WEB SNIPER's special AV review.
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スナイパーAVレビュー!
初対面の二階堂ゆりと加藤あやのがお互いの裸身をネッチリ攻め合い、レズセックス。ズップリと指を2本入れる手マンと濃厚なベロベロクンニでイカせ合い、激しく交わるびしょ濡れ貝合わせでさらに何度も絶頂。エンドレスで感じまくる貪欲な2人の鮮烈極まる痴態を見よ。そこで加藤あやのは「(レズ作品で大切だと思うことは)相手をよく知ることですね。それぞれ気持ちいいところは違うと思ので」と語り、二階堂ゆりは「(レズ撮影の場合)相手のことをどんどん知りたくなりますよね、何をして欲しいんだろう、とか。そのうえで相手のことを好きになりたいです」と答える。80年代からAVを観続けてる者として、「ああ、本当にアダルトビデオは変わったのだ」とつくづく思ってしまうのはこういうときだ。女優が能動的に、積極的に作品に関わっている。だからその魅力が足し算ではなく掛け算となって、エロさが何倍にも膨らむのだ。かつて加藤鷹を頂点として、イケメンでセックステクに長けた男優だちがもてはやされた、あの時代を昔日の如く思う。
僕は鷹さんに限らずすべての男優をリスペクトしているけれど、つまりは「男の力で女をエロくしてやる」という思い上がった時代は完全に終わったのだ。真の意味で、AVは女が主役になった。しかも本作は監督もまた女性なのだ。さて、そんな2人がワインを飲みつつチーズフォンデュをつまみ、リラックスしてトークするところからスタート。ちなみに初対面である。加藤あやのが「一時期、料理の仕事をしていたんです」と言ったり、二階堂ゆりは「休みの日は大抵舞台を見に行ってる。友達にも劇団やってる子もいて。演劇が好き。ずっと観てるほうだったので、自分がやる側になるとは」と、実に興味深いプライベートが語られる。やがてオッパイの形を品評しあっているうちに、性癖の話へ。あやのは「相手がSっぽいなと思ったらドMになります、うふふ」、ゆりは「テクニックに自信とかはないんだけど、自分から責めたいタイプ」。そう、まさにお互いを知ろう、好きになろうと彼女たちは積極的に働きかけるのだ。
酔いもまわりワインの口移し、こぼれたワインを舐め合ったりしてるうちにキス。そしてこれも真咲監督がよくやる仕掛けだが、盛り上がってきたところで「「移動します!」と宣言。〈雰囲気がエロくなった所であえて「おあずけをくわす」事に...〉とテロップが入る。「えーっ、もうココでいいじゃないですか(この場でセックスしたい!)」「ココまで来てるのにィ(もうヤリたくてたまらない)」と不満げな2人だが、場面代わって屋上のような場所、「ねえ。チューしていい?」と唇を求め舌を吸い合う2人。「ああ、早くしたい」「ウン、我慢できないよ」とエロいフレンチキス、ココまで約30分。そしてやってメインタイトルとなる。
タイトル明けは高級ラブホテル、ドアを開け、部屋に入るともうたまらずコートを着たままで唇を求め、舌を狂おしく絡ませ合う2人。コートの下は、先ほどまではお互いエレガントなニットだったのだが、色っぽいカットソーに下着もお洒落でエロいブラとパンティセットになっている。こういう細かい演出もニクイ。例によってバイブやペニバンといった飛び道具は一切ナシ。ただ、女の美しい肢体が絡み合うことを徹底的に見せることで、2人の気持ちと精神性で、流麗で猥褻感溢れるエロスが表現される。お風呂でシャンパンを飲みながらの絡み合い、ラスト、高級感漂う黒の網タイツやガーターのセクシーなスタイルでベッドインと、こういうのを観せられるいると、「ああ、女の子って本当にイイなあ」と思う。男性ファンなら「もしも自分が女だったら」と想像して、二階堂ゆり、加藤あやの、どちらかになったつもりでオナニーするなんてのも、倒錯的で興奮できると思う。
文=東良美季
『艶熟レズフェロモン 二階堂ゆり 加藤あやの(レズれ!)』
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17.03.19更新 |
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