WEB SNIPER's special AV review.
WEB
スナイパーAVレビュー!
製薬会社の販売員である碧は保険会社の卯水から強引に唇を奪われる。一方、主婦の尾上は過去に遭ったペニバン強姦の悪夢にうなされていた。尾上の話から「胸に入れ墨の入った女」というレイプ犯の手掛かりを見出した碧は、卯水の胸に刺青が入っていたことを思い出し......。ヒロイン・碧しのチャンはサンシャイン製薬の販売員。起業や家庭に薬を提供、定期的に補填する。つまり富山の置き薬ですな。ただし現代的なのは、お客様のご要望があれは心のケアやカウンセリングも引き受けるという点。実はコレが、後々ストーリーの重要な伏線となる。そんな碧しのが訪れるのはお得意様の有名保険会社支店。現れるのは支店長も兼任するやり手のキャリアウーマン、卯水咲流。コレが黒のパンツスーツにセミロングの髪を巻いた色っぽい超美形。80年代の武田久美子を思わせる、身震いするようなクールビューティだ。それもそのはず、不覚にも初見だったが、卯水咲流は元「クラリオンガール」のグラビアモデル。所属はなんと上戸彩もいる「オスカープロモーション」だったという。AVは2013年にMUTEKIからデビュー、つまり元芸能人だ。
そんな超美人の咲流支店長、いつものように営業にやって来た碧しのを「お話があるの」と会議室に招き入れ、「実は私、アナタのことすっごい好みなんだよね」と迫る。真面目なセールスレディ・しのは「や、やめてください」とあらがうが、咲流は「何ンで?」と悪魔のように笑う。「アナタ、ビアンでしょ」とひと言。イヤー、カッコイイ。咲流は、実はしのが支店に来るたび、男の社員には眼もくれず、女子社員を食事に誘っているのを知っていたのだ。抱きしめ、「可愛い、食べたくなっちゃう」とキス。「貴女の契約、全部破棄してもいいのよ」と脅す。そして「「ああ、興奮しちゃう」とブラウスを脱ぐと、ハーフカップのブラから覗く乳房の上には何ともセクシーな蠍座と天秤座の星座タトゥーが。咲流の言うように碧はレズのようだが、それ以上に真面目な性格らしく、「同意もナシにこんなことするの犯罪ですよ」と彼女を突き飛ばし出て行く。「ふん、つまんない女」と咲流は呟く。
場面変わって第三の女、人妻の尾上若葉は悪夢にうなされていた。彼女は高校生の頃、マスクをした謎の女に襲われ、裁ちバサミで脅されたたうえ、ペニバンで犯された過去があった。しかしそれは恐ろしいトラウマであると同時に、彼女の性癖に刻み込まれた甘美な刻印でもあったのだ。ゆえにそのたびにローターオナニーに耽ってしまう。そこに訪ねてくるのがセールスレディの碧。若葉は彼女の顧客だったのだ。暗い表情から問いただしてみると、レイプの傷を告白。しかも「何か相手のことで覚えていることは?」という問いに、「顔はマスクで隠れてたんですが、胸に蠍と天秤みたいな刺青が」という展開だ。ココで冒頭のカウンセリングの伏線が効いて来る。碧は若葉に「尾上様はPTSDです。過去と向かい合ってトラウマを克服しましょう」と提案する。
ココまでが物語の半分。後半は碧が咲流に「保険に入りたい新規のお客様がいるので」と若葉を紹介。若葉のマンションで契約に至るところで、飲み物に麻酔薬を盛るのである。朦朧として抵抗出来なくなる咲流。さあ、いよいよ女のズルさと計算高さが爆発する。碧しのはPTSDだのトラウマの克服だと言いながら、実は気位の高い美女・咲流をムチャクチャに犯してやりたかったのだ。「オ××コばっくり開いて、イヤらしい。あらあら、エッチなオツユが出できたじゃないの」と変態的に攻めまくる。最終的には若葉のPTSDの治療のため、「身体を提供致します」という契約書を咲流に書かせ、拇印を押させてしまう。
この契約書によって、大人しそうな若妻の若葉はレズのタチ役に変身。毎晩のように咲流を抱く。半面タチだった咲流は、ネコ(受け役)の歓びに目覚めたかと思われたが、コイツはさらに一枚上手をいくズルくて計算高い女。若葉とのレズプレイを楽しみつつも、「ねえ、本当は私より、犯したい人がいるんじゃない?」とそそのかす。「アナタ、碧さんを抱きたいんでしょう。その練習台に私を使ってるんじゃないの」と図星を突くのだ。すると若葉もあろうことか、「えっ、碧さん、落とせるの?」と眼を輝かせる始末。さあ、咲流の逆襲が始まる。ココから先はネタバレになるので書かないが、最後はまさにレズ女3人のイヤらしさが炸裂、まさにタイトル通りのぺニバンシンドロームとなることだけを付記しておきましょう。
文=東良美季
『女監督ハルナの トリプルレズ ぺニバンシンドローム file.02』(レズれ!)
関連記事
特選AVレビュー『お嬢様とメイドの激情レズ ~復讐が生んだ因縁の果実~』(レズれ!)
18.05.04更新 |
WEBスナイパー
>
AV情報
|
|