特選AVレビュー『奇縄 失われた恥毛 北条麻妃』（バミューダ）

利権にしがみついして金儲けを企む女社長・北条麻妃を緊縛し、恥毛を剃り上げて犯し貫く！　プライドの高い女帝が屈辱的な姿を社員たちに晒した挙句、マットご奉仕までこなす牝犬に......。独特の縄世界で繰り広げられる変態プレイの数々！
衰えを知らない肉体を持つ熟女女優・北条麻妃が、傲慢なやり手女社長を演じる1本。金粉・黒人・緊縛など、マニアックな路線を追求し続ける監督・あばしり一家が、今回はなんと「毛」にとことん執着心を燃やす。股間の毛は誰にでもあるけれど、それを「剛毛」といわれたらなんだかとっても恥ずかしい。本作は、お色気たっぷりの女社長が実は剛毛の持ち主なうえ、職権乱用で私利私欲を貪ろうとする嫌なヤツというお話。その剛毛が時には色仕掛けの道具になったり、社員への見せしめに剃られてしまったりと、とにかく毛を駆使したはちゃめちゃなストーリーになっている。

アラフォーの魅力が凝縮された北条麻妃は、いつ観ても艶やかでうっとりするほど美しい体つき。キャリアウーマン風のファッションも似合うし、脱がせても縛っても色っぽい。年老いた会長相手に絡んで「色」営業する冒頭シーンは、ピチピチの超マイクロミニスカートから覗く黒パンストのつなぎ目とか、むっちりした太ももとか、いきなり露出があるよりも猥褻な妄想を掻き立てられる要素が満載。色気プンプンの女社長に会長も鼻の下を伸ばしてニヤニヤ。「それにしても、君の毛並みは大変素晴らしいねぇ......」と剛毛を撫でて奇妙な褒め言葉でホクホクのご様子だが、優しい顔の中にゾクッとするほど鋭い視線があるから気味が悪い。どうやら今進めている公共事業の大会が成功したら、非正規雇用や派遣社員は会社のお荷物になってしまうらしい。だから、面倒な社員とかはバシッと切ってしまおうと、女社長は秘密裏に画策しているという。ついでに、景気の流れが変わって利益が出なくなると予想される会社を持っていても仕方ないので、社員にあげちゃえばいいとか無茶苦茶なことまで。そして、自分は大会でぼろ儲けして、遊んで暮らすつもりとキャッキャッとはしゃぐが、自己利益重視の非情な女社長の企みはどうなることやら......。

北条は、大会に向けた社内会議でもワンマンでいい加減な経営体制を押し通し、社員にも容赦ない罵声を飛ばすので、社員の不満は日々募るばかり。鬱憤が溜まる社員が多い中、一人の男が動き出した。この男によって、女社長の運命がどんどん狂わされていく。その男が社長室に資料を持っていくと、北条から理不尽な要求を突きつけられたうえに怒鳴られたため、即座に女社長を羽交い締めにし、緊縛レイプしちゃう。社内に麻縄？！という驚きはさておき、ここからの流れがエッチなのだ。プライド高き女社長が、自分のデスクで部下にヤラレてしまうのだが、さっきまであんなに偉そうだったのに、やっぱり男の力には到底敵わなくてあれよあれよと脱がされちゃう。「やめてー！　私にこんなことしてどうなると思っているの！」と足掻いても、男は淡々と犯しながら「自分が悪いんでしょ」と一瞥する。剛毛を弄られたうえにレイプとは、なんと憐れなこと。恥毛に執着している本作ではあるが、毛以外にも見どころがたくさんある。特に、平社員の男が女社長の舌先を摘み出して吸い上げるシーンは、かなり濃厚でネチっこい。

下克上的な要素も、物語を盛り上げるポイント。男は立場や社会的地位を捨て去り、相当な覚悟で挑んでいる。そして、レイプでワンマンな女社長を奈落の底に沈め、その鼻をへし折ろうっていう気迫がすごい！　普段は暴言しか吐かない女社長の口に、ぶっとい肉棒を押し込むのは、言い知れぬ快感と征服感を抱けるに違いない。とはいえ、生ハメしているうちに女社長もだんだん気持ちよくなってきて喘ぐから、お仕置きにしては優しいほうかも。バックで「奥まで突かないで～！」の喘ぎには痺れた。

剃毛シーンは映像だけでなく、ぜひ音にも注目してもらいたい。ジョリ......ジョリ......シュールな低音が響くのだ。音に集中したいなら、ヘッドホンの使用がおすすめ。たっぷり時間を費やして、剛毛の生えた恥丘をツルツルに仕上げていくのだが、アソコの毛ってかなり手強いのね。剃っても剃ってもキリがない！　このシーンを観ていて思ったのは、他人にカミソリを当てられるのはやっぱり怖いということ。陰部とかデリケートゾーンならより恐怖を感じるはず。ほぼ無抵抗な女社長だが、両手両足を拘束されて怖くて身動きできないという理由もあるかも。恐怖が先立ち、レイプより強烈なお仕置きになっただろう。パイパン姿は眩しいが、ここからいよいよ本格的な男の復讐劇が幕を開けるのだ。

弱みを握られたも同然の女社長は、もはや男のいいなり。社内放尿や下半身露出が日常に組み込まれ、いつの間にか家畜と化した女社長。後半では社内パーティが開催されるのだが、そこへ冒頭の会長を招待する。パイパンのお披露目となるのだが、会長は剛毛が好きだったはず。ところが、黒い袋を頭に被った全裸のパイパン女をジロジロ眺めてまんざらでもない。う～ん、エロジジイ。女の裸ならなんでもいいのか？　どこまでもスケベな爺さんだ。女社長と明かさないまま、社員の前で黒袋女が公開オナニーをするとか、女性社員もいるのに、会社組織としてかなり狂っている。

ところが、話はこのまますんなり進むわけではない。そもそも公共事業で金儲けをしようと悪巧みをしていたのは会長で、そこへ女社長が乗っかったという裏事情があったのだ。平社員の男によってその悪事が暴かれ、女社長は悪の権化・会長を改心させるための道具として操られる。縛り上げた全裸の会長に向かって、汚れ落としの放尿をするなど、女社長はすっかり男に洗脳されたらしい。これで汚れ落としになるのか？と疑問を抱きつつ、豪快な長めの放尿シーンからは生温かさが伝わってきて妙に感動した。女社長って設定だけでエロい感じがするのに、凌辱レイプ・剃毛・社内放尿・股縄と豪華なお仕置きが加わる素晴らしいラインナップ。割れ目くっきりのパイパンは、モザイク越しでも鑑賞の価値あり！

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『奇縄 失われた恥毛 北条麻妃』（バミューダ）

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