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母ひとり子ひとり。舞は病弱な母を抱え、入院費を支払う為に昼夜となく働く日々を送っていた。そんな彼女に降りかかるさらなる不幸。母の膨大な治療費と引き換えに、彼女は奴隷誓約書にサインしてしまい……。彼女が廊下を進み出すと突然、隣のドアが開きぶつかりそうになる。中から出てきたのはグレーのワークキャップ帽、紺色のドカジャンを着た中年男。舞の部屋の隣に住むアパートの管理人・田淵だ。
朝のあいさつを交わす2人。舞が田淵に言う。
「あの、すみません。何カ月も家賃を待っていただいて。本当に助かっています」
「何言ってんの。お母さんの、入院費や仕送りやらで結構大変なんでしょう。それに昼間の仕事終わったあとホステスして、健気に親孝行している君の姿見たら、ちょっとほっとけないよ」
どうやら舞は母親の入院治療費でかなりお金に困っている様子。「来月には全額返します」と言う舞に、田淵は優しい言葉をかけて励まし「気をつけて行ってらっしゃい」と笑って送り出す。
歩き出す舞。すると見送っている田淵の顔から少しずつ笑みが消え、不気味に光る目が舞の後ろ姿を見つめているのであった。
こんなふうにしてこの作品は始まります。
このあとは白咲舞の借金がどんどん膨らみ、最終的に頼る人がいなくて心優しい管理人さんに泣きつくことになる。ところがこの管理人の田淵というのは、実は裏では悪徳金融業者の島袋と手を組んで女を売り飛ばす仕事をしていて、当然ながら前々から舞のこともねらっていた。
この作品のテーマは「絶望した女の顔」ということで、田淵は女の絶望顔が大の好物。悪徳金融の島袋社長が早く舞を売り飛ばそうと田淵に催促すると、
「もう少しお待ちください。もう少し希望を与えればそれが断たれたとき絶望が大きい。絶望した女の顔が好きなんです」
と言う。このあとも「絶望した女の顔」という言葉が何回かこの田淵と島袋の間に交わされていきます。
そしてついに金を融通するために舞の体をせまる日がやってくる。
「舞ちゃん、私のこと、信じられるかい」
うなずく舞。
「実はね、親友に金融会社を経営している男がいるんだ。彼に相談したら無利子無担保で融資してくれるってそう言ってくれた。心配しなくていい、私が保証人になるから」
そしてここからは、ああやっぱりそうなるよねっていう展開に。
「いい顔だ。ずっと見たかったんだ。その希望に満ちた顔。そして、その後に訪れる絶望に満ちたお前の顔を」
ここから今まで信じていた管理人さんが悪魔の顔に。いやがる舞をねじ伏せ、その透き通るような白い肌をさんざん貪る。容赦ない責めのあとに交接、泣き叫ぶ舞の膣に中出し。
その後は島袋社長にも体を蹂躙され、拉致した部屋で田淵に拘束椅子プレイをさせられ、そして金持ちの変態オヤジたちに売り飛ばす前の最後のお楽しみとして田淵・島袋との3Pになります。
わかりやすい話の展開にわかりやすいカラミ。男優さんの演技も味があってなかなかいいです。ただし女優の白咲舞さんはあまり表情の変わらない人なので、「絶望した女の顔」というには演技として物足りない気もします。
でもそのかわりといってはなんですが、彼女の体つきが長身で細身、脚がスラッとして長い。この細長い脚が男たちにだらしなく開閉されたり折りたたまれたりする姿が、女の無力感を表わしているように見えました。しかも彼女はとても白い肌をしているので、細くて白い手足がなんともはかなげ。
「舞ちゃん、お母さんに言わないと。『おまんこ気持ちいい』って」
「お母さん、……おまんこ気持ちいい」
男の肉棒を受け入れながら恥ずかしい言葉を強要され、それでも言うことを聞くしかない借金まみれの女。自分の遊興費のためではない、すべては母親の病気のために犠牲になった健気な娘。
田淵と島袋にさんざん犯されたあと、島袋の口からもっと絶望的なある事実を告げられる。それを聞いて女はさらに泣き崩れるのでありました。
文=淫語魔
『隣人は密かに笑う… 隣のお姉さんを犯したあの日…外伝(アタッカーズ)』
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11.04.20更新 |
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