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スナイパーAVレビュー!
ふたなり作品で知られる鬼才・二村ヒトシ監督が立ち上げた新レーベル「美少年出版社」。既存の女装子作品とはまったく異なる観点から美少年や女装男子のエロスを濃厚抽出する、ユニークな映像の中身は……。女性の視点からレビューしてもらいます。この言葉、私は最近知ったんですが(勉強不足ですみません)、変態に造詣の深いスナイパー読者の皆さんには既にお馴染みの世界かもしれません。
ちなみに私の中では、
“女装子=ニューハーフでも同性愛者でもなく、普段は普通の男性として生活しているけどときどき女装を楽しんでいる人――"
と認識されてるんですが、それで合ってます?
まあ、とにかく非常にニッチでありながらそのテの趣味のない人にも「これもアリだよな」と思わせてしまう、これまでにないAVだということは間違いありません (こちらに撮影現場レポも掲載されている模様です) 。
本作で可愛い女の子になり最後にはアナルセックスまで見せてくれるのは、華奢で恥ずかしがりやで、けっこう巨根なこういち君。フザけて口紅を塗るくらいはしたことあるけど、本格的な女装は初めてだという男の子。私服のセンスや小奇麗な感じはもしかしたらゲイかバイなのかなとも思うんですが、もちろん体は生粋の男性です。
まずは女装子エロスに興味津々の二村ヒトシ監督が、マンツーマンのインタビューで「イケメンですねえ」「乳首は感じるの?」「おちんちんの生えた女の子になってみたいと思わない?」とこういち君を誘導します。
本人がこの作品を撮るためにレーベルを立ち上げたというだけあって、このへんの話術というか引き出し方はめちゃくちゃうまい。
そして、自分の中の女の子願望を自覚したところで、本職のメイクさんにみっちり化粧をしてもらうわけですが、びっくりするのはこういち君のすばらしい化粧映えっぷり。
ゆるふわ茶髪のヅラをかぶった途端に「あ、仲里衣紗に似てる!」と思いましたからね。まあ、確かにはるな愛とか椿姫彩菜と並べたら「男だ」ってわかるレベルなんですが、それでもかわいい。いや、むしろ「男だ」ってわかるからこその可愛さなんですよね。
「あ、もしかしたら俺ちょっとイケてるんじゃないの?」と鏡の前でポーズをとっちゃうところとか、紗がかかったアイドル風イメージシーンを撮られてギンギンに勃起しちゃってるところとか、見ててキュンとくる。
もちろん監督も折に触れて「ああ可愛い」と声をかけるのを忘れません。ていうか、これ本気でそう思ってるんだろうなあ(笑)。
「なんで可愛い女の子がそんなもの(チンコ)つけてるの?」
「『私のクリトリスが勃っちゃった』って言ってごらん」
「おまんこ感じるのかな?」
羞恥心を煽る言葉を浴びせられながら、ローターやアナルバイブで女の子のようにいじめられるこういち君。
すごく女の子っぽいなと思ったのは、褒められたりカメラを向けられたりすると思わず口をとがらせてアヒル口になっちゃうところ。
女が女であるために必要なものというか、受けが受けであるために必要なのは「イイ意味での“媚び"」だと思うんですが、このこういち君、男やカメラに対する媚びをちゃんと持ってるんですよね。
そして後半はいよいよ女装子好きの男と初めての女装エッチ。
おずおずと手をにぎるところから始まり、乳首責め、アナル指マン、フェラ(潤んだカメラ目線がいやらしい!)、そして最後にはしっかりアナルファックまでいっちゃいます。
背面騎乗位で突かれてるときの、巨根が上下に並んでるショットはなかなかショッキング。これ、なかなか見られませんよ(笑)。
「羞恥にまみれ女装姿を晒して悶えてる美少年に感情移入するもよし、女装美少年を言葉と体で責めてみたい願望を持つ人は、男に感情移入するもよし」
パッケージ裏に書かれているこの文を読んでビビッと来た人はもちろんですが、ちょっと面白そうだと思った人・怖いもの見たさの人も是非お試しを。
こうすけ君の女装姿、思っているより絶対にカワイイですよ。
文=遠藤遊佐
『女装美少年3(美少年出版社)』
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09.12.06更新 |
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