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『S&Mスナイパー』1987年5月号 
読者投稿手記「Love is Best」
作= 結城美奈子(OL)

「不倫」という言葉がテレビや雑誌をにぎわし、「SM」が一般紙でも取り上げられるようになってきた1987年。ある女性読者が体験した、人に言えない秘密のアレコレ。『S&Mスナイパー』1987年5月号に掲載された、仄かに時代を感じさせるささやかな読者告白手記を再編集の上で掲載します。
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「しゃぶりたい?」と彼が聞きます。私はもう待ち切れなくて彼のジーンズの上から固く盛り上がったアレをさすります。

「そう思って昨日は風呂に入っていないんだ」

彼がニッコリ微笑みます。嬉しい! 私は洗ってしまったアレなんか嫌い。彼の匂いがたっぷりとしみ込んだアレじゃないと彼のモノっていう気がしないんです。私はシートベルトを手早く外し、彼のジッパーを下ろします。

ハンドルを握る彼の腕の下に潜り込み、顔を近づければ愛しくて堪らない彼のペニスが、先端を透明な液で濡らして私を迎えます。舌先でそっと掬うとかすかにおしっこの味。うっすらとこびりついた恥垢がねっとりと舌に絡みつきます。

生温かい体臭と甘酸っぱいペニスは私を狂わす至上の媚薬。

時折通過するトラックのライトも、カーステレオの音楽も、あっという間に頭から消し飛んで貪るようにしゃぶります。彼が“うっ”と呻けばその度に下半身がジュンと火照り、私は太腿をこすり合わせながら、思いきり突っ込んで欲しいという衝動にかられます。

高速道路、ひとつ間違えば死んじゃうのに……。でも咥えたまま死ねるのならそれもいい。ペニスの裏側をツツーッと舐め上げ、片手で袋を揉みながら本体をゆっくりとスロートしします。彼の息が荒くなり、爆発はもうすぐ。

「い、いくよ」

切ない声と同時に喉に跳ねる熱い迸り。目一杯に受けとめて、私はなおもしゃぶり続けます。全てを舐め尽くして飲み干したい。

私、今最高に幸せなんです。28歳の今日までいろんなSEXをしたけれど、彼が与えてくれる悦びに較べたらみんな子供騙しみたい。SEXにタブーなんかないんだっていうのが彼の口癖だけど、本当にその通り。私は彼と一緒なら何処までも堕ちていける。

彼は35歳。奥さんのいるイラストレーター。私の勤め先である広告会社にフリーで出入りしているんです。私たち、初めて出会った時からこんな関係になるって感じてた。目が合って手が触れて。私たち、定められた運命の如く結ばれた。

最初から彼は支配者、私は奴隷。私にとって彼の少年ぽいしなやかな躰も、そのくせ猛々しいペニスも悪魔の如く美しい造形。

白濁色の精液を自分のものにできるならどんな要求にも応じます。

私たち、もちろん彼の家庭の都合もあるんだけど、月に1回しかSEXできないんです。その間、私はオナニーはするけれど絶対バイブを入れたり浮気をしたり、彼以外のモノをあそこにハメたりしないんです。ずーと、どんなに欲しくても我慢する。

時々、打ち合わせに来ている彼の締まったお尻を見て、ジーパンを引きずり下ろしたくもなるけれど、そこで堪えれば1カ月後には処女の気分で抱いて貰えるんだもの。

気分だけじゃなく、女の人のアソコって長い間しないと本当に少し塞がっちゃうみたい。彼のモノって正直いえばそんなに大きくないんだけど1カ月間を置けばヌプヌプに濡れていても、グッと貫ぬかれた瞬間、肉をわけて押し入ってくるっていう感じで、入った途端にイッちゃえる。

男の入っておしなべてレイプ遊びが好きだけど、彼はその上もの凄く下着フェチ。

部屋に入るといきなり私をベッドの上に突き転がして、スカートを腰までたくし上げるんです。

私も遊びだって判っているけれど、やっぱり恥ずかしいから抵抗する。でも男の人の力にはかなわない。彼はストッキングに手をかけて力任せに引き裂いていく。時にはハサミで私のワレメをパンティの上からなぶりながら切り刻んでいったりもする。私はズタズタに裂かれたストッキングで両手を縛られて、それでも腿に触れる冷たい金属の感触におののきながらも、じっとりと濡らしてしまうんです。

彼の大好きなスベスベパンティはナイロン製だから、アソコの部分に愛液がすぐしみだして黒く染まっちゃう。すると彼はジッパーを下ろしてブリーフの中から赤黒く光るペニスを取り出す。そして私の顔の上に馬乗りになって唇にそれを押しつけます。

考えてみればとても屈辱的な格好を強いられている訳だけど、私はもう頭の中にペニス=しゃぶりたい、突っ込んで欲しいって公式しかないから夢中になってしゃぶりつく。

唇から顎にかけて唾液と彼の滲ませた粘液とがごっちゃになってベトベトになった頃、彼はすっと引き抜いて、パンティを横にずらすんです。

そう、下着フェチの彼はパンティを脱がさない。布きれをほんの少し押し退けて、脇からペニスを押し込むんです。そうするとパンティのゴムと私のアソコの締めとで二重になって興奮の度合いが違うんだとか。

私もそういうやり方がレイプ感覚と一緒になって、はんぱじゃなく悶えられるって教えられてから病みつきです。今はもうパンツを脱いだSEXなんか考えられない。

パンティじゃなければレオタード。

胸の上に乳液をポタポタ落としてなすりつけ、乳首が透けて浮かび上がるのを楽しみながら、これも脇から挿入します。

安全日にはそのまま子宮にズンズン叩きつけるように腰を打ちつけて放出し、じわじわと白い液がレオタードを染めてアソコから溢れ出すのに鏡をあてて、わざと私に見せつけたりするんです。

それから彼は少し痔の気があって、おトイレで大をした後、いつもリンスキンつていう柔かい衛生綿でお尻を拭くんだけど、たまたまラブホテルなどでそれがない時は、私がちゃんと舐めてあげるんです。

私、自分の排泄物なんか汚なくって見るのも嫌だけど、彼のモノならおしっこもウンコも平気。彼のお尻が痛くならないように舌で綺麗に舐めとります。そのまま可愛いつぼみに舌の先をすぼめて突ついたりして、あの、ちょっと赤土みたいな味が何ともいえないんです。

私、SMって言葉は知らなかったけど、彼はこんな私を、「お前は天性のM女だ」っていいます。「じゃあ、あなたはサディストなの?」って聞くと笑ったまま答えてくれません。でも私は彼の頬にできるチャーミングなエクボをみながら「悪魔なのよね」とつぶやきます。

もちろん、こんな不倫がいつまでも続くとは思えないけれど、後は後。フツーのSEXじゃ満足できない躰にされちゃったけど、今さえよければいいんです。

はしたないことばっかり書いてしまいましたが、SMって暗いイメージじゃないし、わざわざジャンルをわけること自体がおかしいんじゃないのかなって思います。SM=愛の深さと信じる読者のたわ言でした。

文=結城美奈子

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