WEB SNIPER's special AV review.
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純真無垢な若者がいつしか美貌の未亡人を性奴隷にしてゆく「臍下淫楽」。不能の老作家と年の離れた若妻が倒錯した情欲に堕ちる「痴人の愛」。昭和の巷間で繰り広げられる、文学性の匂う官能絵巻2本立て!私は情報量が多くてサッと抜ける"AV派"なのですが(まあ、こうしてAVレビューを書いてるくらいですからね)、実を言うと官能小説も好き。時間をかけてジワジワ気分を高めていくのは想像力使う活字の世界だからこそ味わえる楽しみだし、なんといってもエロだけじゃない、+αの感情があるのがイイんですよね。
さて、本作は、そんな淫靡な香り漂う昭和の発禁(エロ)小説をモチーフにした一本。
スキモノの未亡人やら、純真な童貞くんやら、寝取られ趣味のあるインポの老作家やらが登場し、ねっとりとした(でもどこかあけすけな)エロスの世界を情感たっぷりに見せてくれます。
収録されている物語は2つ。
まず一本目の『臍下淫楽』は、就職のためある町にやってきた19歳の童貞・三郎が下宿先の美しい未亡人に筆おろしされる話。
こうやって簡単に書いてしまうといかにもAVらしい単純なストーリーに見えるけれど、古い田舎の木造家屋が醸しだす文学的な感じやディテールの細かさは、まさに小説って感じ。
三郎を下宿に紹介した男が「あの女将さんに任せとけば一人前にしてくれっから」と意味深なことを言ったり、未亡人が「私、亡くなった主人の髭を剃るのが好きだったの」と言って髪結いの女房的なフェロモンをまき散らしながら髭をあたってくれたり......。一見「ヌキ」には無関係に見えるものが、世界観を卑猥なものにしてくれるんですよね。
素晴らしいのは、熟れた未亡人を演じる浅井舞香の演技力。
美しくたおやかな見た目の裏に"息子くらいの年の童貞を喰っちゃう熟女"のスケベさが隠れていなくちゃならないんですが、これがもう完璧です。
「大人になるってのは、お酒の味がわかるようになることよ」なんてイイ女然としたことを言うくせに、結局は酔った下宿人にまたがり激しくハメまくってしまう貪欲さ。ルックスだけじゃない大人のエロスって言うんでしょうか。
「ベロを出して、私のおさねを舐めてぇ~」とか「カリの開き具合が発育するマツタケみたい」なんていう文学的なセリフもグッときます。
そして二本目は、インポの老作家が甥っ子に妻を抱かせる『痴人の愛』。
今流行りの"寝取られ"を昭和30年代風に描いたドラマなんですが、こちらもなんともいえない味わいがあるんですよね。
最初は「冗談やめてくださいよぅ」と言いながらも、やる気満々の甥っ子と布団を敷いた部屋に押し込められ、一線を越えてしまう妻(阪田奈美)。一本目の浅井舞香と並べるとやや見劣りはするものの、イヤヨイヤヨと言いながら久々の若いチンポにハマっていく阪田奈美は、貞淑妻萌えの人にはたまらないんじゃないでしょうか。
さて、肉棒パワーでどんどん艶っぽくなっていく妻を見た老作家は、今度は甥っ子の友達を呼んできて若い男たちと3Pするように仕向けます。
インポ男性の歪んだ性欲だろうと思いきや、なんと妻がハメられてる部屋の外では思いがけないもう一つの不倫ドラマが......。
うーん、こういうことって、古き良き昭和時代にはけっこう普通にあったんですかね。このへんの凝ったストーリー展開やどんでん返しは、やっぱりAVの枠を越えてると言わざるを得ません。
何はともあれ、文学とスケベが融合した完成度の高い一本。
ムンムン熟女と昭和初期のおおらかな性に興味がある方、是非どうぞ。
文=遠藤遊佐
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『昭和発禁小説の世界 臍下淫楽(へそしたいんらく)/痴人愛(ちじんのあい) (BIGMORKAL)』
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