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スナイパーAVレビュー!
結城みさ扮する妖艶な美女カウンセラーが、女性に恐怖心を抱いている男性たちをマルチプル・オーガズム(射精のみの絶頂ではなく、ドライオーガズムで絶頂に導く)でカウンセリング。何度も襲いくる快楽地獄の中で、自分の中に眠る女性性を開かされた男性たちは、みさの慈愛に包まれながら、安らかな眠りにつくのであった......。 男の絶頂も射精だけで味わうものではない。
そんな時代がもう、すぐそこまで来ている。
男も女のように、全身が性感帯になる。」
冒頭で結城みさが妖しく身体をくねらせるイメージカットの間に入るテロップ。
このメッセージこそが「マルチプル・オーガズム」シリーズの根幹になっています。
結城みさ演ずる美女カウンセラーのもとに相談に訪れる一人目の男性は、30歳のスポーツインストラクター(演ずるのは出演作多数の男優・森林原人さん)。
女性にモテないことを悩むあまり、女性不信に陥ってしまったと話す彼。
その背後にたたずむ、手術衣を身にまとった女性。
振り返って彼女の眼を見たとたんに、彼は意識を失いその場に崩れ落ちます。
彼が意識を取り戻すと、そこは薄暗い研究所の中。
彼は立ったままズボンを脱がされ、手を拘束されています。
狼狽する彼に、みさは落ち着いた声でゆっくりと語りかけます。
「男でなくちゃいけないとか、セックスで女の人を喜ばせてあげなくちゃいけない、っていう義務感を感じているんじゃない?」
「だって......嫌われたくないし、ヘタクソって思われたら......」
おずおずと答える彼を、みさはピシャリと制します。
「だからダメなのよ。今日は何も考えないで、私に全部ゆだねてくれればいいの」
みさのただならぬ雰囲気に怯える彼は、か細い声で帰りたい、と訴えますが、そんなことが許されるはずもなく、みさに胸を弄ばれ悶えます。
このあたりの、森林原人さんの気弱な男の演技がとても良くて、私の中のS心をピンポイントでくすぐられました。
すっごい(性的な意味で)いじめたくなる表情と喋り方ですよね......(うっとり)。
みさは彼の乳首をいじりながら「何このコリコリしたの?」「洋服の上からでもわかるくらいコリコリしてる」
「乳首だけで女の子みたいにイッちゃうのよ」「変態で淫乱ないやらしい乳首」などの言葉責めを続けます。
さらには、はさみを取り出して怯える彼の乳首をはさみ、服をビリビリに切り裂いてみせます。
はさみで乳首をはさまれ、怯えながらも彼の乳首はどんどん勃起していき、それを見て嬉しそうに笑うみさ。
ガマン汁で湿ったブリーフを触りながら、「女の子と一緒ね。乳首だけでこんなにいやらしい愛液ダラダラ流して......」などの淫語責めも冴え渡ります。
そしてみさがゴム手袋をはめ、いよいよアナル責めに突入。指を彼のアナルへ入れながら、「お尻のおまんこでいっぱい感じてごらん」「ヒクヒクいってるわ、あなたのケツマンコ」「しわの一本一本まで全部見てあげる」「変態おまんこになりたい?」と淫語もどんどんノッていきます。喘ぎ声を抑えきれず、思わず叫ぶ彼。
「どっちでイッちゃうの?」「クリ(ここではちんこのことをクリトリスと呼ぶルールになっています)」
答える彼にみさは冷たく「ダメ」と言い放ちます。
「おまんこでイきなさい」と言いながら、騎乗位で彼のちんこを挿入し、激しく腰を動かすみさ。
同時に助手は彼のアナルを刺激し続け、とうとう射精してしまいます。
しかし射精後も構わず手コキ・アナル責めは続けられ、思わず彼は「放して!」と叫びますが、「受け入れて、怖くないから」「イッていいのよ」と言いながら、喘ぎ叫ぶ彼に手コキを続けるみさ。
その間に助手はアナルバイブのスイッチを入れ、彼のケツマンコに突っ込みます。
「ケツマンコしびれる! とけちゃう!」と叫んでアナルで絶頂に達した彼に、みさは慈愛に満ちたまなざしで「気持ちよくなった?よかったね。いい子ね......」と抱きしめ、キスをします。
みさの母性に包まれながら、安堵しきった表情で眼を閉じる男性。
二人目の相談者は、23歳の大学院生。女性にはモテるけれど、ルックスしか見られていないと思い込み、女性不信になったと言います(確かに彼は、最近話題の女性向けAVに出ていてもおかしくないような、若いイケメンタイプです)。
例によって眼力で彼は気絶させられ、研究所にパンツ一丁で拘束されます。
「君の心に、なぜ女性を怖がるのか問いかけていくわ」と言いながら、彼の身体をまさぐるみさ。
一人目の相談者とは違い、ほとんど抵抗もせずに従順に受け入れていく彼。
若いからなのか、喘ぎ声も高くてより女の子っぽい印象です。
みさも絶好調で、パンツからはみ出た金玉を舐めながら「私こういうむきだしのはみ金舐めるの大好きなの」とのたまったり、脇毛をはさみで切って口の中に入れたり、陰毛とパンツも切っちゃったり、なんだかやりたい放題です。
そのまま彼のちんこをつまみながら「これ何ていうの?」と質問し、「おちんちん」と答える彼に「違うでしょ、ずるむけクリトリスでしょ」と意地悪く言いながら皮をかぶせるみさ。
「今日からあなたのチンポはチンポじゃなくなるの。むきだしのいやらしいクリトリスなの。僕のチンポをもっと淫乱なクリトリスにしてください、って言ってごらん」と淫語を強要します。
恥じらいながらもか細い声で繰り返す彼には、本当に女の子になっちゃったような愛らしさがあり、観ててゾクゾクしてきちゃいます。
そのまま助手が金属製のアナルプラグを彼に挿入しつつ、みさは彼の顔面にまんこを押しつけ、「あなたが産まれてきたところよ。いっぱい匂い嗅いでごらん」と言いながら69を始めます。
「あなたのケツマンコどうなってる?」
「なんかズボズボ挿れられてます......」
「おまんこ、かきまぜられちゃってるねぇ」
そう言いながら、よりフェラチオを強めるみさ。
思わず彼は甘い声で「おまんこもクリトリスも全部気持ちいいですっ......!」と叫んでしまいます。
ここでアナルバイブのスイッチを入れ、挿入する助手。
大きな快感に身を委ね、目をつぶってしまう彼を、みさは許しません。
「目をそらさないで、私の目を見て。目をつぶっちゃダメ」
彼女の目を一所懸命に見ながら、身体を大きく震わせ、強い喘ぎ声を発する彼。
射精をすることなく、アナルだけで絶頂に達したようです。
あまりの快感に呆然とする彼をやさしく抱きしめるみさ。
「やっと心開いてくれたわね。私の目もちゃんと見てくれて......」
その後も全身を愛撫され、アナルを責められ、何度も絶頂に達する快楽地獄で、すっかり身も心も解放された彼に、みさはやさしく語りかけます。
「もう大丈夫。何も怖がらなくていいよ。頑張ったね」
するとみさの瞳から一筋の涙がこぼれ落ちます。そのまま愛おしげにキスをするふたり......。
両者のエピソードとも、カウンセリング室で目を覚ました彼らが活力を取り戻す、という夢オチ風のハッピーエンドで締めくくられます。
本作は「快楽地獄責め」などというおどろおどろしいタイトルとは裏腹に、疲弊した男たちの心身に、普段抑圧されている女性性を取り戻すことで、彼らの傷ついた魂を救うという物語なのです。
性別役割を押し付けられることで傷ついているのは、女性だけではない。男性たちもまた傷ついているのだ。
本作からはそんな社会的メッセージを、強く感じ取れました。
文=まな
『男魂快楽地獄責め 戦慄のマルチプル・オーガズム研究所 第五巻 (MotheRs)』
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12.11.15更新 |
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