WEB SNIPER's special AV review.
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スナイパーAVレビュー!
男に傷つけられた2人のギャルが友情と愛情を模索する、純愛レズドラマ。
白ギャル・しずくと黒ギャル・つばさは、互いの友情が愛に変化しつつあることに気づく。
そして「もう男なんてどうでもいい!」とカラダを求め合うようになり――。"気持ちありき"で展開される切実なカラミは観る人によっていろいろな感想を呼び起こしそう。特典映像まで目が離せない1本。クラブの店員になった黒ギャル・つばさは強欲で自己中な彼氏に振り回され、真面目ないじめられっ子だったしずくは卒業後キャバ嬢になり、枕営業を重ねて男性不信に陥っていた。
「もう男なんてどうでもいい!」と思っていた2人は、しずくからのSOSの電話で3年ぶりに再会し結ばれる――。
学生時代の親友が恋人同士に変わった......というBLなんかでよくありそうなレズドラマ。先日書いたレズのカテゴリで言うと"友情からの純愛レズ"ってところでしょうか。
男が出てきたり3Pに発展しちゃったりしない、しかも道具は不使用。可愛いギャル2人がまず気持ちありきで愛し合うという一番美しいパターンであります。宮下つばさと伊織しずくの演技も悪くない。
ただ個人的な好みを言わせてもらうと、私にはこのストーリー展開はちょっと微妙でした。
というのもですね、男関係で痛い目をみたギャル2人が「もう男なんてどうでもいい!」と女に走る......という流れが、どうにも共感できなかったんですよね。
いや、もちろんそういう女の子はいるでしょうし、そんな短絡的思考こそがギャルの醍醐味と言ってしまえばそうなんですけど、元々ノンケで男とがんがんセックスしてたような子がそう簡単にレズに走ってしまえるもの? カーッとなって友達のマンコを舐める前に「ソープに行け」とか言わない真面目な男のチンポをしゃぶればいいんじゃないの? なーんて思ってしまうわけです。
つか、そんなんで「ずっと一緒にいよう」とか言ってもキミら絶対すぐ別れるだろ! これからずっとチンポなしで生きてくなんて本当にできんのか。人生は......人生は長いんだぞ!!(←ああ、ババアめんどくせえ......)
でも、本作がダメかというと決してそういうわけじゃなく、むしろドラマの設定としてはすごくよくできてるんですよね。
特に、片方は活発な黒ギャルで片方はいじめられっ子経験アリの真面目な白ギャルっていうのはキャラが立ってるし、カラミのビジュアルも白黒でキレイ。
元いじめられっ子だったしずくの、
「私、卒業してからずっと居場所がなかった。誰かに必要とされたくてキャバ嬢になったのに(いや、それはどうかと思うが......)、みんなが欲しいのは私のカラダだけ。もう疲れたよ」
なんて告白もグッとくる。
うーん、だからこそ惜しいんだよなあ。
本編は90分と最近のAVにしては短め。まず冒頭のドラマ部分から2人が再会してセックスに至るまでが20分足らず。その後ドラマ流れでの初カラミがあるんですが、男に愛想を尽かすに至った流れとか学生時代の2人の親密さとかをもっと突っ込んで描いてからカラミにもっていっても良かったんじゃないでしょうか。
AVだからセックスシーンをしっかり盛り込んで欲しいのはもちろんだけど、こういう気持ちありきのレズはドラマ部分がエロさのキモになったりもするもんですしね。
逆に好印象だったのは、特典映像の「しずく&つばさの設定なしガチンコレズ」。
ガウン姿の2人が撮影後にもう一回戦レズるというコーナーなんですが、「じゃあそろそろヤッちゃいますか!」なんつって仕切る姐御肌の宮下つばさと、照れながらも全力でぶつかろうとする伊織しずくの素の姿が◎。
レズもドラマもこの作品が初めて。何度もイッた後、つばさ姐さんに「緊張してたのに頑張ったねー。気持ち良かったよ」と言われてつい泣きだしてしまうしずくちゃんを観て、これぞ極上の友情レズだと思いました。
文=遠藤遊佐
『Lovers Again ~友情が愛情になった日~(レズれ!)』
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13.10.27更新 |
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