WEB SNIPER's special AV review.
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韓国のカラオケを舞台に欲張りな双子の姉妹が繰り広げるセクシーなドタバタドラマ。日本のAVとはかなり趣の異なる、故に新鮮なところもあるK-PORNOの入門としてどうぞ!店を継ぐことになったのは、社長の腹違いの弟。
ソンイとジエは会ったこともない弟に取り入ろうと企むが、次期社長が来るはずの日、カラオケ店にやってきたのは2人の風変りな男性客だった。どっちの客が次期社長なのか、それともどちらも違うのか。「一族の男は皆お尻に痣がある」という社長の言葉を頼りに、2人は男と関係を結ぶのだが――。
いやあ、韓国のAVって初めて観ましたよ!
中国や台湾で日本のAV女優が大人気だっていうのはよく聞くけれど(台湾に行ったとき、駅の構内に波多野結衣の主演映画の特大広告が出ててめっちゃ驚いた)、お隣さんである韓国のAV事情がどうなっているかはこれまで知らなかった私。
なんとなく「韓流ドラマやK-POPのような文化を持ってるくらいだからエロにおいても独自の市場が開けているんだろうなあ......」なんて思ってたんですが、ちょっと調べてみたら韓国には日本のようなAV文化はないんだそうです。それどころかポルノに関しては規制が厳しく、AVは違法(姦通罪扱い!)になってしまうんだとか。
なので、本作も抜くためのアダルトビデオというよりはエロドラマとかロマンポルノといった趣。濡れ場はあるけど、上手に局部を隠しているからモザイクはいらないといったレベルのエロ度になっています。しかし一癖あるストーリーと作品全体に漂う韓国の香りは「抜くためのAV」を見慣れた目に新鮮で、つい見入ってしまうんですよね。
プレイは激しく設定はわかりやすい日本のAVと比べるとちょっと難解だったりもするんですが、そこがまたジワジワくるんですよ。
まず特筆すべきは、ソンイとジエという主人公。
この2人、一応双子の姉妹という設定なんですが、二卵性なんでしょうね。ルックスも性格もまったく正反対なのが面白い。
姉のソンイはワンレン黒髪のセクシー巨乳で解放的、そしてちょっとバブリーな見た目。対する妹・ジエは髪を金色に染めたスレンダー娘で、素っ気なく振舞ってはいるけど、セクシーな姉にちょっとライバル心を持っているという塩梅です。
社長を狙っていて実際に肉体関係もあったため、彼の死にへこむソンイ。でも実はジエも社長のことを憎からず思っていて、シャワールームで思い出しオナニーしたり、下着姿でロデオマシーンに跨ってアヘアヘ悶えたり。若干無理はあるものの、健気と言えば言えなくもない、そんな濡れ場を披露してくれます。
しかし、悲しみにくれたのはほんの一瞬。社長の腹違いの弟が次期社長になると聞いた姉妹の興味は一気にそちらのほうへ。
やってきた2人の客のどちらかが次期社長とあたりをつけ、1人ずつエロ接客をしていきます。
このくだり、日本の感覚だとちょっとわかりづらいんですが、韓国のカラオケってホステスがいる店もあるらしいんですね。たぶん、客が店の女の子と個室に入って一緒に歌ったり、あわよくばちょっとエッチなサービスくらいはするんでしょう。
やってきた2人の客も、1人はヤンエグ風のマッチョ男子、1人は「お金がないけど30分だけ歌わせてくれ」とか言ってるジャージ姿のダメ男と正反対。ソンイはヤンエグマッチョ、ジエはジャージ男と個室に入り、どちらのお尻に痣があるか確かめるべくエッチなサービスをしちゃうというわけ。
まあ、冒頭でも書いたようにカラミはモザイクもいらないくらいのソフトさなんですが、実はかくれスケベな妹・ジエが寝落ちしている間にイタズラされてその気になってく様子はじんわりエロいし、1回戦目が終わったあと今度は相手をチェンジしてもう1回ハメる展開もなかなか。
女性陣も男性陣も正反対のキャラなので、相手がスイッチするとカラミのムードもがらっと変わるんですよね。
ちなみに私がグッときたのは、ヤンエグマッチョ×金髪妹の組み合わせ。奔放なお姉ちゃんを苦々しく思ってたはずの妹がどんどん貪欲になってく姿が愛らしくて、ニヤニヤしてしまいました。
美人双子姉妹が働くちょっとエッチなあやしいカラオケ店の物語。
女たちの生命力、おおらかなユルさ、若干エロ度の足りないカラミ、どれも少し前の日本みたいでなんだか懐かしい気持ちになりました。
どっちの客のお尻に痣があったのか(それとも両方とも痣はなかったのか)は、実際に本編を観て確認してみてくださいませ。
文=遠藤遊佐
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『あやしいカラオケ』 (韓流ch)
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19.11.20更新 |
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