特選AVレビュー『俺、専用 - 美智子小夜曲(ドグマ）』

非道なレイプから始まる、狂気に満ちた監禁陵辱の日々。拘束し、頬を打ち叩き、首輪を絞めながら犯し貫く。「俺・専用」に堕ちた女は、いつしか自ら快楽を求める淫乱なメス豚に生まれ変わろうとしていた――。
美智子小夜曲（セレナーデと読みます。ヘンリー塚本監督命名らしいです）さんは、以前は内田美奈子という名前で熟女女優として活躍していたのですが、改名してからはSMっぽい作品を中心に出演しているみたいですね。

実はインタビューやイベントなどで何度かご一緒させてもらってるんですが、この人、黙っていればかなりの美人なのに、もうなんというかハチャメチャな酔っぱらいキャラで面白いのなんの。それでも、こういう作品だと、犯される女の悲しみをしっかりと魅せてくれる演技派なのもすごいです。

さて、「俺、専用」はこれが二作目。前作の春原未来さん出演作が素晴らしかったので、期待して観ました。

いきなり檻の中で素っ裸で餌を犬食いしている美智子さん。男はバックから挿入。犯されながらも食べるのを止めない美智子さん。正に牝です。

そんなオープニングの後、時間が少し戻って、調教前の美智子さんです。拉致され、拘束されて身体を弄ばれます。

「やめて、やめて」と抵抗しますが、拘束されている身ではどうしようもありません。前作同様、男が偏執狂的なのがいいですね。延々と顔責めしたり、首を締めたり。

そして美智子さんは、肉奴隷として監禁されてしまうのでした。全裸で檻の中に入れられ、男の目の前で放尿させられ、さらにはそれを飲まされて......。

男の異常性に巻き込まれていくように、次第に自分を肉奴隷として認識する美智子さん。このあたりの表情の変化とか、絶妙なんですよね。あの普段の爆笑キャラが嘘のようです。

監禁調教物は、やはりこうした女の精神的な変化をちゃんと見せることが出来るかどうかがキーポイント。ノーマルKIM監督は、その辺が非常に上手いです。この手の作品は、つい「女は犯されると従順になる」というファンタジーに流れてしまいがちなんですが、男の狂気をさりげなく描いているので、妙なリアリティがあります。ああ、もうキ●ガイ相手じゃ、何をしても無駄だ、という諦観と言えばよいでしょうか。女は自分を守るために、心身ともに肉奴隷へと変化していくしかないのです。

美智子さんの男好きのする肉感的なボディも大変よろしいです。

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『俺、専用 - 美智子小夜曲(ドグマ）』

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