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スナイパーAVレビュー!
一本鞭で叩かれる度に犬の様に吠える年老いた奴隷。奴隷としての自覚を植付け服従の姿勢を学ばせる真矢じゅん女王様の奴隷育成の一日はまだ始まったばかり......。「ミストレスランド」 独特の味わいに満ちた1本。いやあ、AVライターをしているとマニアックな作品に出会う機会が多いのですが、この空気感はいつ観ても独特ですねえ。
出てくるのは女王様とM男のみ。特に変わった事件も起こらず淡々と責めるだけなのに、322分という驚異の長尺! セックスはもちろん、女王様のオッパイすら出てきません。
映像作品というより、SMクラブで繰り広げられるプレイをそのまま覗き見ているような感じ......とでも言いましょうか。
以前このコーナーで『金と玉捜査官』という作品をレビューしたのですが、本作はそれよりもさらにマニアック。
というのもですね、タイトルを見てもらえればわかるとおり、出てくるのが"老犬=おじいちゃん"なんですね。
まあ、実際には50代後半~60代くらいなんでしょうが、ヒールを穿いた女王様よりも身長が低く、後ろから見ると頭のてっぺんはハゲかかってます。そしてとにかくパッと見が貧相! アバラが浮き出てるし、四つん這いになるとお尻の肉が痩せ落ちてるのがわかるんですよ。
反応も、リアルで素人っぽい。会話のコール&レスポンスのできるM男優と違い、何を言われても「ハイッ、ハイッ!」と食い気味な返事を繰り返すばかり。
私だったら、たとえプレイでもイジめるのは躊躇しそうなタイプです。
でも、やっぱり本物の方は違いますね。本作に登場する真矢じゅん女王様は、ジイさんだからって躊躇なんていたしません。
若々しい肉体を見せつけるかのように挨拶もできないダメM老人に鞭をふるい、乳首の毛をライターで燃やし、浣腸をして容赦なく調教していきます。
中でも特にスゲエなと思ったのは蝋燭プレイ。
乳首や局部にロウを垂らすのはもちろん、火のついた蝋燭を口にくわえさせたり、土下座をさせて火のついた蝋燭を手の甲に立てて身動きとれなくしたり。
老犬が「ああー、あーちゃちゃちゃ!!」と本気で熱がっても「ねえ、危ないねえ~」とニヤニヤ。
ガチなSMマニアの人からすればたいしたことないプレイなのかもしれないけれど、相手がジイさんなだけあってヒヤヒヤ。「お年寄りは大切に」という言葉が何度も頭をよぎりましたね。
あと、やはり印象的だったのはタイトルにある『飼い主と老犬』プレイ。
女王様が、首輪をしたM男に、網タイツの足を舐めさせたり顔騎クンニさせたりするアレです。
手を犬のように丸め、飼い犬になりきって「くぅん、くぅん」と鳴く老人。M男的には垂涎のプレイなんでしょうが、老後が見えてきた世代の私は、正直ちょっと涙目になってしまいました。
だって、浣腸もローション手コキも老人介護にしか見えないんですもの......。
やっぱりM男は若くてぽっちゃりしたほうがいい、と言ったら女王様に怒られるでしょうか。
とはいえ、こういうニッチな好みに応えてくれる映像があるのはありがたいこと。
臨場感はたっぷりなので、若いピチピチの女王様×貧相な老人というちょっと変わったカップリングに興味のある方は、是非チャレンジしてみてくださいませ。
文=遠藤遊佐
『飼い主と老犬(ミストレスランド)』
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14.01.04更新 |
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