特選AVレビュー『名家の箱入り娘 厳格な父親の下で育った門限19時の日本人形のようなパイパン貧乳少女 篠田カナ』（ファーストスター）

門限が19時の箱入り娘がAVデビュー。日本人形のような容姿にパイパン貧乳。親の前では良い子を演じてきたけど本当はもっと「性春」したくって......。官能小説で芽生えた緊縛・中出し願望は悦びへと変わる時、彼女が見せる反応とは。
この作品を観てまず思ったのは「年頃の女の子に無理やり門限を守らせるなんて、まったくもって意味がない！」ということだ。
だって不純異性交遊は夜じゃなきゃできないわけじゃない。ラブホテルも出会い系サイトも時間なんて関係なく一日中やってるし、本作がそうであるように、AVの撮影だって真っ昼間（正午）からやっているのが普通なんである。
むしろ、早く帰ってこいとか言われると逆に帰りたくなくなるのが人情ってものなのだから、古臭い門限なんか門限で縛り付けようったってかえって逆効果。幸か不幸か私には好奇心旺盛な年頃のムスメはいませんが、もしいても門限守らせて安心するような間抜けな親にはなりませんね。ええ。

というわけで、本作は門限が19時の箱入りお嬢様・篠田カナちゃんのデビュー作。
門限を意識してか、昼の12時から撮影を開始し、新たなプレイが始まるたびに時間がカウントされていく趣向。見ているほうはなんとなく気忙しい気持ちになるのだけど、初めてAVに出て知らない男とセックスする女の子が昼から19時までのわずかな時間でどんなふうに変わっていくかを見るのは、悪くない。

本編が始まると、まず出てくるのはインタビューシーン（いくら時間が限られてても、箱入りお嬢様のデビュー作でインタビューを省略したら始まりませんものね）。
いかにもお嬢様然とした白いワンピース姿で現われたカナちゃんは、色白・姫カット・スレンダー貧乳と三拍子揃ったロリ系のルックスで、今どきの子にありがちなバチバチのアイメイクもしていない。ほぼすっぴんでしゃべり方も子供っぽいせいか、お嬢様というよりはオタサーの姫っぽく見える。
貧乳パイパンロリというと、最近のAV業界ではあべみかこや跡見しゅりのような小悪魔スケベ系が人気だけど、それとは一味違ったタイプ。狂気じみたエロさはないけど、経験人数は一人だとか、父親が厳しくて初めての彼氏とはすぐ別れさせられたとか、性の目覚めは官能小説だとかいう育ちよさげなエピソードがじんわりきます。

しかし、ここで一つ問題が。インタビューしてる監督が、まったくもってエロくないんですよ！
一応「感度いいですね」「男性経験一人のカラダがこんなことしちゃってますよ」なんてことも言うんだけど、あんまりゲスっぽさがないというか、下心が感じられず（ちなみに話し声を聞いて浮かんだイメージは、にゃんこスターの男のほう......）。
セックスするのは男優だから監督は下心なんてなくていいと思うかもしれませんが、観てるほうからしたらインタビューのときから前戯は始まってるわけですよ。しかもカナちゃんはこれがデビュー作。あんまりガンガンいって警戒されるのは困るけど、多少は発情モードになれるいまいちようにしてほしいところ。
インタビューからの流れで、監督がリモコンバイブを操作しながらカナちゃんに自作の官能小説を朗読してもらうコーナーもあったんですが、いまいちエロくならないまま終わって残念。処女と童貞のセックス見てるようで「早く......早く男優を......！」って気持ちに。

とはいえ、それも最初の30分くらいまで。
毎日してるというシャワーオナニー（ドテにひたすらシャワーをあてるだけの雑さが萌える！）を披露した後は、ようやくお待ちかねの男優登場。箱入り娘のリビドーもぐいぐい顔を出し始めます。

スケベなお兄さんたちにガツガツこられて、なんとなくリラックスしたように見えるカナちゃん。セーラー服姿の初カラミでは「首絞めに興味がある」なんて顔に似合わないことを言いだし、ピストンしながら細い首を絞められると、単調なアヘ声の中にも感情が見え始めます。
さらに途中で監督に「中出ししたいって言ってましたよね。その気持ちまだありますか？」と聞かれると「ありましゅ」と即答。うーん、意外に一癖ある子なのかも。
続く緊縛オモチャ責めでは、初めての快感に思わず足をヒクつかせて「イキたいです。イカせてください」とおねだり。
電マは風情がなくて嫌だって人もいますけど、間違いなく気持ちよくなれるから、カナちゃんみたいな未開発の女の子とは相性いいんですよね。前半のリモコンバイブのときとは明らかにテンションが違うガチなイキっぷりが拝めます。

そして時計が午後4時半をまわったところで、ラストの3Pへ突入。何度もイッてすっかりリラックスしたカナちゃん、手マンでヒクヒク絶頂したり、Wフェラしたり。上下のお口にチンポを咥え込んだりと、夢のAVセックスを満喫。最後は顔にかけるはずだったザーメンを自分から2発連続でお口へ迎え入れるという卑猥な幕切れを見せてくれます。

正午から始まった撮影が全部終わり、満足気な顔でお風呂に浸かるカナちゃん。
人生2本目のチンポをフェラして、オナニーして、中出しして、電マでイキまくって、3Pして、ザーメン飲んで、時計を見たらまだ6時。
半日でこんなにいろいろやって、一気にエロ経験値をあげちゃうのが若い女の子なんだよなあ。
やっぱり門限なんて意味ないですよ。うん。

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『名家の箱入り娘 厳格な父親の下で育った門限19時の日本人形のようなパイパン貧乳少女 篠田カナ』（ファーストスター）

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