web sniper's special AV review. WEBスナイパーAVレビュー 『麻薬捜査官拷問 女捜査官FILE-02 〜女の惨すぎる瞬間 仙道春奈の場合〜 (ベイビーエンターテイメント)』 文=井上文 麻薬捜査官として任務に励む仙道春奈は、某人気俳優が自宅で大麻の栽培を行なっているとの噂を聞きつけ、単独で捜査に乗り出した。しかし俳優の自宅を急襲する過程で敵の仕込んだ罠に落ち、身柄を拘束されてしまう。 |
「拷問」と言われると個人的には手を出しにくいのですが、ドラマ作品として観る分には楽しめるポイントがいくつかあります。この「女捜査官シリーズ」に関しては、まずキャスティングのよさ。「女捜査官」の名に相応しい引き締まった肉体の持ち主がヒロイン(今回は仙道春奈)として選ばれている点に信頼がおけます。もう一つは男優の演技。抑えの利いたネッチリとした話し方をするところにワイセツ感があって気に入っています。
今回の設定は薬物利用の疑惑がある芸能人宅に単身乗り込んだ女捜査官が、背後から何者かにクスリを打たれて失神。気が付くと囚われの身となっていて......というシンプルなもの。敵はクスリの密売王ですから、身動きのとれない彼女の運命は決まっています。
責めは何パターンか用意されていますが、基本的にはローターや電マで何度も何度もイカせ、気丈な捜査官に少しずつ屈辱と屈伏感を味わわせていくという流れ。途中で剃毛シーンと注射シーンを入れつつも、ほぼ休むことなく絶頂姿が映し出されることになります。
今作の最大のウリは(設定上、クスリを打たれているということもあって)そのイキッぷりの凄まじさにあるようです。全身に「媚薬ローション」を塗られて電マで責められるシーンでは、子供のような泣き顔で「そこはイッちゃぅからヤダァ!」と素のセリフを迸らせつつ、頭をベッドに打ちつける。それでも止まない責めに半狂乱となり、「○×△×□△!」と意味不明な言葉を絶叫し、時々白目を剥いてしまう。また、手術台にM字固縛されて小型ローターによる責めを受けるシーンでは、快感に合わせて黒眼がギュッと縮まっていくようにすら見え、ちょっとグロいくらいのイキ顔を見せています。別にそのせいではないと思いますが、挙句には顔をラップでグルグル巻きに(呼吸はできます)され、Baba★Za★Babby監督お得意の改造責め具でトドメの絶頂を強制披露させられるのでした。
全体に、性癖としてはノーマルなベクトルを持つ内容。インパクトのあるシーンの連続は(「拘束してイカせる」というだけの構造なので)淫靡さに欠けますが、仙道のポテンシャルの高さが作品に独特の色を添えています。一応ドラマ作品なので、仙道演じる女捜査官の普段のキャラがもっと丁寧に描かれていると(こっちで勝手に想像するのもいいんだけど......)、乱れた時のギャップを一層深く楽しめたんじゃないかと思います。
文=井上文
『麻薬捜査官拷問 女捜査官FILE-02 〜女の惨すぎる瞬間 仙道春奈の場合〜
(ベイビーエンターテイメント)』
発売日:2008年12月20日
女優:仙道春奈
監督:ばば★ザ★ばびぃ
品番:DXMG-002
収録時間:130 min
メーカー:ベイビーエンターテイメント
レーベル:BLACK BABY FACTORY
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井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。 |
09.01.11更新 |
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