特選AVレビュー『レズビッチ・ライジング 恥辱の蜜汁が飛び交う羊たちの淫虐』（レズれ！）

芸能界や財界入りを目指すセレブの娘たちが学ぶセレブスクール。その中にあって学園の風紀を守りながら生徒たちの日常を運営管理する生徒会の物語。まだあどけない女子たちの中に秘められた凄まじいまでの淫情を描く――。
まずはパイプオルガンの荘厳な調べに乗せて、登場人物紹介がある。「天宮麗奈（生徒会長）＝とある財界大物の一人娘」演じるのは澁谷果歩。伊集院美乃梨（副会長）＝銀座にビルを所有する実業家の娘」これが原美織。そして「有栖川涼子（書記）＝福岡出身、老舗呉服屋の娘」は涼川絢音である。彼女たちは日本で最高峰のセレブスクールと呼ばれる、『東京セレブアカデミー』なる女子高の生徒会役員だ。本作のレーベル「レズれ！マニア」は、かつて『女体拷問研究所』という名シリーズで名をはせたベイビーエンターテイメントの系列。

このメーカーさんは、こういった世界観が大きめなドラマが得意だ。ただし何しろAVなので、映画やVシネみたいな予算は当然かけられない。となると大切なのは人物相関図とシナリオになる。そして本作も上手い。まずは澁谷果歩演じる生徒会長の麗奈だが、これが帰国子女で傍若無人な女王様体質。教頭から「最近我が校の風紀が乱れている」と注意されると、「このままじゃ生徒会長としての私の経歴に傷がつくわ」とイライラを露わにする。これに対して気持ちの優しい書記の涼子は、「私もう、福岡に帰りたか。私なんかセレブになんかなれんけん」と弱音を吐く。演じる涼川絢音が福岡出身だから、この博多弁が可愛い。

そんな涼子のことを秘かに好きだった、レズ趣味のある美乃梨（原美織）は、「そんなこと言わないで。涼子はステキな女性だよ。私は涼子の全部が好きだよ」と慰め、そうしているうちに涼子のほうも「そんなふうに思っとってくれたなんて」と二人は切ないキス。「ウチの高校は男女交際禁止だけど、女の子同士だから不純異性交遊にはならないわ」とレズプレイに発展してしまう。放課後の生徒会室、美乃梨が涼子のパンティを脱がし情熱的なクンニ。美乃梨もパンティを脱ぎ陰唇を開いて「見て」と誘い、最後は貝合わせで「あ～、イヤらしい音してる、クチュクチュって、イヤらしい～」と盛り上がってしまう。ところが、実はその痴態を麗奈（澁谷果歩）が見ていたのだ。

しかも彼女はスマホで動画まで撮っていた。「私が学校長に報告したら、アナタたち退学ね」と脅し、「何でもするから、許して」と哀願する美乃梨に、「私の奴隷になりなさい」と命じるのだ。人物関係とシナリオが上手いのはココからである。根っからのサディストで人が苦しむのを見るのが好きな麗奈は、気の弱い涼子に「美乃梨を裸にしなさい」「頬をひっぱたいてやりなさい」と命令。当然「そんなことできないわ」という涼子を前に、冷笑しながら「見本見せてあげる」と美乃梨の頬をビンタ。「いいの？　涼子が叩かなかったら、私がもう一度ひっぱたくだけよ」と追い込むのである。

この麗奈役・澁谷果歩の冷徹な女王様ぶりは、鳥肌が立つほどエロカッコイイ。涼子は涙を浮かべながら美乃梨の頬を打ち、続いて二人はレズプレイを強要される。以降、麗奈の独断場である。翌日、美乃梨のいないところで涼子を呼び出し、縄跳びの縄でM字開脚に縛り上げ、バイブと電マでクリとマ×コ同時責め。派手な潮吹きをさせる。そこに涼子を探しに美乃梨がやってくると、「ねえ、知ってた？　涼子ってドスケベのドMなのよ」と巨大ディルドを挿入して見せつけ、すると美乃梨も昂奮して涼子の乳首を舐め始めてしまい、そんな美乃梨を麗奈がペニバンで犯し、狂乱のレズ3Pへと突入する。

普通のレズAVならこれがクライマックスだろうが、さらに興奮必至のどんでん返しが待っていた。美乃梨と涼子が結託して麗奈に睡眠薬を飲ませ、全身シースルータイツ姿で縛り上げてしまうのだ。デビュー作が『超乳Jカップ 澁谷果歩パイパンデビュー』（2014年・アリスJAPAN）だっただけに、澁谷果歩の爆乳はこのスタイルに映える。そしてあんなに大人しく気弱だった涼子（涼川絢音）が今度は悪魔のような微笑みを浮かべ、「私の故郷で不良の娘たちが使う媚薬よ。気の強い女の子がアッという間にドMになるクスリなの」と麗奈に飲ませ、さらには「コレ、とっても痒くなっちゃうわよ」と摺り下ろした山芋を麗奈の膣内に塗り込める悪行。レズキスを見せつけ興奮させ、電マ責め、双頭ディルドW責めへと発展するのである。

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『レズビッチ・ライジング 恥辱の蜜汁が飛び交う羊たちの淫虐』（レズれ！）

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