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淫靡に照り光る汗と吸い付くような肌......薄着の少女が、大人の俺を狂わせる――。ある夏に田舎に帰省した男が体験する、もぎたての果実を無造作に食らうインモラルな快楽。ああ、そうか。これはまさしく、私が中学生の頃からから慣れ親しんできた文庫版官能小説の表紙そのものじゃないですか。
よく見れば、メーカー名は"新世紀文藝社"とこれまた文学の香りたっぷり。
本の帯にあたる部分にも
「この少女たちに欲情をかき立てられる事は決して許されない。少女の柔肌に触れ交わり合う......それはシュナミティズムである!」
という文学的な一文が添えられています。
昭和の官能小説で性に目覚めた私なんかは、もうこれだけで胸と股間がキュンキュンしちゃいますね。
ちなみに「シュナミティズム」というのは、老人が裸の処女と添い寝することで若さを回復するという一種の回春術のことだそう。もしかしたらカラミなしで少女を愛でるだけのマニアックな内容なかと一瞬不安になったんですが、本編を見たらまったくそんなことはなくて一安心。昭和の匂いのする純朴な少女たちが、昭和の匂いのする農村や和室の畳の上で甘酸っぱい体臭を匂わせながらしっかり痴態を見せてくれております。
登場するのは4人の少女。特に説明はないけれど、パッケージの文章によると「田舎に帰省した中年男が農村で思春期を過ごす少女と淫靡なひとときを過ごす」というテーマ設定があるみたいですね。
少女と男はどんな関係性なのか、どういうきっかけで肉体関係を結ぶことになったのか。そういった細かいことは一切語られることなく、ただ2人の情事のひとときを切り取るようにして進んでいきます。
登場人物はセックスする男女だけだし、セリフもまったくといっていいほどない。ただ黙々と絡み合うだけのそっけないつくりなのに、見ているうちになぜか癖になってくるんですよ。
例えば夏の昼下がり。畳部屋でウトウトと昼寝をしている少女に男がちょっかいを出すシーン。
タンクトップにパンツのあられもない姿で寝ている少女。男が現われ、黙ってタンクトップをめくり甘い汗でじっとり湿ったおっぱいに舌を這わせる。抵抗するかと思いきや、目を覚ました少女もなんとなくまあるいお尻を突き出して男に身を任せる。男とはもう何度もこういうことをしてるらしく、あうんの呼吸です。
プリプリのお尻の間に顔を突っ込みペロペロとクンニすると、糸をひいた愛液がタラ~。大袈裟な隠語や喘ぎ声などなくても少女が悦んでいることは一目瞭然。
場面変わって、今度は山の中で農作業をする男女。日よけのついた帽子に軍手というザ・農作業スタイルで一見百姓夫婦のように見えるけど、よく見ると女のほうは若くピチピチしていてなんともアンバランス。
作業の手を止めた中年男は黙って少女に接吻し、軍手をはめた手で固くなった股間を触らせる。うつむきながらも少女は拒まず、青空の下で黙って男のチンポを咥える。小鳥のさえずりの中、2人は騎乗位で黙々とまぐわいます。
薄暗い押し入れの中に隠れてのフェラチオ。古めかしい風呂場でのオナニー。農具置き場で立ったままやるインスタントセックス――こういうのって、自分が昔経験したわけでもないのになぜかノスタルジーをかき立てられちゃう。
中でも個人的にグッときたのは、髪の長いクール系田舎娘が登場する一連のシーン。
彼女が茶の間で一人スイカを齧っていると、中年男がいきなりパンツを脱がせ電マでいたずらをし始めます。
普段はクールで仏頂面な女の子の今にも泣きだしそうなアヘ顔。小さなお尻を震わせながら喘ぎ声を押し殺す姿。セリフがないからこそ、このギャップのエロさが印象的に映るんですよね。
ずっと黙ったままなのに、最後のセックスシーンでは狂ったように腰を振るツンデレっぷりもたまりません。
あと本作の面白いのは、モザイクのような一風変わったつくり。
まず1人の女の子で1時間、次の子で1時間......というやり方じゃなく、エピソードも女の子もまったくのランダムに収録されている。しかもストーリーやセリフがないので、あらかじめ作られたドラマを見させられるんじゃなく、どこかの田舎で起こっているスケベな出来事を覗き見ているような気分になれるわけです。
こういう構成ってあまりないけど、なかなか新鮮でした。
しかし、こういう作品を見ると夏が終わったのがなんだか寂しくなってしまうなあ。夏、暑いから嫌いなんですけどね。
文=遠藤遊佐
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『禁忌 ~taboo~』(新世紀文藝社)
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