特選AVレビュー『MY SWEET DARLING 優男、時々オオカミくん？！』（SILK LABO）

優しいあの人がオオカミ男に変身！　好きな人には強引に攻められちゃうのも......アリかも!? 　気になる人の見せるギャップに翻弄されながら深まってく恋心を描いたオムニバスドラマ。
ロールキャベツ男子って言葉が流行ったのはどれくらい前だったでしょうか。
パッと見はキャベツに包まれた草食系だけど一皮剥いた中身は肉食系、だからロールキャベツ......。
最初聞いたときは「なんだそれ、うまいこと言いやがって！」と思ったけれど、よく考えたらこれこそ女子の理想の最たるものだったりするんですよね。
普段は優しく穏やかで紳士的、でもいざセックスとなるとグイグイきてくれる。しかもイケメン。ギャー、そんなの最高じゃないですか！！（「女って欲深いなあ」なんて言わせませんよ。ツンデレ美少女が中出しせがんでくるようなAVに比べたら可愛いもんです！）

さて、そんな女の本心をしっかり汲み取って映像化したのがこの作品。女性向けAVの王者・シルクラボの作品だけあって、今回も韓流ドラマばりにニヤニヤ＆キュンキュンさせてくれます。

収録されているのは人気エロメン3人を主役にした3つのストーリー。
まず1話目はキングオブエロメン・一徹が登場。ヒロイン・真美（芹沢ゆず）が夜道でナンパされて困っているところを助けてくれる年上の男性という役どころです。
イケメンで大人で銀縁メガネの草食系、しかも同じマンションの住人。ヒロインがお礼をしようとすると「じゃあ今度一緒に食事にでも行きませんか」なんてスマートに誘ってきて、フランス料理のフルコースへ連れてってくれる。うーん、完璧。
そんな大人の余裕ビンビンの彼ですが、食事に行った帰りはしっかりヒロインをお持ち帰り。さっきまでの紳士面はどこへやら、やや強引にセックスに持ち込みます（といっても、プレイは男性がご奉仕するスローセックスですが）。
最後の決めゼリフは「そんな顔されたら、またしたくなっちゃうじゃないですか」
うわー！　一発ヤッた後でこんなこと言えるの、一徹さんかジローラモくらいじゃないっすか？　でもこういうのも全然アリ！　いやむしろグッとくる！　
また、年上なのにずっと敬語で話してくるところがたまらないんだよなあ。「オラオラはベッドの上だけでいいのよ！」という女性諸君の心の叫びが聞こえてくるよう。

続く2話目に登場するのは、王子様系エロメン・有馬芳彦。百瀬ひまり演じる恋人は、なぜか寝ている時にしか襲ってこない彼にちょっと不満を感じています。
もちろんこれは有馬くんが寝ている女にしか欲情しないニッチな性癖の持ち主なわけじゃなく、どのタイミングで誘えばいいかわからない恥ずかしがりや男子だという設定。しかしあるとき彼女が「タイミングなんて関係ないよ。いつでも抱いて♪」と言ってくれたのをきっかけに本性を晒しのびのびとセックスし始めます。
ちなみに決めゼリフは
「なんか、いつものあなたじゃないみたい」
「オマエのせいだからな！」
......ああ、たぶん女性ユーザーはこのシーンを何度も巻き戻しするんだろうなあ。

そして最後のトリは、3人の中では一番新米のエロメン・北野翔太くん×武藤つぐみちゃんのペア。
つぐみちゃんはかわいい年下の彼を上から目線で弟扱い。セックスのほうもずっと主導権を握っていたはずが、ある日突然オラオラ化した北野くんに下剋上されてしまうというストーリー。
前の2本もいいけれど、個人的にはこの3本目が一番ツボでしたね。
3人のヒロインの中では武藤つぐみちゃんがダントツで経験値が高いというのもあるんでしょうが、注目すべきは北野くん演じる彼氏がオオカミ化したときの落差の激しさ！　
やっぱり男も女もギャップこそがエロの源。あまりハードに豹変しちゃうと女性受けが悪くなるんでしょうが、これくらいはやってほしいところです。あとこの北野くん、見た目やキャラはかわいい系なのに、なかなかいいモノをお持ちなんですよね。体も細マッチョだし、おへそのあたりも予想外に毛深くて......あ、鼻血が......。

一般AVのような過激さはないけれど、年をとるごとにその価値が実感できるシルクラボ作品。久しぶりに観て、枯渇しかけていた女性ホルモンが復活するのを改めて実感いたしました！

---

動画を公開中!!

『MY SWEET DARLING 優男、時々オオカミくん？！』（SILK LABO）

関連リンク



関連記事

特選AVレビュー『Girl's pleasure Ⅱ　EROMEN×大槻ひびき（SILK LABO）』

Copyright (c) 2012 Taiyohtosho Co.,Ltd.All rights reserved.