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WEBスナイパーAVレビュー!
私のもとには、様々な女性からエロティックな体験の数々が寄せられてきます。曼堕羅文庫は、そんなお話をまとめた物語。これより皆様を曼堕羅文庫の官能世界へとご招待致します。では、参りましょう――。水元ゆうながエロティックな囁きで誘う猥褻体験映像の世界。湿っぽい絡み合いが古典的かつ王道的なエロスを演出してくれています。『曼荼羅文庫』というタイトル通り、AVというよりは官能小説のような印象の本作。色白美ボディにちょっと幸薄そうなフェロモン顔がたまらない水元ゆうな嬢が、3つのエロ物語のヒロインを演じております。
一話目のヒロインは、初恋の男と不倫の関係に陥ってしまった人妻・玲子。
夫を愛しているはずなのに、他の男を受け入れたことで肉欲に抗えないスケベな体になってしまった24歳の若妻。はしたない女になり下がったという罪悪感にかられながらも、愛人にいやらしいオモチャを使われ「欲しいんだな?」と聞かれると、足を開いて黙って涙目でうなずいてしまう。
これでもかというほどありがちな設定ですが、やっぱり官能小説といったら不倫人妻。罪悪感を抱えながらの控え目な反応が、うーん、なかなか萌えます。
二話目のヒロインは、真面目な生活指導員・美千代。
34歳にして処女である彼女は、女の子を妊娠させてしまった不良生徒を更生させようと家庭訪問に行くのだが、メガネの下の美貌に目を付けられ逆に犯されてしまいます。
「性交渉っていうのは、愛する者同士にだけ許された神聖なものなのよ!」
そんな正論も、ヤリたいさかりの青少年にとっては火に油を注ぐようなもの。しかも、ゆうなちゃんのプルプルおっぱいの前には何の威力もありません。最後には不良生徒の友達にまで輪姦されてしまいます。
そして最後のヒロインは、平凡なOL・香織。
才色兼備の元同僚がハプニングバーでストリップまがいのことをして働いているという情報を聞きつけた彼女は、好奇心を抑えきれずに一人でその店に潜入します。
イケメン店員と上機嫌で話しているうちにすっかり酔いつぶれた香織を待っていたのは、元同僚と同じ運命。3カ月後、その店には派手な化粧で男にまたがり腰を振る彼女の姿が……。
『世にも奇妙な物語』方式でストーリーテラー役の女性を立てて3つの話を紹介していくなど、AVらしからぬなかなか凝ったつくり。それなのに、カラミの部分は画面が少々暗めだったり手ブレがあったり、どことなく自主映画っぽいテイストを感じさせるんですよね。
意識的にやってるのかどうかわかりませんが、妙な生々しさがあります。
ちなみにストーリーテラー役は、元祖宇宙少女・牧本千幸(懐かしい!)。つかもと友希.の名で女優活動をしていた彼女ですが、いつのまに元の名前に戻したんでしょうか。胸の谷間すら見せていないものの、その存在感は作品に寓話のような独特の味を与えてくれています。
プレイ的にはそれほどハードじゃないですが、水元ゆうなの官能小説の表紙にしたくなるような色白パーフェクトボディと、イヤヨイヤヨと言いながらも流されていってしまう女の業が、じんわりとしたエロスを感じさせてくれる。
“ウブだけどむっつりスケベ"な女友達がいたら是非貸してあげたいと思うような、そんな一本です。
文=遠藤遊佐
『曼堕羅文庫(アタッカーズ)』
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09.11.05更新 |
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