、真理の肛門を深々と射抜いていたのだ。

「ねえ、お願い……もっとよう」

鋭い稲妻が、腰をうねらせ、切ないような声を上げる潤んだ目の真理の姿を照らし出していった。

(続く)

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