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心の隙間に宿った黒い影。確かなるものは闇の中に――。哀しい表情をした女・森川いづみが精神の均衡を乱し、訪れた精神科医の元でさらなる闇と対峙する。1991年に発売された、背徳感に満ちたSM作品。森川いづみは、90年代初頭に活躍していたAV女優です。小柄で線の細い美少女タイプで、最初はアイドル系の作品に出演していましたが、次第にハードな作品が増えていきました。この『背徳淑女2』は1991年の作品で、彼女のSM物としては最も初期の出演作です。
縛られて、見知らぬ男に凌辱されるという悪夢に悩むいづみは精神科医の元に相談に行きます。脳波を測定されながら眠りにつくいづみ。しかしやはり悪夢を見てしまいます。しかも今度は、夢の中にその精神科医が登場し、いづみを犯すのです。そして、悪夢の原因を探ると、過去の事件へとたどり着き......。
昔のSM作品によく見られた現実と幻想が入り乱れる構成になっています。
悪夢の中で、森川いづみは、上半身を縛り上げられて犯されたり、よつんばいでお尻を鞭で叩かれたり、舌の上にローソクをたらされたり、そしてシネマジックお得意の顔責めなんかもされたりします。時には自分からいやらしく体をくねらせて男を誘惑したり、自ら這いつくばって男の足の裏や指まで丁寧に舐めてご奉仕したりもします。
森川いづみは色白で華奢な体つきなのですが、お尻は結構大きいんですよね。それもまたエロくてよいのです。四つん這いでお尻を鞭打たれるシーンや、バーのカウンターの上でやはり四つん這いでバイブで責められるシーンなどは、そんな彼女のヒップの魅力を存分に楽しめます。
ラストにはセーラー服姿も登場。公式データではこの時20歳ですが、実によく似合っています。セーラー服のまま、上半身を縛られて犯される姿は、痛々しくもたまらなくエロティックです。
森川いづみの魅力といえば、その薄幸そうなムードです。ルックス的には、胸も小さいし、顔もよく見ると地味で、それほど美少女というわけではありません。しかし、その「幸せ」とは縁遠そうなムードがいいのですよ。筆者などもそうですが、薄幸そうな女の子に萌えてしまう薄幸フェチという人が少なからずいます。そんな趣味の人から見ると、森川いづみという女優さんは、実に魅力的なんですよね。いじめたくなるというよりも、いじめられているのを見ていたくなるのです。
本作自体は、それほどSM色の強い作品ではないのですが、この後、彼女は全6作に渡るシネマジックのSM大作『インモラル・ハート 真夜中の天使たち』に主演するなど、数多くのSM作品に出演していきます。
2003年にはストリッパーとして復帰し、数年間活動したようです。30代になって、またこの世界に戻ってきたというのも、彼女の幸の薄いイメージにまたピッタリで......。勝手に想像をたくましくしちゃってますが(笑)。
文=安田理央
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『背徳淑女2 森川いづみ (シネマジック)』
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16.01.26更新 |
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