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探険的AVコラム:未知のフェティシズムに触れる興奮~「腹パンチ物」の魅力
可憐な女の子の白いお腹に突如としてガタイのいいオヤジの拳骨がめり込む! そんな「腹パンチ物」に特化した映像を発表し続けるマニアックメーカー「ボディ―ゾーン」の作品が放つ独特のエロティシズムとは......。その"癖になる"魅力を多様なAVに造詣が深いライターの沢木毅彦氏が語ります!何か刺激的な新ジャンルはないかなとネットを徘徊していたところ、「ボディーゾーン」というメーカーの作品リストのページに目が留まった。女の子のお腹にパンチを入れているパッケージ写真がズラリ。このジャンルがあることは知っていたんだけど、腹パンチのマニアがいて、立派に固定客がついているのだとあらためて知り、初めて観てみた。
「多分、女の子のお腹を延々とグーで殴っているだけだろう」と思っていたら、まさしくその通り! 腹パンチ好きの腹パンチ大将みたいなオヤジが素人女性を一室に招いて、ボコッボコッとパンチを繰り返し、そのたびに女の子は「うっ」とうめく。何発に1発はマジでバチンッ!と音をたててお腹に拳がめり込むきついやつで、「あうッ!」とうめいた女の子は床に倒れ込んでしまう。その姿が何ともエロティックなのだ!
最初にハマッたのが、ボディーゾーンの『砂の果実』という作品で、とにかく女の子が地味で素朴に可愛らしいので惹かれた。このコの作品が、他に『砂の果実・涙』など数本あるので全部観て、うーむ、基本どれも同じではないか、といったん鑑賞をやめてしまったのだが、何日か経ってまた観てしまった。癖になってしまったんだよ!
こんな黒髪ロングのロリっぽい可愛い女の子が、腹を殴られる苦痛に快感を得るという変態寄りの性癖の持ち主なの? それとも何らかの理由での折檻? 借金とかの負い目があるとの裏設定? いや、苦しみながらも完全にオッサンを信頼して身を任せているではないか。そしてこのオヤジこそ、腹パンチ狂であろう。女性の腹を殴って興奮しているんだよね? そんな勃起してるようなそぶりはいっさい見せないが、嫌いじゃないに決まっているよね?
こんな、映画『ファイトクラブ』みたいな、会員制の地下のマニア倶楽部があったということか。『腹パンチ倶楽部』にハマッてしまい、家族や恋人に黙ってこっそり通って、スッキリして帰る娘がいるということか、おお!と想像は膨らみ興奮度マシマシ。見学したい?と誘われたら絶対観にいきたいでしょ?
未知の「フェチ」に触れた瞬間、ときめきと興奮をおぼえるフェチでもある当方(フェチのフェチ、フェチフェチとでも言いたい)。数々のアロマ企画などの作品にこうやってハマってきたのだが、腹パンチにも覚醒してしまった。
同じボディーゾーンの腹パンチ物で『砂の果実』の女の子に次いでハマッたのは、香織ちゃんという名前のコ。『ノーモーション腹パンチ』でグッときてしまい、『ノーモーション腹パンチ2 』もすぐに鑑賞。さらに、えっ3作も出ているの!?と気づき、『香織打ち倒す(ぶちのめす)』もたて続けに鑑賞。このコもまた、こんなAVに出るとは想像し難い素朴なカワイコちゃんで、昼間は会社の経理部に勤めていそうなタイプ。仕事が終わると上司や同僚が「香織ちゃん、どっかで飲んでく?」と誘われる社内の人気者なのだが、「いえ、私ちょっと」と口を濁す。「ちぇっ、彼氏とデートか」なんてみんなが言うが、実はこっそりと腹パンチ倶楽部に通っていたのですね! こう想像したらもう完璧センズリできますわ。こんななりして変態!?という要素だけで勃起モンですもん!
娘たちは「うっ」とうめいてお腹を押さえ、ひどい時には倒れ込んでしまう。かなりガチのパンチに映るので、大丈夫か!?とこっちは思うのだが、すぐに娘は起き上がる。オヤジは「よしよし」と、包容力すら見せ、さらにきついのを一発かますと見せかけて寸止めし、こんなフェイントに娘は苦笑いという光景もある。SMプレイ作品には、この「苦笑い」はない。いったい何なのでしょうこの世界は!?
とにかく、女の子が殴られ苦痛に歪むその表情に興奮しているお客さんがこの世に大勢いて、オヤジも娘もそれを知っていて、カメラの向こう側にいる彼らに向けてショーを見せてあげているのであった。
もし、可愛い女の子のお腹を好きに殴ってヨシ、しかもこれを受け入れてくれるコばかりが来るのですよ、みたいな特権を与えられたら、殴っていてやがて勃起しない男はいないであろう。どんどんのめり込み、征服欲を満たすべく射精しなければ終われないに決まっているよね(僕が観たここに挙げたボディーゾーン作品の中では射精はおろか性器露出もないですけどね)。
腹パンチ物に魅了されたのは、女の子のお腹が好きということも理由のひとつだ。腹筋の割れているお腹も、逆に筋肉がひとつもない薄っぺらいぷにぷにペラペラのお腹も、男にはない「女の子のお腹」という魅力的、官能的なアイテムなのだ。女の子と会って、脂肪のいっさいない腹筋を触らせてもらうのも、たるんでいる腹のお肉をつまませてもらうのも、どちらもときめくでしょ?
腹筋がバキバキにシックスパックに割れた娘に「思いきり殴っていいよ」なんて言われたら思い切り殴ってみたいし、ガリガリの娘の折れそうでヤワな豆腐みたいなお腹を前にしても、思い切り拳をめり込ませたら身体を「くの字」に折って昏倒するのだろうなぁ、と想像するとゾクゾクくる。もちろんそんなマジの非道なことはやりたいなどど思わないけど、想像して興奮してしまう自分と出会ってしまった。ボディーゾーン作品のこんなガチのえげつないプレイを見たせいで。
着衣の上からのパンチ、生のお腹を見せてのパンチ、その両方を披露。どちらもオツだよなあ。立ちポーズの娘に腹パンチ、椅子に座っている娘に腹パンチ、そしてベッドや床で仰向けになっている娘に腹パンチとバリエーションいろいろ。
女の子もいろいろ、お腹もいろいろ、そしてパンチし放題。彼女らも苦痛にうめくなか、もしかして殴られて濡れてる!? なんて思わせる表情も見せる。めくるめくワールドがあったのですよ!
文=沢木毅彦
『砂の果実』
『砂の果実・涙』
『ノーモーション腹パンチ』
『ノーモーション腹パンチ2』
『香織打ち倒す(ぶちのめす)』
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18.10.14更新 |
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